スリーピング・ドーンVR(Sleeping Dawn VR)は2018年9月28日にゲーム配信サイト「STEAM」にてダウンロードサービスが始まった。
開発・販売ともに「Effimera Studio」が行っている。
バーチャル・リアリティ(VR)の没入感にマルチプレイ要素を取り入れたホラー要素満載の生存ゲームだ。
世界を恐怖の渦に落としたあのスリーピング・ドーンがついにVRで登場した。
ゲーム開始直後から迷路の中での探索を余儀なくされる名作だ。
謎解きが中心におかれて、迷路からの脱出が目的となっている。
シングルプレイとマルチプレイが用意されており、プレイするたびに謎がその姿を変えるようになっている。
何度でも遊べるように毎回、迷路や仕掛けが書き換わるようになっているのだ。
遊園地などのアトラクションで、つい迷路を選んでしまうような探検好きには、オススメのゲームになっている!
ゲーム開始直後からホラーな雰囲気満載だ!
スリーピング・ドーンは、薄暗い迷路の中で目を覚ましたところから、ゲームが開始される。
一歩進むのも躊躇してしまうほど、非常に不気味な場所だ。
そこを手探りで進み、危険な魔物達との戦いをくぐり抜けていく。
そんなスリーピング・ドーンが今回はヴァーチャルリアリティ(VR)を導入して生まれ変わったのだ。
モニター越しに見ても気持ち悪かった風景を、VRで見ると恐怖は何倍にも感じてしまうだろう。
時折見える自分の両手をうまく使い、謎を解きながら進んでいこう。
迷路は非常に複雑な作りになっており、容易には脱出できない。
プレイヤーの冒険を助けてくれる道具が4つ用意されている。
トーチ、スティック、ストーン、チョークだ。それぞれに使い方があるため、覚えて欲しい。
トーチはこの暗い世界の唯一の光の源となる。
足下を照らして先を示すだけではなく、暗い場所の探索を行う場合にも有用だ。
迷宮は非常に暗く、視認性が悪いので、基本的にいつも手にしている物になる。
スティックは即興の武器で少々心もとないが、危険な敵対生物と戦うために唯一の道具だ。
気持ち悪い生物が出てきたときには、遠慮せずにどんどん振り回してしまおう。
遠慮していたらこちらがやられてしまうのだ。
ストーンは物音を立てるのに使うのが一番だろう。石を違う方向に投げることで、物音を発生させて、敵の気を反らせるのだ。
使い方によって、非常に便利なため、目の前に敵がいて、どうしようもないときにはぜひ使ってみよう。
最後にチョークだ。これを使えば、道などに文字や記号を書き込んだりできるので、ルートや行き止まりなどが一目でわかるようになり便利だ。
グルグルと同じ場所を回っているような気がするときには重宝するだろう。
これらの4つ道具を使いこなせる人間だけが、危険な迷路から脱出できるのだ。
迷路から出る方法は、2人のKeepersによって守られている。
彼らが守るレバーを見つけて解放しなければならない。
他のプレイヤーとのコミュニケーションや道具を有効に使用して、なんとか無事に迷路から脱出しよう!
シングルでもマルチでも遊べるゲーム性!
