「ゴブリンストーム(Goblin Storm)」は、カリフォルニアに本拠を置くインディー系ゲーム会社の「Nemeton Singularity Simulations」が開発を手がけ、2017年12月20日に大手ゲーム配信サイト「steam」で販売を開始した本格ストラテジーゲーム!
本作はシングルプレイ以外にもローカルとオンラインのマルチプレイに対応しており、「PvP」や「Co-op」プレイも楽しめる点がポイントだ!
プレイヤーは架空のファンタジー世界である「Arcwellion」に降り立ち、そこに暮らす2種類の種族「人間族」と「ゴブリン族」のどちらかを選んで戦いを繰り広げることになる!
ヘックス状のマス目で構成されたフィールドが印象的な本作は、本格的な戦略性を重視しており、プレイヤーには緻密な作戦や臨機応変な応用力、そして頭脳プレイが求められるぞ!
※現時点で日本語インターフェース・日本語字幕を実装しておらず、インターフェース全般は英語のみとなる。プレイする際にはある程度の英語読解力が必要になるので、購入する際は注意しよう!
ファンタジー世界が好きなユーザーにオススメの新作ストラテジーゲームだ!
「ゴブリンストーム(Goblin Storm)」のゲームシステムについて
「シングルモード」でプレイする場合、プレイヤーは「シナリオ」のタイプや「マップ」の種類を選ぶことができる。
マップに関する説明文は画面下部に文字情報で表示され、ロケーションの画像は画面左側にプレビューとして表示されるので、よく見てから選ぼう!
シナリオとマップの種類を選ぶと、次はプレイするサイド、つまり「攻撃側(ゴブリン族)」か「守備側(人間族)」を選択できる。そして、相手のAIがどのような「目的」を持って行動するかを設定するという流れだ。
例えばプレイヤーが守備側の「人間族」を選んだ場合、攻撃側のゴブリン族の目標は「Random(ランダム)」「Gold(金)」「Relics(遺物)」「Slaves(奴隷)」「Conquest(征服)」の5種類となり、その中から1つの目標のAIを選ぶことになる。
「Gold(金)」を選ぶとゴブリンは「金」目当てに村や農場を攻撃するようになり、「Relics(遺物)」では自国領内にある「遺物」の占拠を目指して進軍し、そして「Slave(奴隷)」では村を最優先に攻撃し、奴隷にするために村人を拐おうとするぞ!
本作の醍醐味は、相手の行動から目標を予測し、それを阻止すべく立ち回る「頭脳戦」にある。
従って相手が何を目標にするか分からない「Random(ランダム)」を選ぶと、スリリングな攻防戦が味わえるようになるぞ!
スリリングかつ本格的な頭脳戦を楽しみたいプレイヤーには「Random(ランダム)」がオススメだ!
施設を配置して「兵士ユニット」を購入しよう!
「ゴブリンストーム(Goblin Storm)」で提供されるマップには基本的な地形とヘックスの仕切りがあるだけで、開始当初には何も配置されていない。
新たにゲームを始める場合には、プレイヤーが自ら「城」や「村」などの各種「施設」をマップ上に配置する必要があるのだ。
施設は基本的にフィールド内の好きな場所に配置できるようになっており、設置した施設には「名前」も設定できる。一応最初にプリセットで名前が設定されているが、プレイの没入感を高めたい場合は好きな名前を付けると良いだろう!
尚、地形上配置が無理な場所ではカーソル全体が赤で表示されるので、その場合は他の場所を選んで設置しよう。
全ての村と城の配置が終わったら、次は「兵士ユニット」をゴールドで購入する。
兵士ユニットの種類はポップアップウィンドウで一覧として表示され、購入コストや1回で移動できるヘックスの数、攻撃と防御のバランスなどが確認できるので、定められた金額内で攻守のバランスに優れた軍隊を揃えよう!
兵士ユニットの購入が終わると配置画面になる。
画面左上には異なるタイプの兵士をデッキ状に組み合わせてプールできるゾーンが表示されるので、画面下部に一覧で表示されている兵士を組み合わせてデッキを構成し、任意の場所にまとめて配置できるぞ!
全ての「兵士ユニット」の配置が完了したら、いよいよ戦闘開始だ!
本作は完全ターン制のシステムを採用しており、「攻撃側」と「守備側」は交互に「兵士ユニット」へ命令を与える。
「兵士ユニット」に与えられる命令は「March(進軍せよ)」「Attack(攻撃せよ)」「Hold and Defend(守備で持ちこたえよ)」「Rest(休憩せよ)」など全部で9種類あり、「March」を選んだ場合には現在地点から移動先までのルートが直線で表示される仕組みとなっている。
敵の兵士ユニットと自軍の兵士ユニットが重なったら、その地点が戦場になる。戦闘の結果は両軍のステータスを元に算出されるが、お互いの兵士ユニットが元々持っているステータス以外に、「地形による影響」も計算に加味されるので、戦う場所は重要だ!
攻撃側と守備側のアクションが終わると、プレイヤーにはターン毎に自軍の「斥候」から戦況や偵察の結果が報告される。
この報告は一見すると単純な文章の集合体にしか見えないが、そこには敵の「兵士ユニット」に関する具体的な数値や、自軍の進軍に役立つ有益な情報などが盛り込まれているので、読み飛ばさずに次のターンに活かすようにしよう!
ターンを重ねるごとに戦況は刻々と変化し、時には大幅に戦略を変更しなくてはならない場合も出てくる。常に敵「兵士ユニット」の行動を予測し、自軍「兵士ユニット」の損害を最小限に抑えるような戦略を立てて、相手から完全なる勝利をもぎ取ろう!
緻密な戦略を最初から最後まで立てて、しっかりと勝利したいプレイヤーにオススメのゲームだ!
血湧き肉躍る壮大なサウンドトラックにも注目!
「ゴブリンストーム(Goblin Storm)」にはフルオーケストラ風の楽曲が使用されており、プレイ中は気分が高揚する。
本作はストラテジー型のゲームで、派手なアクションや演出が全く登場しないが、これらの楽曲がプレイヤーの想像力を掻き立て、中世ファンタジーの世界観に浸らせてくれることだろう!
クラシックなインターフェースとデータ重視のゲームシステムを前面に打ち出した「ゴブリンストーム(Goblin Storm)」は、「ターン制ストラテジーゲーム」の黄金時代を感じる「王道」的な作品だと言えるだろう!
ビジュアル面での派手なアクションや演出は一切存在せず、画面に表示される数値やテキストから戦況を把握するというストイックなゲーム内容は、筋金入りのストラテジーゲームファンを満足させる仕上がりだと言える。
本作は日本語インターフェースを実装していないため、細かいステータスの理解に時間を要する場合もあるだろうが、比較的スタンダードなゲームシステムを採用しているため、慣れてしまえば次第にゲームの仕組みが分かってくるはずだ!
「ゴブリンストーム(Goblin Storm)」は、海外の「ターン制ストラテジーゲーム」が好きで、かつ多少の英語読解力を持ったユーザーにはオススメの作品だ!
ゴブリンストーム(Goblin Storm)スペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-8400 | Intel Core i7-9700K |
メモリー | 8GB | 16GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 1050 | NVIDIA GeForce GTX 1660 Ti |
VRAM | 2GB | 6GB |
HDD空き容量 | 30GB | 50GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 12 |
備考 | インターネット接続必須SSD推奨、インターネット接続必須 |
Nemeton Singularity Simulations
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