「コールオブデューティー: ワールドウォーII」は、有名な「コールオブデューティー」シリーズ(以下COD)の最新作!Steamでは2017年11月2日に配信が開始されたぞ!
近年のシリーズでは近未来や遠い未来の話を描いていたものが多い傾向にあった為、原点に立ち戻るという意味を含めて「ワールドウォーII」の文字通り、舞台は第2次世界大戦を描いている作品だ。
今回は、そんなCODの最新作を、極限までリアルに描かれたシングルモード、新モード「ウォーモード」を搭載した迫力あるマルチプレイモード、そしてお馴染みのナチス・ドイツの兵士がゾンビとなって襲い掛かってくるゾンビモードの3点から見ていこう!
様々な新システムと新要素を兼ね備えたオススメの最新作だ!
リアルに描かれたD-DAYをはじめとする数々の任務!「シングルプレイモード」
このシングルプレイモードはキャンペーンとも呼ばれるモードであり、1人の兵士の視点から、第2次世界大戦の戦争を眺めたモードだ!
CODにはいくつかのお決まりやお約束の要素があるものだが、第2次世界大戦を描いた作品では必ずと言っていいほど描かれる内容がD-DAYだ。別名、オペレーション・ネプチューンとも言われた、いわゆる「ノルマンディ上陸作戦」を描いた作戦である。
個々の作品で展開の違いはあれど、ナチス・ドイツ軍からの重機関銃による一斉射撃を潜り抜け、ドイツ軍の塹壕に忍び込み155㎜砲塔を破壊するというミッション内容である。
現代の映像技術が惜しみなく使われているためか恐ろしくリアルで、映画を見ているよりも現実に近いような画質に仕上がっていることが特徴だ!
この他、戦史では極めて有名どころである「バルジの戦い」や「ライン川」といったステージが待ち構えており、第2次世界大戦をよく知るプレイヤーにとってはテンションの上がる作品に仕上がっているぞ!
ゲーム内に登場する銃器類も、前作や前々作のような現代の技術をもってしても到底作ることができないようなレーザー銃や自動で敵を探してくれるような便利な装備は、歴史との関係によって存在しない。
連合国軍はM1ガーランドやトンプソン、枢軸国側はMP40やKar98、Stg44といったお馴染みの武器で撃ち合うことを求められるのだ。
また、当然ではあるが第2次世界大戦時の武器であるために、連射ができるものもあるがそれらは全て意図的に精度が低く作られており、セミオートのスナイパーライフルといった便利なものは存在しない。
そんな時代であるために、一撃必殺の勢いで進めていかなくては、たちまち自分たちが「地面とキスをする」ハメになってしまうだろう!
時代設定をしっかりと活かしているシステム、設定になっているぞ!
また、今までのCODシリーズにはなかった大きな特徴が2つある。1つ目は、仲間からの補給を、自分で要請してその補給を受けながら進んでいくという戦闘スタイルだ。
今までは、敵を倒して敵が落とした武器をぶんどって進んでいくスタイルだったがゆえに、プレイするときに弾不足にならないよう、敵が落とす弾は多めに設定されていることがほとんどであった。
それが、味方から一定の間隔で要請すれば補充の弾薬を受けられるシステムを採用したために、敵はほとんど弾を落とさなくなっている。落としたとしても、一マガジン分しか落とさないことがほとんどで、ある意味では戦場のリアルさを追及したものと解釈することもできる。
そのほかにも、索敵を行ってくれる味方、グレネードを補給してくれる味方などがおり、これらを効果的に用いてステージを進めていくことが求められるのだ。
2つ目はいわゆるHPを基準とする体力ゲージの採用である。これは、「メダル・オブ・オナー」シリーズでは定番である。
今までのCODシリーズでは難易度は4種類存在しているが、最高難易度として有名なベテランでさえ一定のダメージを受けても、物陰に隠れて一定の時間経過すれば自動的に体力は最大値まで回復する仕組みだった。
それが、今作はステージ上に落ちている救急キット、または仲間に要請して受け取る救急キットを使用しなければ体力が回復できなくなってしまったのだ!
