「サードメイジ(Thirdmage)」は2018/04/30よりSteamでリリースした基本無料の魔法使いをメインにしたTPSアクションゲームだ!
本作は、様々な「spell」を駆使して戦える魔法使いが主人公で、三人称の後ろから見たTPS視点になっている。
アリーナの中を所狭しと「spell」が飛び交う姿はまさに戦場。
魔法使いになりたかったみんなの夢を叶えてくれる素晴らしいゲームだ。
各マップに存在するハザードと数十種類の異なるspellを選択して、相手を倒して勝利しよう。
数十種類にも及ぶ多数のspellには、攻撃的な物や守備的な物など様々な種類が存在する。
しかし、最初から全てのspellが使えるわけではない。
アンロックすることで使えるspellはどんどん増えていく。
自分にぴったりのspellを身につけて、魔法使いとしてアリーナを制覇していこう。
もちろん、友だちや仲間と遊べるマルチプレイにも対応している。
自分でサーバーを立てて、ホストになることも出来るので、好きな相手とだけ一緒に遊ぶことも可能だ。
おまけに自分の実績を見られるページも用意されているため、マルチプレイがより楽しくなる。
綺麗な魔法の迫力的な演出が好きな人やアクションゲームの好きな人にオススメのゲームだ!
戦い方を決めるspellの種類!
「spell」に特化したアクションゲームであるため、どのspellをどのように使うのかが、戦略の一番の決め手になるだろう。
種類が多ければ多いほど戦いの幅が広がり、戦略に個人差が生まれやすくなる。
もちろん、豊富にあった方が面白いのは言うまでもない。
このThirdmageで用意されているspellは数えるのが大変なほど用意されている。
初期でも数十種類から選べるのに、経験を積んでアンロックすればさらに使えるspellが増えるから驚きだ。
「fireball」や「lightning」などの有名なspellの名前が並ぶのも、魔法使いに憧れる厨二心を激しく揺さぶってくれる。
戦場に持ち込めるspellは全部で5つ。
fireballは1つ固定で、あとの4つを自由に決めて自分なりスペルブックを作り上げることが出来る。
最初はいろいろとspellを使ってみるのも良いが、慣れてきたら使うspellを絞った戦略を重視しよう。
というのも、Thirdmageではexpを貯めることでspellを強化するできるのだ。
要するに同じspellでもexpをたくさん与えたレベルの高い方が強いspellとなる。
マルチプレイができるThirdmageでは同じspellでも使い方によって戦略が大きく異なるため、気に入ったspellや使いやすいspellは重点的に強化しておくべきなのだ。
意外なこだわりのキャラメイキング!
普通キャラメイキングと言えば、誰もが黒人と白人、美人と不細工などの外見や性別、髪型などを想像するだろう。
しかし、Thirdmageでのキャラメイキングは一風変わっており、他とはまったく違うものになっている。
キャラメイキングで選べる物は、Robe(衣服)、Beard(あごヒゲ)、Belt(ベルト)のそれぞれの色だ。
しかも、Robeは左右のキャラ共通で、BeardとBeltは右のおじいちゃんだけの独自のポイントだ。
色はまだわかるのだが、BeardとBeltにまで色をつけてユーザーに選ばせるところに奇妙なこだわりを感じ、非常に面白い。
実際に色の違いがどれほど、マルチの戦況に影響するのかを、ゲーム開発者と語り合ってみたいものだ。
さらに選べるのはこれだけじゃない。
まさかビックリのstaff(魔法の杖)の形状まで選ぶことが出来るのだ。これは正直に驚いた。
ここまでやるなら別キャラをいくつか用意した方がよほど楽だったのではないかと思うくらいのこだわりだ。
ボタンを押す毎にstaffの各部位が微妙に変わっていくため、組み合わせは相当な数になるだろう。
色々なかっこいい杖を作り出すだけでも十分に楽しめるはずだ。
ぜひ体験してみて欲しい。
忘れていたが、初期魔法であるfireballの色も変えることが可能だ。
本当にこのThirdmageの開発陣のこだわりぷりには頭が下がる。
この調子で他のキャラも追加してくれるとなお楽しくなると思うので、導入を検討してもらいたい。
多彩なマップの数々!
戦闘場所として指定できるマップはclassic、horizontal、spin、wormholeなど全部で9つ。
マップによってはマグマなどがフィールドに配置されており、そこに入るとダメージを受け続けてしまう。
おまけに安全なフィールドは狭く、一斉攻撃を受けた際にはマグマに突っ込むしかない状況だ。
魔法使い同士の戦いなのでかなりエグい戦術も考えられるだろう。
マップによって戦い方も異なるため、どのステージになるのかは非常に重要となる。
ただ、残念だったのは、フィールドとspellの相互関係が感じられなかったところ。
例えば、氷のステージであれば、氷のspellであるfreezetrapなどの威力があがり、火のspellであるfireballの威力が下がるなどがあれば、特化している魔法使いが、ある環境だと弱くなるとか、万能型には弱点はないけど、特化された相手には厳しくなるなど戦略の幅が広がる。
より楽しくなっただろう。
おまけにspellのレベルがあるため、戦場に合わせてspellを変えると、今度は弱いspellのまま戦わなくていけなくなるから、特化魔法使いプレイヤーにはかなりのジレンマを生み出すことが出来たはずだ。
とはいえ、そもそものspellの数がかなり多いので、これ以上複雑にしてもついて来れないプレイヤーもいるかもしれない。
現状でもかなり奥深い戦略が必要となるので非常に面白い!
美しい戦闘フィールドも臨場感を高める!
キャラクターの色まで細部にこだわる開発陣が作り上げたゲームだけあって、戦闘のフィールドなどグラフィックは細部まできめ細かに描かれている。
もちろん、最先端のゲームのグラフィックと比べてどうかと言われれば、一枚劣るのは間違いない。
しかし、無料ゲームと考えればその意見は大きく変わる。
無料のゲームでありながら、ここまでのグラフィックはなかなか見事なレベルだろう。
実際に火はメラメラと動いていて熱そうだし、空を飛ぶ無数の怪鳥はバサバサと羽を広げて羽ばたいていく。
マップによっては地面がうねうねと動いたり、画面が怪しく光ったり、異臭を感じさせたりと不気味さを十分に醸し出してくれる。
無料とは思えない質のグラフィックだ。
本当に何度も言うが、この開発陣は妙なところにこだわりを持っているから嬉しくなってしまう。
Thirdmageの戦略性の高いゲーム性が戦闘を白熱させる!
本作は、魔法使い同士が戦う、戦略性が非常に高いアクションゲームで、使うspellによって戦略も変わる、戦い方も変わるゲームだ。
ボクシングの選手の違いのように、一ヶ所で足を止めて、強力な魔法を連打するタイプもいるだろうし、動き回りながら、細かくダメージを蓄積させる戦い方のタイプもいるだろう。
100人いれば、100人がこのゲームに違った感想を持つに違いない。
それだけ戦略面とspellの組み合わせによって楽しみ方が変わるゲームも珍しいくらいだ。
興味が湧いたのであれば、無料でプレイできるゲームなのだ。
ぜひにインストールして、自分なりの魔法使いを生み出して、様々なプレイヤーと対戦して欲しい。
きっとあなたなりのThirdmageへ最高の感想が生まれるはずだ。
サードメイジ(Thirdmage)スペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-4460 | Intel Core i7-9700K |
メモリー | 8GB | 16GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 760 | NVIDIA GeForce GTX 1060 |
VRAM | 2GB | 6GB |
HDD空き容量 | 50GB | 50GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 12 |
備考 |
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