自分なりの牧場を思いのままに作り、利益をあげていく世界最大のファームシミュレーションだ!
ファーム・トゥギャザー(Farm Together)は2018年10月12日にゲーム配信サイト「STEAM」にてダウンロードサービスが始まった。
開発・販売ともにスペイン北部にあるオヴィエドを拠点にした独立開発スタジオ「Milkstone Studios」が行っている。
小さな畑から始まり、作物を育って出荷し、利益を上げて、より大きな農場を目指していく牧場経営と農作業がメインとなったシミュレーションゲームだ。
樹木を植えたり、農作物を育てたり、家畜の世話をするだけじゃない。プレイヤーは牧場主として、建築物や装飾品を購入して、ファームを自分なりにカスタマイズしていける。
育成シミュレーションが好きな人だけじゃなく、のんびりと農業を営みたい人にもオススメのタイトルだ。
目的はフォームを大きく成長させること!
ファーム・トゥギャザーは牧場を大きくすることが目的となるので、『牧場物語』や『Stardew Valley』といった作品の類似だと連想する人もいるかも知れない。
しかし、このファーム・トゥギャザーは『Farming Simulator』シリーズに近いシステムとなっている。
プレイヤーは自分の分身となるアバターを作り、自身の牧場を運営しながら、より大きな拡大させていく。
牧場の運営がメインとなっているので、街の住民と話したり、近くの場所に出かけて行ってアイテムを得るようなことはない。
すべて牧場で起こるイベントがベースになっているのだ。
最初は小さな畑からのスタートになるので、作れる作物は少ない。
作物を販売してファームの稼ぎをあげるシステムである以上、少量しか作れないと出来るコトが限られてしまう。
農耕と種植え、水やりや収穫のサイクルを回していると、ゲームの幅はだんだんと広がっていく。
少しずつお金に余裕が出来てくるのだ。
お金が増えてきたら、畑を増強することでさらに収入が増えていき、経営はますます安定していくだろう。
作物を作り、経験値をため、自分のレベルが上がると新しいアイテムも購入できるようになるのだ。
トラクターなどの機械を用いることで農作業の効率がグーンとアップする。
労力を減らし、稼ぎを何倍にも出来るのは、会社シミュレーションに近い感覚だ。
牧場には畑だけじゃなく、木なども植えることが出来るので、実際に牧場を営んでいるような感覚になれる。
実に素晴らしいシステムだ。
ファームはログアウト中も進行していく!
通常の経営シミュレーションゲームだと、プレイヤーがゲームをやめたらそこで時間の進行もストップする。
どんな状況であったとしても、続きからスタートできるのでやめるタイミングを考える必要はない。
しかし、ファーム・トゥギャザーでは、プレイヤーはあくまでも世界を覗きに来ているというポジションであるため、ゲームをやめても、時間は過ぎ去っていくのだ。
つまり、危機的なところで数日ゲームを放置してしまうと、牧場がとんでもないことになってしまう。
非常にシビアなシステムではあるが、のんびりと自分のペースだけでは作物は育てられないという現実的な視野が組み込まれている。
食物を育てるためには定期的に水をやらなければならない。
手を抜けば、作物が枯れてしまうのは、現実では当たり前のコトなのだ。
最近のスマホアプリなんかだと時間でスタミナが回復したりして、ゲームに時間を大きく取られてしまうケースがあるが、このファーム・トゥギャザーでは、時間の進行はそれほど早くはない。
リアルがつぶれてしまうほど、頻繁なログインが必要になることは少ないので安心して欲しい。
ファームの運営は友だちと一緒にもできる。
ファーム・トゥギャザーでは牧場を経営するゲームであるため、主にシングルプレイがベースとなっている。
しかし、1人で経営するとなると、テスト期間中とか、仕事が忙しいときなど、ゲームにアクセス出来ないこともあるだろう。
リアルタイムで牧場の時間が流れているため、数日の放置が致命的になりかねない。
時間の経過と共に牧場が少しずつダメになっていくため、出来れば自分がゲームをやっていないときでも管理してくれる人がいると助かるはずだ。
このファーム・トゥギャザーではマルチプレイによる経営が可能となっており、自分が権限を与えた人間に牧場の経営を任せることが出来る。
もちろん、権限は自分で選択できるので、余計なコトをされてしまう心配もない。
作物のちょっとした手入れなどを他のプレイヤーに任せておけば、自分が数日ゲームが出来なくても、ファームが壊滅的な状況になっていることは少ないだろう。
もちろん、逆に自分が他人のファームに行って、代わりにファームの管理を手伝うことだって出来る。
自分では思いつかないような素敵なファームを見ることでプレイに対する意識もかなり変わるはずだ。
何をすればいいのかわからなくなったときには、他人の農場に遊びに行くことをオススメする。
きっと新しい発見があるに違いない。
牧場は完全シャットダウンから、限定の公開まで自由に選ぶことが可能になっている。
他人との関わりをどの程度にするのかを設定で選べるのは非常に嬉しい。
シングルプレイにもマルチプレイにもしっかりと対応している。
カスタマイズの幅が広いアバターも魅力!
ファーム・トゥギャザーではかなり自由度の高いカスタマイズ機能が与えられており、柵や道といった見栄えのアイテムはもちろんのこと、建築物に装飾品など、ファームを彩るアイテムの種類はとても豊富に揃っている。
ガーデニングの飾りつけがうまくいった場合には、自分の牧場を他のプレイヤーに披露してみるのも面白い。
ファームのアレンジだけではなく、自分の分身となるアバターの見栄えを変えるアイテムもかなりの量が用意されているところも注目だ。
田を耕し、種を撒き、水をやり、収穫するといった忙しい作業を一緒にこなす自分なりのアバターを生み出して欲しい。
うまく組みあわせることで、自分そっくりなアバターを作り出すことも出来るはずだ。
ずば抜けた面白さと完成度を提供してくれるゲーム!
ファーム・トゥギャザーはアバターの自由度、マルチプレイなどかなりシステムが凝っている。
おまけに対応言語だって、英語、ロシア語、スペイン語、イタリア語、そして、日本語にも対応しており完璧だ。
言葉がわからないなどのトラブルもほとんどないだろう。
時間の経過と共に季節が過ぎていくのも実に見事なシステムだ。
最初は自分でプレイすることが多く、非常に大変な気がするが、レベルが上がっていくと運営を楽にしてくれる機械がどんどん増えていく。
つまり、一つの作業をやるのにかかる時間が大きく短縮できるのだ。
17分ごとにゲーム内は季節が変わっていく。手作業だけではその間に全てをコトをやりきるのは難しいだろう。
農場を拡大していく上で、新しい機材などのシステムも導入も非常に重要になっている。
自分を高めて、機材を揃え、牧場を大きく発展させていく。
出来るコトがだんだんと増えていき、日々ゲームが楽しくなっていくだろう。
育成系のシミュレーションが好きな人は絶対にハマる素晴らしいシステムになっている。
末永くゲームを楽しみたい人にオススメのゲームだ。1人でも友人とでも確実に楽しめるファーム・トゥギャザーをぜひ、遊んでみて欲しい。
ファーム・トゥギャザースペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 7(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core 2 Duo E8400 | Intel Core i5 |
メモリー | 4 GB | 8 GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce 9600 GT | NVIDIA GeForce GTX 650 |
VRAM | 1 GB | 2 GB |
HDD空き容量 | 2 GB | 2 GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 11 |
備考 | インターネット接続が必要快適なオンラインプレイのための高速インターネット接続が推奨 |
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