エクシミウス:スィーズ・ザ・フロントライン(Eximius: Seize the Frontline)は2018年9月28日にゲーム配信サイト「STEAM」にてダウンロードサービスが始まった。
開発は「Ammobox Studios」が行っており、パブリッシャーは「TheGameWall Studios」になっている。
分隊ベースの小戦闘に焦点を当てた戦略的アクションシューターだ。
Eximiusは戦術的なファーストパーソンシューター(FPS)の操作性と、リアルタイムシミュレーション(RTS)の高水準の戦略的な意思決定を要求される。
目の前の敵と撃ち合うだけではなく、戦場全体を見て決断をしなければならない。
良い意味で忙しくて時間を忘れて楽しめる。
まったりとしたほのぼのとした環境よりも、常に動きがあり、状況の変化を好む人にオススメのゲームだ。
二つのゲーム性を見事に融和させた!
EximiusはFPSとRTSの良いところを掛け合わせて作られたゲームと言っても過言ではない。
FPSのパートとRTSパートでは、やるコトが大きく異なっているので、簡単に二つのパートを紹介しよう。
FPSパート
プレイヤーは歩兵部隊を戦闘に導き、あなた自身の手で有効な手段を用いて、迅速かつ確実に敵対勢力を無効化しなければならない。
戦闘に勝つことでチームはリソースを獲得し、武器をアップグレードし、適切で強力な武器が装備出来るようになっていく。
FPSが好きなプレイヤーでも満足できる操作性になっており、引き金を引いて敵を倒していく爽快感はきちんと抑えてある。
RTSパート
基地を建設したり、軍隊を訓練したり、地上の同盟国が領土を得るのを助ける支援などを行ったりとやることが非常に多い。
おまけにリアルタイムに進行していくためにのんびり考えている暇もなかったりする。
すばやく状況を把握し、最善の策を講じていこう。
シミュレーションゲームのような感覚で、施設等をアップデートしていき、次の戦場を有利に運ぶための手助けが行える。
ここでミスってしまうと、次の戦場が地獄図になるのは避けられない。
上の役人のミスで、現場の人間が次々に死んでいく様をリアルに実感できる貴重なゲームだ。
EximiusではFPSとRTSの要素を完全に融合させており、どちらのパートも手を抜けない。
戦況を優位に進めるためにも、現場をうまく仕切るためにも、自分の力を最大限発揮しよう。
Eximiusは多人数参加型のゲームを提供してくれる
Eximiusでは、最大で10人まで参加できる、5対5のチーム戦が行えるようになっている。
各プレイヤーは状況に合わせて、さまざまな役割が用意されており、強気に突っ込むだけではなく、頭脳を使った駆け引きも必要だ。
相手の巧妙な罠に翻弄されて、間違った位置に進んでしまうと、待ち伏せに遭い、圧倒的な数の暴力に晒されてしまう場合もあるだろう。
逆にせっかく待ち伏せを用意したのに、相手のスナイパーにより将校を暗殺されてしまうなど、状況が一変することも多々ある。思いがけないトラブルはFPSシューティングの醍醐味だ。
ゲームの目的は相手のベースを完全に破壊することで、一騎当千の働きで前に出て、破壊するのも良いし、周りのメンバーをサポートして回るのも良いだろう。
相手のチームを掻き回す役も楽しいはずだ。
陣地であるベースを破壊されたらそこでゲーム終了となるので、気をつけよう。
時間切れになったら、勝利ポイントを比較した判定勝ちも用意されている。
強引に攻め込みベースを破壊するか、堅実にポイントを稼ぎ、確実な勝利を優先するかは作戦次第で変わっていくだろう。
多人数が参加できるがシングルでのプレイも可能だ。足りない部分はNPCが補ってくれる。
人間相手にマルチプレイでも遊べるし、1人でじっくりとシングルプレイも楽しめる。
一度で何粒も楽しめるのがEximiusの最大の魅力だ。
二面性を備える2つの組織
EximiusではAxeron CorporationとGlobal Security Forceの2つの組織が用意されている。
それぞれ違った思想を持っているので、それを紹介しよう。
Axeron Corporation(AXR)
AXRは、世界のニーズからセキュリティー・コントラクターになった民間の研究機関だ。
科学の最前線に位置している多くの人は、このAXRが豊かなグローバルな平和をもたらしうる重要な技術を持っていると信じている。
そのため、AXRへの資金提供を行う国々もたくさんあり、拡大する突然変異脅威の解決策にAXRがなると確信している疑わない状況だ。
しかし、限られた人員構成されたAxeron工業団地は、彼らの労働力のために高度な無人機を生産している。
それは主に軍用として作られているのだが、非軍用にも使用されており、非常に難解な組織構成になっているのだ。
Global Security Force(GSF)
GSFは最初の大きな戦争の後に設立された平和維持組織。
GSFの基盤は壁の確保、人間の生存者の回復、文明世界の再建の原則に基づいて構築されている。
しかし、彼らは世界最大の軍隊を指揮し、無制限の予算を扱う。
GSFへ資金提供をした国々は、広大な軍隊が世界平和になる存在だと信じて疑わない。
AXRとGSFのどちらにも素晴らしい技術があるが、裏では何を行っているのか不明な点も多い。
そんな2つの組織があれば、どうなるのかは火を見るより明らかだろう。
どちらの派閥を選ぶのかはあなた次第だ。
FPSとRTSはシームレスに移行される
FPSパートでは、プレイヤーは指揮官として、ゲームに参加するのだが、ベースとコマンドユニットを構築するために、トップダウンでRTSインターフェイスに切り替える余分な作業が必要となる。
目の前で戦闘を行いながら、横で別のゲームをするのはかなり難しい。RTSのようなリアルタイムで進行するゲームであればなおさらだ。
どうしても戦略的に現場の指示が厳しくなったら、無理に戦場に出る必要はない。
AI歩兵を訓練しておけば、プレイヤーの代わりに割り当てることも可能になっていく。
戦場をAI歩兵に任せられるようになっていけば、歩兵ユニットと車両の訓練、拠点の建設、空襲や支援能力の発動によって戦闘活動を支援できる。
積極的に最前線で戦闘に参加するのは指揮官としては見事だが、死んでしまっては意味がない。
常に安全性を保ちながら、ベースの開発を行うことも期待されているのだ。
FPSとRTSの切り替えはスムーズに行われるので、自分が求められているパートを手助け出来るように常に意識しておこう。
どちらに重きを置くかで、ゲーム性がまったく変わっていく。
この他にも武器や施設のアップグレードやチームアビリティなど、RPG的な成長要素もしっかりとk完備してある。
遊べる要素は相当多いのに、早期アクセスの体験版扱いだから、驚きを隠せない。
ダウンロードコンテンツも用意されており、フルバージョンになるまでのゲーム発展が非常に楽しみだ。
戦略的な要素も強く、ただのFPSシューティングゲームでは終わらない素晴らしい出来になっている。
本格的な戦闘気分を味わいたい人にオススメのゲームだ。
エクシミウス:スィーズ・ザ・フロントラインスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-2400 または AMD FX-6300 | Intel Core i7-4770 または AMD Ryzen 5 1600 |
メモリー | 8GB RAM | 16GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 760 または AMD Radeon HD 7950 | NVIDIA GeForce GTX 1070 または AMD Radeon RX 580 |
VRAM | 2GB VRAM | 4GB VRAM |
HDD空き容量 | 30GB以上の空き容量 | 30GB以上の空き容量 |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 11 |
備考 | インターネット接続が必要 |
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