「レンド(Rend)」は、あの名作である「World of Warcraft」にも関わっていた、元Blizzard開発者が送り出す、MMOサバイバルアクションゲームだ。
2018年8月1日より、ゲーム配信サイトである「STEAM」からアーリーアクセス版が出ている。
舞台は、北欧神話における神々の終焉こと「ラグナロク」が終わった後の世界となっている。
「ラグナロク」を乗り越えて生き残った人々は、それぞれConclaveとorder、そしてRevenatの3つの勢力に分かれて、争うことになる。
彼らの目的は、それぞれの勢力の拠点にある、聖なる石である「Divinity Stone」へと精霊を捧げ、ヴァルハラへと召喚されることだ。
この世界では、世界樹であるユグドラシルの根によって、全く異なる環境を寄せ集めることでなんとか世界が保たれてる。
しかし、ラグナロクによる影響のせいか、凶悪なクリーチャーが辺りにはびこっており、敵対勢力だけではなく、クリーチャーからも生き残らなければならない。
それを防ぐために、要塞を建造したり、騎乗生物を確保することで素早く移動して逃走し、なんとしても生き残る努力を求められる。
さらに、空腹や水分補給といった要素も存在し、天候の悪い場所に移動すると、それに合わせてのペナルティを貰うことになる。
つまり、敵対勢力との争いだけではなく、世界そのものである自然とも戦わなくてはならないという、かなりハードなファンタジー世界での生存競争となっている。
その分、やりごたえはアーリーアクセスの段階で十分に用意されているため、シビアなファンタジー世界で大人数による、歯ごたえのある対人戦を楽しみたいというプレイヤーにオススメだ。
様々な世界を冒険! 多様な自然の中で生き残れ!
rendの世界では、様々な世界が存在している。
豊かな自然であり、清潔な水や穏やかな生物に満ちている、裸一貫で旅をしても安心できるようなエリアもあれば、常に霧で覆われており、視界が悪い上に水分を確保しようとすれば、汚染されている水を飲むしかないという危険なエリアもある。
もちろん、危険な生物が存在している地域もあり、プレイヤーと戦う前に攻撃的な生物に襲われてしまい、命を落とすということも多々ある。
だが、それだけではない。
毒がはびこる地域に、猛烈な暑さで容赦なく命を脅かすだけではなくcc、触れた瞬間に即死してしまう恐怖の酸の水たまりが辺りに散在している火山といった、下手な敵対プレイヤーや攻撃的生物よりも危険なエリアがあるのだ。
しかし、そんな安全なエリアや危険なエリアを自由に旅をして、世界の広さを感じられるのが、rendの魅力の1つだ。
もちろん、しっかりと対策し、準備をしてから挑めば、その環境は逆に魅力的な宝の山になるだろう。
貴重な素材や生物をゲットすることも可能だし、地形をよく把握していれば、敵対勢力から逃げる際には地の利を活かすことも出来る。
霧の中から相手を先に見つけ出して、先手を撃つというプレイも可能だ。
rendの世界の自然は、容赦がなく、知識も何もない状態で挑めば、プレイヤーに対して恐るべき牙を向けてくる。
知識も何もない状態で挑んでしまえば、それは強敵となってプレイヤーに襲い掛かってくるが、プレイヤーが知識を得た状態で挑めば、そこは貴重な資源の宝庫となるだけではなく、他のプレイヤーから身を守る拠点ともなりえるのだ。
状況に応じて、どのエリアに移動して、資源を調達してくるべきかなどを考えるのも楽しみの一つとなりえるし、捕獲したい生物がいる生息地を調べて、そこを重点的に探索するものもいい。
プレイヤーの知識次第で、エリアの脅威などが大きく変わってくるのも、rendならではの楽しみ方といってもいいだろう。
敵を倒して貢献するか、味方のフォローで貢献するかは自由!
