マルチボンバー(Multibombers)は2018年9月23日にゲーム配信サイト「STEAM」にてダウンロードサービスが始まった。
開発・販売ともに「Pig's Indie Games」が行っている。
爆弾を使って相手を倒す、往年の名作「ボンバーマン」をFPSで視点でリアルにしたサバイバルゲームだ。
1983年にファミコンで発売され、大ヒットした「ボンバーマン」がベースとなっており、新しい視点にて設計されたゲームになっている。
閉ざされた道を爆弾で破壊し、アイテムを集めて、他のプレイヤーを爆破すれば勝利だ。
基本的な部分は「ボンバーマン」と同じでありながら、マップ見下ろし型ではなく、FPS視点で行われるため、印象は大きく異なる。
ふいに敵が現れ、目の前で爆弾が爆発する恐怖は凄まじい。
ボンバーマンが好きな人には、特にプレイしてもらいたいオススメのゲームだ!
ゲームシステムは基本的にボンバーマン!
リアルなグラフィックとFPS視点の3Dになったとしても、ゲームの基本は名作ボンバーマンと変わらない。
アイテムを拾えば火力が増したり、爆弾を多く配置できるようになっていく。
アイテムを拾うために、路地に入り込んで爆弾で逃げ道を塞がれてしまった苦い経験は、ボンバーマンプレイヤーであれば、誰もがもっているだろう。
ゲームの攻略法などはすでに出尽くしている感さえも漂う。
しかし、それでもずっと新シリーズが発売され、多くのファンに愛され続けているのはシンプルイズベストなゲームシステムにあるだろう。
爆風に巻きこまれたら負け。
そんな単純がルールで友だち達と盛り上がれるのだから、ボンバーマンは最高のゲームだ。
今作のマルチボンバーも、ボンバーマンの良さはかなり引き出されており、爆弾で壁を壊し、アイテムを集める楽しみは変わっていない。
そこに3DグラフィックによるFPS視点で、遠くから鳴り響く爆発音。
相手がどんなプレイをしているのか全くわからないので、ドキドキが止まらない。
通常のボンバーマンは見下ろし型なので、相手がどんな行動をしているのか一目でわかった。
しかし、今作はFPS視点で、自分の目の前しか見えない。
爆発で画面が光るたびに、敵がじわじわと近づいて来ているのを肌で感じることができる。
目の前に敵が現れたら、常に敵を視界に入れ、隙を見せてはいけない。
油断してしまえば、後ろを爆弾でふさがれ、確実に負けてしまうだろう。
戦略パターンはボンバーマンと酷似!
ボンバーマンで負けるパターンと言えば大きく分けて2つある。
一つは先述したように油断して路地の奥まで入っていき、爆弾で防がれてしまうもの。
これは相手がうまかったと諦めがつく場合も多い。
しかし、もう一つのパターン、自分のミスによる自爆。
爆発の威力を上げすぎて逃げ損なったり、逃げ道を塞いだつもりが自分の逃げ道を塞いでしまった、などなど、爆弾の上を通れない仕様なので、移動を少し間違えてしまうと自爆してしまうケースは多い。
しかも、自分のミスが原因でやられた場合、仮に相手と相打ちになったとしてもどこか負けたような気分になってしまう。
勝ったと思った瞬間の相打ちは非常に悔しい思いをしてしまうはずだ。
今作のマルチボンバーでも、自爆して負けてしまうと非常に悔しい思いをする。
勝ったと思ったときこそ、操作をミスらないように心がけよう。
アイテムによる威力の向上と爆弾の設置数は意外と落とし穴になりやすい。
特に爆弾の設置数が多くなると、他の爆弾による意外な引火で巻きこまれるケースがある。
焦って連打で爆弾を置いてしまう性格の人は、できるだけ爆弾の設置数増加のアイテムは取らないように少なめの状態をキープしよう。
壁を壊し、どんどん突き進め!
