「The Forest」は、インディー系ゲーム会社の「Endnight Games Ltd」が開発を手がけ、2014年5月31日から大手ゲーム配信サイト「steam」で配信されているFPS(一人称視点)のオープンワールド型ホラーサバイバルゲーム!
本作は現在「早期アクセス版ゲーム」としてプレイすることができるので、実際にプレイして開発者にフィードバックを送りたいユーザーは是非参加しよう!
本作でプレイヤーは飛行機墜落事故によって見知らぬ島に辿り着いた乗客の一人となり、そこに暮らす謎の原住民にさらわれてしまった息子のティミーを取り戻すため、攻撃的なミュータントも出没する森林地帯で極限のサバイバル生活を強いられることになる。
身の回りにある使えそうなものは全て利用し、不気味な原住民の手から息子ティミーを取り戻すために命がけの戦いを挑むのだ!
襲いくる孤独と絶望感、そしてどこに潜んでいるか分からない凶暴な原住民やミュータントの影に怯えつつ探索を行う時の恐怖感は秀逸で、プレイヤーは何度も身も凍るような思いをすることになるだろう。
リアルなグラフィックで描かれた絶海の孤島で、今まさに命をかけた生存競争の幕が切って落とされるのだ!
本作にはシングルモードの他にマルチプレイモードも実装されており、世界中のユーザーと同じ島でサバイバル生活を送ることもできるオススメのサバイバルアクションゲームだ!
絶海の孤島を演出する優れたグラフィック!
本作の舞台は正体不明の不気味な原住民が暮らす絶海の孤島だ。
地図にも載っていないような未知の土地であるこの場所では、捜索隊による救助活動は期待できないだろう。
プレイヤーは生い茂る密林と周囲を海に囲まれた原始的な環境の中で、自ら生き残る手段を確立していく。
「The Forest」のグラフィックは大手パブリッシャーのメジャータイトルにも引けを取らない精緻さを持っており、絶望感溢れる絶海の孤島を見事に表現し切っている。
日中に太陽が密林に差し込む際の光と影の演出や、全てが闇に包まれる日没後の不気味さには圧倒的なリアリティがあり、プレイヤーは世界に引きずり込まれることになるだろう。
ライターの火を頼りに洞窟を進む時の恐怖感は特に絶品だ。
木を切り倒してクラフト!原始的なサバイバルを体感せよ!
「The Forest」最大の特徴は、タイトルにも使用されている通り、鬱蒼とした森林地帯でサバイバル生活を送るというシチュエーションにある。
幸いプレイヤーは「斧」を持っているので、数多く立ち並ぶ樹木を切り倒して、サバイバル生活に役立つオブジェクトやアイテムを作り出すことが可能だ。
本作では長期間のサバイバル生活を強いられる。少しでも安全に過ごせるよう、凶暴な原住民たちの侵入を退ける柵やシェルターを作成する必要があるぞ。
クラフトモードでは設置可能なオブジェクトがハイライトで表示され、任意の位置に原木を設置していく。
より多くの材料を集めれば、強固で頑丈なシェルターを作り出すことも可能だ。
シェルターの出入り口を一箇所にしておけば、周囲からの敵の侵入を警戒できるぞ。
原住民の行動パターンを見極めろ!
プレイヤーはゲーム開始直後から謎の原住民に悩まされることになる。
周囲を見渡すといつの間にか原住民に取り囲まれており、一斉に襲われることもあるので、行動を起こす際は警戒を怠らず、慎重なプレイを心がけよう。
原住民には特定の行動パターンがあり、時にはプレイヤーが近づくと後退するような仕草を見せることがある。
ゾンビのように一直線に襲ってこないあたりが非常に不気味だ。
また、彼らは特定のオブジェクトを恐れて近寄らないという習性も持っているので、プレイしながら彼らの行動パターンを分析してみよう。
遠方まで探索に出かける際は、原住民が普段どのような行動パターンで移動しているかを観察しておくことをオススメする。
出会った全ての原住民に真正面から戦いを挑むことは無謀なので、なるべく彼らの裏をかいて行動し、自分なりの回避方法を確立しておくと良いだろう。
残酷描写のオンパレード
「The Forest」でプレイヤーが目撃するのは「食人族」でもある原住民の凶悪な実態だ。
森を探索すれば、人間の身体で構築された不気味なオブジェクトを目にすることになるだろう。
ゲームの設定上本作にはこのような人体欠損の表現が数多く登場するので、残酷描写に耐性がない人には全くオススメできない。
さらにゲームを進めるとプレイヤー自身も殺害した原住民の身体を切断し、それを食料として口にすることもできてしまうのだ。
この描写は過酷なサバイバル環境で理性が崩壊し、本能のままに生きる主人公の精神状態を見事に表現している気もするが、ある意味最もタブーとされている表現領域に達しているので、プレイする際には注意も必要だ。
もちろん食料を獲得する手段は他にもあるので、必ずカニバリズムを行わなくてはならないという訳ではないが、人道的に疑問視されるようなプレイも簡単にできてしまうところが本作の恐ろしさであり、魅力の一つだ。
将来的に実装される予定の追加要素にも期待しよう!
本作の開発を手がけている「Endnight Games Ltd」は、将来的な追加要素や改善要素を「steam」上で発表している。
現時点で明らかになっているのは「魚」や「ヘビ」「カエル」などの「野生動物」の追加、「狩猟方法」や「罠」の追加、「探索可能エリア」の追加、「クラフト可能なアイテム」の追加、「新しい敵」の追加で、これらが実現すればよりバリエーションに富んだサバイバル生活が実現するだろう。
さらに「Endnight Games Ltd」は、敵AIの進化、ユーザーインターフェース全般の強化、グラフィック全般の改善、マルチプレイヤーでのco-opプレイ環境改善にも取り組んでいる。
開発サイドの飽くなき情熱が続く限りはまだまだ「早期アクセス版」のままになりそうだが、完全な製品版になった暁にはさらに面白いゲームになることを予感させる発表だ。
「The Forest」は、こんな人にオススメのゲームだ!
「早期アクセス版」という体裁でありながらも十分なプレイバリューを持った「The Forest」は、オープンワールドで極限のサバイバル体験ができるホラー要素の強いゲームだ。
人体欠損表現などのゴア描写に耐性があり、人外魔境な世界観を受け入れられるプレイヤーであれば、本作が持つスリルを存分に堪能することができるだろう。
また、生きるための探索要素とアイテム収集というサバイバルゲームの醍醐味がしっかりと実装されているので、「自分ならどう動くべきか」と考えながら行動すれば、ちょっとしたサバイバルシミュレーション気分も味わえる。
度重なるアップデートでメインストーリーにも手が加えられており、各地で見つかる残骸の意味や、原住民の謎などについて言及されるようになっているので、シングルモードでプレイする場合には、是非その先の展開を自分自身の目で確かめてほしい。
さらわれた息子ティミーの運命はプレイヤーの行動にかかっているのだ!
「The Forest」は、オープンワールド型のアドベンチャー作品が好きで、ホラーやグロテスク要素に耐性があるプレイヤーにはオススメの作品だ!
ザフォレスト(The Forest)スペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 7(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Dual-Core 2.4 GHz | Intel Quad-Core 3.0 GHz |
メモリー | 4 GB | 8 GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce 8800GT | NVIDIA GeForce GTX 560 |
VRAM | 512 MB | 1 GB |
HDD空き容量 | 5 GB | 5 GB |
DirectX | Version 9.0 | Version 11 |
備考 | 最低限の動作を保証するスペック快適な動作を保証するスペック |
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