「マーブルレース(Marble Race)」は2018年12月1日にゲーム配信サイト「STEAM」にてダウンロードサービスが始まった。開発・販売ともに「Elastic Sea」が行っている。ボールを操作して、障害物やモンスターで満たされたカラフルなコース上を駆け抜け、最高タイムを競うレーシングゲームだ。
各コースは統一された色調でコースが見えづらくなることが少ない。突然、目の前に様々な障害物が出てくるマーブルレースでは、非常に助かる色使いだ。おまけに色彩的に目にも優しく、ゲームに疲れにくくなっている。癒やし系の何かを感じさせてくれるだろう。
レースの他にも、誰もが簡単に遊べて夢中になれるミニゲームもいくつか入っているので、マリオカートのような手軽にわいわい遊べるレースゲームを求めている人にオススメだ。
子どもから大人にまで愛されるゲーム!
ゲームタイトルにもなっているマーブルレースは、綺麗なマーブル柄になったボールを一斉に転がし、ゴールを目指させる子どもが大好きな遊びだ。おもちゃにもたくさんの種類があり、子どもの頃に遊んだ人は多いだろう。
マーブル柄のボールが別の形状になったり、版権のあるキャラクターになったりと、形は違えど、様々な種類のものがたくさんある。時代を問わずみんなに愛され続けてきた。自分では持っていなかったとしても、おもちゃ屋さんなどで似たようなものを見たはずだ。
そのマーブルレースをこのゲームでは忠実に再現しており、コースアウトしそうなコースから、落下して次へと繋がっていくピタゴラスイッチのようなコースまで色々と存在している。
道幅が極端に狭く、かなり危険なコースを走っているように思われるだろうが、マーブルレースの本質通り、コースアウトはまずしないようなシステムになっているので安心して欲しい。壁に当たりながらマーブルが進んで行くのだ。
コースの先には急な障害物が現れてボールの進行を妨げてくるが、そこをのんびりと避けていくボール達にはなんだか懐かしい笑みがこぼれてしまうだろう。手に汗握りながら、ボールがどこへ転がっていくのかを楽しんで眺めて欲しい。童心に戻れる素晴らしいゲームだ。
マルチプレイにもしっかりと対応!
シングルプレイで気の向くまま、1人でマーブルレースを堪能するのも面白いだろうが、同じ趣味をもつプレイヤーと一緒に遊べば、マーブルレースはより楽しいものになるだろう。
マーブルレースには、最大4人まで同時に遊ぶことが出来るマルチプレイが用意されている。レースをして誰が一番早いか競争するのもあるが、協力してゴールを目指す協力プレイも選べるようになっているのだ。
競い合うと白熱しすぎてケンカになることがあるが、協力プレイでは楽しく遊べるので、ゲームでケンカをしたくない人には協力プレイをオススメする。
オンラインによるマルチプレイの他に、ローカルでのマルチプレイも可能なので、特定の相手とだけ遊ぶようにすれば、手頃なコミュニケーションツールとしても役立つはずだ。
おまけにマーブルレースは複雑な操作は求められはしないが、コントローラーを使いたい人もいるだろう。マーブルレースでは使用しようと思えばコントローラーにも対応しているので、慣れてないユーザーにも安心して薦めるコトができる。
レースをするだけではなく、押し相撲のようにボールをぶつけ合って外にはじき出したり、破壊して遊ぶモードもある。
こちらは短い時間で熱いバトルが楽しめるようになっているのだ。シンプルなルールで構成されているだけあって、勝っても負けても笑いながらゲームが出来るに違いない。
幅広い遊び方に対応できるのもマーブルレースの魅力。手頃に遊べるゲームを探しているなら、マーブルレースはかなり高い満足度を与えてくれるはずだ。
こだわったミュージックを提供してくれる!
ゲーム中の音楽にもかなりのこだわりを持っており、トレーラーミュージックには、Newgroundsのwaterflameによる「ジャンパー」を使用している。またテーマ音楽には Newgroundsのk- poneによる「Be Free」が使われている。
その他のミュージックも、ゲームにあった可愛いらしい音楽が使われているので、ゲームをしながら癒やされることも多い。マーブルレースにぴったりの音楽だ。
場面によってはかっこいい音楽やスカッとするミュージックも使われているので、ゲームをより盛り上げてくれるのに役立っている。どんな音楽があるのかはぜひその耳で聞いて欲しい。マーブルレースは音にも大きなこだわりを持っているゲームだと実感できるだろう。
自在にコースを生み出せるエディッター!
マーブルレースではエディッター機能を使って、コースを自由に生み出すことが出来るようになっている。パーツも様々な物が揃っており、それをコース上に配置していく形で簡単に作成ができるのだ。
実際にゲームでも使われた機能も使っているので、かなり本格的なエディッターになっていると思って問題ない。2Dと3Dを切り替えることで、パーツの場所と高さの調節も容易になっている。
▲構成次第ではこのような複雑なコースも生み出すことが出来るので、本格的なコースを作りたい人でも満足できる作品が仕上がるはずだ。
うまく組み合わせることで、ボールが落下したり、どこかにぶつかることで、次のギミックを動かすなどのスイッチも作れるので、アイディア次第ではそれこそ某番組でやっているピタゴラスイッチにも負けないような、素晴らしくトリッキーなコースが生み出せるだろう。
コースの隙間を縫ってボールが進んで行く姿や、細い道を突き進むボールには思わず手に汗を握ってしまう。頑張れと思わず応援してしまうのだ。
自分でエディット出来るコースはとてつもなく面白く感じるので、ゲームに慣れてきたら一度は自分でマップを組み立ててみよう。マーブルレースを違った目線で楽しめるようになるはずだ。
現状、早期アクセスによるテストプレイバージョン!
マーブルレースは現在、早期アクセスの未完成バージョンになっている。未完成で発売するなど日本ではあまり見かけないかもしれないが、海外だと制作費用の削減のためによく使われている手法だ。
とはいえ、早期アクセスで販売されていても未完成とは限らず、すでに完成レベルに到達している場合も多い。それでも早期アクセスで販売するのはワケがあるのだ。
ゲームは完成したと思っても、どこかにエラーやバグが残っていたりして、それらを取り除くには、かなり大がかりな人員が必要となってしまう。どのような条件でバグが発生するかなどの細かい確認が必要になるのだ。
早期アクセスでは実際に購入者であるプレイヤーがテストプレイヤーの代わりにゲームをして問題が発生したら運営に連絡をすることで、テストプレイヤーを雇う費用をまかなっている。
なので、ゲームの価格は低くなり、ユーザーは安く手に入れることが出来るのだ。まさにWINWINの関係だろう。
フルバージョンになった際には、今のゲーム価格は2倍になると運営が明言しているので、手に入れようと思っているのであれば、早めに購入しておいた方がいいだろう。あとで同じゲームを2倍の値段で買うと思ったらショックは大きい。
みんなでわいわい遊べるゲームを探しているなら、マーブルレースはかなりオススメの作品だ。子どもに戻ったように楽しく遊べるゲームになっているぞ!
マーブルレース(Marble Race)スペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i3-6100 | Intel Core i5-8400 |
メモリー | 4GB | 8GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 650 | NVIDIA GeForce GTX 1060 |
VRAM | 1GB | 3GB |
HDD空き容量 | 10GB | 20GB |
DirectX | Version 11 | Version 12 |
備考 | インターネット接続が必要 |
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