壁には壊せる壁と壊せない壁に分れている。
壊せる壁は爆弾を設置して爆発に巻きこめば目の前のものは壊せる。
だが、注意して欲しいのは、まとめて奥まで破壊出来ないと言うコトだ。
どんなに爆弾の威力が増しても、1マス分の壁しか壊せない。
壊した先にある壁には改めて爆弾をしかけ直さなければならないのだ。
しかもFPS視点で繰り広げられるため、見下ろし型に比べて敵との距離が掴みにくい。
壁を壊した瞬間にその奥から敵の爆発が襲ってくるというイレギュラーに遭遇する場面もある。
道ができたからと言って、すぐにその場所に移動するのは避けておいた方が賢明だ。
壁をばんばん壊しながら先に進むのはかなり楽しい。
爆弾をしかけて爆発するまでのラグは隠れる時間を作るために存在する。
爆弾を置いたら急いで壁の裏へ移動し、爆発に巻きこまれないようにしよう。
やっぱりマルチプレイは楽しい!
ボンバーマンと言えば、友だちと一緒にプレイして殺し合うのがなによりも楽しかった。
マルチボンバーでもその機能はしっかりと完備している。
ローカルによるマルチプレイの他に、オンラインを利用して世界中のプレイヤーと対戦することも可能だ。マルチは最大で4人まで同時にプレイができる。
対戦相手のマッチングは自動で行ってくれるので、設定が煩わしいときにはスキップしても構わない。
世界中に対戦相手はいるため、運が悪いとものすごくうまい相手と対戦することもあるだろう。
作戦的にはそれほど多くはないゲームだが、やはり場数が多いとプレイヤーは狡猾な動きで翻弄してくる。
勝てない場合が多いだろう。
見下ろし型のボンバーマンを長くやっていた人は特にFPS視点との状況の違いに戸惑ってしまうことも多いはずだ。
焦って爆弾をしかけてしまい、チャンスをものにできないと勝つのは難しい。
マルチでどうしても勝てないと言う人のために、シングルプレイもあるのでそちらで腕を磨いて実力を高めるのも良い。
コンピューター相手に戦い方を覚えていけば、うまいプレイヤーにも対応できるようになっていくし、危険な状況を雰囲気でつかめるようになるだろう。
短い時間で対戦が楽しめるため、こまめにゲームを立ち上げてプレイしたくなる楽しさがマルチボンバーには備わっている。
実力をつけて、世界の猛者相手に爆弾で遊び回ろう!
ボンバーマンをリアルな視点から楽しめるオススメのゲーム!
マルチボンバーは現在、早期アクセスとなっている。
おまけに無料でダウンロードとプレイが出来るようになっている。
ボンバーマンファンなら迷わずにインストールしてすぐにでもゲームを開始して欲しい。
早期アクセスの期間が終わって、正規版になれば有料になるかもしれないし、メリットが減ってしまう可能性もある。
無料でプレイできるこのタイミングで試してみるのが一番だろう。
対応言語は英語、フランス語、スペイン語、ロシア語と豊富に揃っているが、残念なコトに日本語の対応はない。
対戦前にチャットで会話も出来るため、ぜひとも対応して欲しいところだ。
早期アクセス版なので、プレイヤーのニーズが多ければ実現する可能性は高い。
基本的に早期アクセス版はプレイヤーからの要望やバグの報告を求めているところなので、意見があれば積極的に連絡をした方がいいのだ。
将来性もあり、ボンバーマンのシステムをしっかりと受け継いだマルチボンバー。今後のますますの発展の期待できるだろう。対戦ゲームが好きな人やボンバーマンのファンにはオススメのゲームだ!
マルチボンバースペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows10(64bit) | Windows10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-4460 | Intel Core i7-8700K |
メモリー | 8GB RAM | 16GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 760 | NVIDIA GeForce GTX 1070 |
VRAM | 2GB | 8GB |
HDD空き容量 | 20GB | 20GB |
DirectX | Version 11 | Version 12 |
備考 | インターネット接続環境が必要です高解像度設定でのプレイにはSSD推奨 |
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