rendでは4種類のタレントやスキルツリーというスキルシステムが実装されており、自分の好みに合わせたキャラクターの育成が可能だ。毒や隠れ身といった、いかにも暗殺者らしいスキルを駆使して、敵を始末していくアサシン。
戦場の司令官として先陣を切り、味方にバフをばらまいたり、敵にデバフを与えることで、戦場を支配するウォーロードといった戦闘方面に特化したタレントを育成し、凶悪なクリーチャーの狩猟や敵対勢力のプレイヤーとの死闘を中心に遊ぶスタイルにしてもいい。もしくは、パスファインダーとして、ペットと共に味方の支援を行ったり、危険な地域に順応できるようにして、探索地域を増やしていっても良い。
シャーマンとして霊界の門を自由に出入りして、貴重なクリーチャーなどを捕獲していくのも遊び方の一つだ。
どのタレントを選んでもしっかりと強みがあり、同時に弱みもある。
自分に合ったプレイスタイルを選んで、自由気ままに冒険するのが、ベストなプレイ方法だろう。
スキルの方はどうなっているかというと、十種類以上のスキルが用意されており、木材をどんどん収穫していくだけでレベルが上がる木工スキルや、その名の通り、次々と発明を行うことでレベルが上がる発明スキル。
戦闘方面において大いに有用となる弓矢スキルや石弩スキルといったものも用意されており、まさに自分のキャラクターをどの方面に育てていくか、膨大な選択肢の中から選ぶことが可能だ。
極端な事を言ってしまえば、まったく戦闘方面のスキルを一切取らずに、木材を伐採し、未知のエリアをどんどん探索していって資材をひたすら運び込んで味方に貢献するといったことも十分に可能となっている。
他にも建築などを行うことで、防衛するための要塞を築き上げていくなどといった方法もあるため、どのような手段で味方の勝利に貢献するかに関しても自由に選ぶことが可能だ。
また、世界に存在している凶悪なクリーチャーも種類によってはペットとして飼うことも出来る他に、騎乗することも可能だ。
ペットとなれば、恐ろしかった彼らも強力な味方へと変化する。
PvPの時にペットと共に戦うのはもちろん、普段の移動時に騎乗することで、徒歩で進むよりも速いスピードで移動することが出来るといった利点がある。
それぞれの特色を持ったキャラクターが作れるだけではなく、しっかりとそのキャラクターたちが活きる場面も多く用意されており、自分で作ったキャラクターできちんと活躍できるというのも、このゲームが好ましいと思える重要な部分だ。
PvP、PvEの両方を存分に楽しめる! どちらも楽しみたい貪欲なプレイヤーにオススメ!
rendは対人戦、対CPU戦のどちらも楽しめるというのも忘れてはならないポイントだ。
タレントやスキルで自分のキャラクターを育成することで、どんな方面に育てたとしても、十分に活躍できる機会が与えられているが、それはPvPでの戦闘だけではなく、PvEの方でも同様だ。
PvEの方では、定期的にレコニングというイベントが発生する。
レコニングでは拠点を守るシールドが解かれ、ロストという怪物たちが一斉に聖なる石へと雪崩れ込んでくるのだ。
迎撃が間に合えばいいが、間に合わなかった場合は、貯めてきた精霊が一斉に霧散してしまうという恐ろしいペナルティを持っている。
それを防ぐためには仲間たちと協力しあい、ロストたちを一匹たりとも聖なる石へと近づけさせないようにしなければならないのだ。
そして、ロストたちからの襲撃は終わったからと言って、安心してはいけない。
今まで拠点を守っていたシールドは解かれており、復旧までに時間が掛かる。
その間に敵対勢力が一気に拠点にある聖なる石へと攻め込んでくるのだ。
それは、敵対勢力の聖なる石も同じ状況であり、ピンチであると同時に、チャンスでもある。
こちらからも一斉に攻撃が可能となるのだ。この瞬間、まさに敵味方入り乱れる大乱戦となる。
そこで一騎当千の活躍をすれば、まさに大興奮が味わえるだろう。
総評すると、PvPでもPvEでもこのゲームは魅力に満ち溢れており、戦闘が苦手でも活躍する場面は多い。
ぜひともPvPがあるからといって尻ごみしていたプレイヤーも、対人戦が好きでたまらないというプレイヤーにも遊んでほしい。
現在はアーリーアクセスかつ、英語版しかないため、少し敷居は高いが、十分プレイする勝ちがあるオススメのゲームだ。
レンド(Rend)スペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 7 SP1 (64bit) | Windows 10 (64bit) |
CPU | Intel Core i5-2400 / AMD FX-8320 | Intel Core i7-4770 / AMD Ryzen 5 1600 |
メモリー | 8GB RAM | 16GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GTX 670 2GB / AMD Radeon HD 7870 2GB | NVIDIA GTX 970 4GB / AMD R9 290 4GB |
VRAM | 2GB | 4GB |
HDD空き容量 | 40GB | 40GB |
DirectX | バージョン11 | バージョン11 |
備考 |
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