スリーピング・ドーンVRでは、じっくりと1人で遊べるシングルプレイの他に、最大4人までで遊べるマルチプレイが搭載されている。
謎解きがメインのゲームなので、シングルでクリアした後にマルチでプレイしてもやるコトがないのでは? と思ってしまうかもしれない。
しかし、それは余計な心配だ。なぜなら、スリーピング・ドーンVRはゲームを開始するたびに迷路は組み替えられ謎が変わっていくようになっている。
つまり、何回やり直しても、常に新鮮な気持ちで遊べるのだ。
これは実に素晴らしい。
シングルプレイでゲームの雰囲気などを身につけたら、積極的にマルチプレイに参加しよう。
1人よりも何人かで迷路を彷徨った方が楽しめるコトも多く見つかるはずだ。
もちろん、マルチプレイでは協力型も用意されているので、殺伐とせずに遊べるところも嬉しい。
マルチプレイに限らず、基本的にたくさんの人数で行動した方が安全だ。
敵に襲われても、複数人で連携した方が倒しやすいし、謎があっても、みんなで考えることが出来る。
死亡率だってかなり変わってくるに違いない。
だが、意地悪なことにみんなで行動していると、クリア出来ない場面も存在するのだ。
2人のKeepersがそれぞれ守るレバーを操作しなければならないからだ。
どこかでグループを分割する必要がある。
不安がいっぱいな探索中にグループが分れるもの悲しさもぜひ味わって欲しい。
人数が減ることがどれだけ不安になるかを全身で感じることができるだろう。
実に面白い設定だ。
見る者を震え上がらせる見事なグラフィック!
スリーピング・ドーンVRの世界観的に、薄暗くてハッキリと見えないところが多いが、それでもグラフィックはかなりレベルが高い。
操作をするために手が出てくるのだが、VRでやっているとまるで自分の手のように思えて、ビクッとしまうほどだ。
もちろん、辺りの様子も本格的でVRゴーグルをつけて、ヘッドホンでプレイしていたら、本当に薄気味悪い迷路に連れてこれた気分になってしまうだろう。
VRでのグラフィックの向上により、ゲームへの没入感は半端なく上がっている。
恐い物が苦手な人はVRモードは避けた方が良いかもしれない。それほどまでにグラフィックの出来栄えは見事だ。
▲小さな灯りでも、目の前にいるモンスターを見つけなければ生きていけない。ほんの少しの見落としが、地獄を呼び寄せることになるのだ。
敵は小さく動いているので、じっくり見ていれば見落とすことは少ない。
しかし、油断していると、いきなり敵が襲いかかってくることもある。
ふいに襲われ、対応できずに攻撃をされると、あっとう言う間に殺されてしまう場合がほとんどだ。不意打ちを食らうことがないように慎重に進み、常に安全を確保しながら進んでいこう。
ホラーでのゲームは他にもたくさんあるが、VRを用いて、ここまでプレイヤーを怖がらせられるゲームはかなり珍しい。
ぜひ一度プレイして、リアルな恐怖体験して欲しい。
VRプレイでジェスチャーでも通じる気軽さも魅力!
英語、フランス語、イタリア語、スペイン語が対応しており、残念なコトに日本語の対応はない。
だが、言語が必要になるのは設定などの部分が主で、そこさえ覚えてしまえば、不自由に感じることは少ないだろう。
ゲームの中ではジェスチャーで語れるため、基本的に言葉は必要としない。
他のプレイヤーも指で方向を指し示したりするので、自分が何を求められているのかはすぐにわかるようになるだろう。
対応言語が多いので、マルチプレイではたくさんのプレイヤーがいて、マッチングで困ることは少ないはずだ。
かなりリアルに恐怖を感じられて、謎解きも常に新鮮に楽しめるので、言語の壁に怯むことなく、積極的に遊んで欲しい。
何度も謎解きや選択を間違えてしまうだろう。
だけど、間違いから学び、恐怖を乗り越えて、敵の行動を研究し、他のプレイヤーと協力していこう。
失敗が糧となり、いつかゴールへ導いてくれるはずだ。
現実世界での探索に非常に似ているので、冒険が好きな人にはオススメのゲームになっている。自分の力を全て発揮して、魔の迷路から抜け出す道を見つけ出してみよう!
スリーピング・ドーンVRスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 7(64bit)以上 | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-4590 | Intel Core i7-6700K |
メモリー | 8GB RAM | 16GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GTX 970 / AMD Radeon R9 290 | NVIDIA GTX 1080 / AMD RX Vega 64 |
VRAM | 4GB | 8GB |
HDD空き容量 | 5GB | 5GB |
DirectX | Version 11 | Version 11 |
備考 | VRヘッドセットが必要 |
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