ディスタンス(Distance)は2018年9月18日にゲーム配信サイト「STEAM」にてダウンロードサービスが始まった。
開発・販売ともに「Refract」が行っている。
未来をイメージさせる斬新なフォルムの車を操作するレーシングゲームだ。
未来的なのは車だけじゃない。
コースだって光量の多き画期的なコースが多く、エフゼロなどのカーレースなどを思い出せる。
VRモードで表示させたり、コースをエディット出来たりと、様々な要素も多く含まれており、過激なレースがますます過激に発展していく。
景色がぼやけるほどのスピードの中、コースを平面に走るだけじゃなく、立体的に走ることを要求されるので、つねに先が見えない楽しさがある。
ジェットコースターに乗っているような、スピード感溢れるレーシングを楽しみたい人にオススメだ!
どこまでも続いていく未来的なコースが特徴
ディスタンスは、革新的なメカニック、ビジュアルスタイル、オーディオデザイン、そして雰囲気が高く評価され、DigiPen Institute of Technologyでマルチ賞を受賞したNitronic Rushの後継作になっている。
未来的なアーケード・レーシングとパルクールを融合させてあり、マリオカートのような自由なコースの中、飛んだり跳ねたりしてゴールを目指していく。
ゴールといってもコースのループ的なものではなく、とりとめのないギミックが姿を見せ、脱落者を出すまで果てしなく続くコースも存在する。
すべてのコーナー周りと障害物には危険がたくさん含まれているのだ。
あえて、マリオカートのようなとつけたのは、ただ平坦に広がる目の前のトラックを走っていくだけではないからだ。
コースの中には様々なギミックが用意されており、プレイヤーが走り抜けるのを許そうとしない。
状況によっては天井や建物の壁をよじ登ったりするだろう。
どちらかと言えば、リアルな車と言うよりも、マリオカートのようなカートレースを想像してもらった方がゲームのイメージに近い。
ギミックをうまく組み合わせれば、ショートカットできたりする。
独創的なコースが非常に多く、どのコースを走っても楽しめるのは間違いない。
コースを走り、腕を磨き、記録を伸ばしていくと新しい機能やコースがアンロックされて、出来るコトが増えていく。
もちろん、それだけではいつか終わりが来てしまう。
しかし、ディスタンスには終わりがない。無限のコースが存在するのだ。
プレイヤーを飽きさせないコースエディット機能
レーシングゲームの寿命と言えば、登録されているコースを全て走りきって飽きてしまったときだろう。
どんなに名作で面白いゲームでも、全てのコースで飽きてしまったら、それ以上モチベーションは続かない。
しかし、ディスタンスには飽きが来ないシステムが用意されている。
それがコースを自由に制作できる「レベルエディター」機能だ。
自分でコースを作れるようになれば、可能性は広がり、遊びは一気に広がっていく。
プレイヤーを飽きさせないという意味でも素晴らしい機能だ。
操作はかなり本格的で自分の思ったとおりのコースを作ろうと思ったら、結構覚えるコトがあるのだが、その分、随所までこだわったデザインが可能となっている。
自分なりにオリジナルのコースが作れるのは本当に嬉しい。初めて作ったコースを走るときには思わず顔がにやけてしまうだろう。
最初は覚えるコトが多くて大変かもしれないが、慣れてくればプラレールで道を作るように、思ったようなコースが次から次に生み出せるようになる。
めっちゃくちゃ楽しめるコースをぜひとも生み出して欲しい。
素晴らしいコースが出来たら、他のプレイヤーにも遊んでもらうことも可能だ!
ディスタンスでは自分で作ったコースが、世界中のプレイヤーと共有できるようになっているぞ。
自分でコースを作るのが面倒だと言うユーザーも中にはいるかもしれない。
そんな人は他人が作ったものを遊ばせてもらう方法もある。
すでにSteam Workshopでは、2500以上のコースが共有されているのだ。
1つのコースを10分で遊びきったとしても、全てを遊び尽くすのは不可能な量だろう。
世界中のプレイヤーが色々なギミックを用意してくれているので、すでに登録されているコースを遊び尽くすのも面白い。
新しい様々な発見があるに違いない。
他人が作ったマップをダウンロードするのも面倒だという人は、「Trackmogrify」というモードを使ってみよう。
これはランダムでコースを作り出してくれるのだ。
自分で作ってもいいし、他人が作ったものを持ってきてもいい。コンピュータにランダムに制作させることも出来る。
無限に広がっていくディスタンスのコースを骨の髄まで遊び尽くそう!
ゲームモードは豊富に用意されている
シングルプレイモードでは、暗く不思議な街の中心にドライブが楽しめる。ライバルが存在しないため、のんびりと走り回るのもいいし、試行錯誤して、腕を磨き、ドライブ技術を追求してもいい。
シングルモードだけでも、しっかりと遊べるようになっている。
さらにOculus Rift CV1とHTC Viveをサポートし、フルで統合したVRモードも存在するので、本当に街の中を走り回っているような気分も楽しめるだろう。
環境が揃っているならぜひ試してもらいたい。
たくさんあるコースのすべてで新しい発見を楽しめるはずだ。
最初は楽しくても、飽きるほど楽しんだら、ゲームを立ち上げなくなるかもしれない。
1人でやっていたら、いつかは飽きてしまうものだ。
しかし、ディスタンスではそんなところにも配慮がされている。マルチプレイの存在だ。
シングルプレイモードが練習モードだとするなら、マルチプレイは他人と競うのが目的の本番だろう。
実力をつけたところで他のプレイヤーに負けてしまうのは本当に悔しいし、うまくなろうとする励みにもなる。
そんなマルチプレイはスプリント、リバースタグ、スタントなどのモードはオンラインで最大12人まで同時にプレイ可能だ。
スプリットスクリーンでは最大4人となっている。
どこまでも続いていくコースを走り続ける姿はまさに死闘だ。
ミスったプレイヤーから順に脱落していく。ユーザーが作ったコースにはゴールが果てしないコトはよくあることなのだ。
未来的な風景の中、脱落しないようにデッドヒートを繰り広げよう!
完成度の高いレーシングゲームがここに完成!
操作性はもちろんのこと、コースは豊富に存在し、おまけにエディットも可能になっている。マルチプレイで世界中のプレイヤーと競い遊ぶことが出来る。
グラフィックも未来的なイメージをきちんと守られており、雰囲気が好きな人にはたまらない出来になっているだろう。
ゲームに使われているサウンドも素晴らしく、Nitronic Rush、Solace、The Fourth Wallなどの受賞歴のある作曲家が手がけており、耳からも満足させてくれる。
レーシングゲームが好きというレベルでなくても、レーシングゲームが嫌いでなければ、絶対に楽しめるゲームだと自信を持ってオススメできる、素晴らしいレベルのゲームだ。
ぜひこの機会にプレイして欲しい。
ディスタンス(Distance)スペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 7 SP1, Windows 8, Windows 10 (64bit) | Windows 7 SP1, Windows 8, Windows 10 (64bit) |
CPU | Intel Core 2 Duo 2.3GHz または AMD Athlon 64 X2 2.5GHz | Intel Core i5 2.5GHz または AMD FX 4.0GHz |
メモリー | 4GB RAM | 8GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce 8800GT または AMD Radeon HD 3830 | NVIDIA GeForce GTX 560 または AMD Radeon HD 7750 |
VRAM | 512MB | 1GB |
HDD空き容量 | 5GB | 5GB |
DirectX | Version 10 | Version 11 |
備考 | インターネット接続環境が必要 |
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