こうした意味で、今までのCODシリーズに慣れているプレイヤーほど違和感を感じるかもしれないが、これはこれで新しい戦術を考える必要が出てくるために面白い要素になっているだろう!
無限に回復ができるわけではなくなったために、今までのベテラン攻略よりさらに慎重なゲームプレイが求められるようになったと言える!
戦争系の時代設定が好きな人、緊迫感溢れるプレイをしたい人にオススメだ!
多彩に遊びつくせ!新モードの「ウォーモード」が熱い!
今までのCOD作品にも実装されていたマルチプレイモードだが、もちろん今作でも実装されている。
チームデスマッチやキャプチャーザフラッグなど、お馴染みのモードも多数実装されているが、今作において特に注目を集めるモードはやはり「ウォーモード」の存在だ!
ウォーモードは、簡単に言えば「バトルフィールド」などでいうところの「コンクエスト」に近いモードである。ただし、お互いの残機のチケットの概念は存在せず一定時間が経過すれば無限に蘇ることができるようになっている!
攻撃側は各マップごとに設定されたミッションをクリアしていくことが目的であり、防御側はそれを壊されないように防衛することが目的となる。
マップは、各キャンペーンのミッションのステージをモチーフにしており、それぞれ連合国側と枢軸国側に分かれて、6vs6で攻撃と防御を1セットにして行うゲームモードだ。
1つ象徴的な例を挙げるとすると、「ノルマンディ上陸作戦」をモチーフにしたステージが存在するが、多少マップの大きさは調整されているとはいえ、その任務は連合国側は砲塔を壊すこと、枢軸国側はこれを阻止することである。
その過程で、各マップに重機関銃などのオブジェクトが設置されているために、自分の手で迫りくる連合国側の兵士を皆殺しにするという一風変わったプレイを楽しむことも可能だ!
今までのCODシリーズにない新鮮なマルチプレイを遊びたい人にオススメ!
ナチス・ドイツの亡霊どもを倒して謎を解け!「ゾンビモード」
ゾンビモードも毎度おなじみのモードで、今回も最大4人までのPvEモードである。しかし今回もまた1つ大きな特徴があり、それは簡易的とはいえストーリーがあるということだ!
今までの作品のゾンビモードは、ただ単にウェーブごとに強くなっていくゾンビたちを相手に、どこまで耐えられるかというオマケ要素の強い内容だった。
しかし、今作では、謎解き要素とそれを解いた後に最終ボスが待ち構えており、このボスを倒すことが目標となる新しい面を備えているぞ!
まだ1ステージしか用意されていないが、それでも充分な時間を遊ぶことが可能だ!
プレイヤー同士で協力しないとあっという間にやられてしまうという特徴は、今まで通り健在!今後、さらに新たなステージが追加・開発される可能性が充分にあり、その間を楽しみに待つことができると言える!
敵を倒すだけでなく、謎解きをしながらプレイヤー同士で協力したい人にオススメ!
総評:映像技術とゲーム性がここまで進化した!
シングルモードを初め、昨今のゲームに漏れなく映像技術が非常に進化したためか、映画以上の雰囲気を醸し出すことに成功しているのが本作「コールオブデューティー: ワールドウォーII」だ!
加えて、原点回帰というお題目もあってか、ゲーム性としても良い雰囲気に仕上がっており、何回プレイしても飽きることのないゲームに仕上がっているぞ!
また、マルチプレイモードやゾンビモードも、何回もテストプレイして製作されたのであろう絶妙なバランスに仕上がっており、特定の兵種や能力がずば抜けて強いといったことはないために公平感を感じることができるだろう!
初心者にも、熟練者にもぜひともオススメしたい興味深い一本に仕上がっているぞ!
Call of Duty:WWⅡ(COD/WW2)スペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 7/8/10 (64bit) | Windows 10 (64bit) |
CPU | Intel Core i3-3225 または同等のAMDプロセッサ | Intel Core i5-2400 または同等のAMDプロセッサ |
メモリー | 8 GB RAM | 12 GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 660 / AMD Radeon HD 7850 | NVIDIA GeForce GTX 970 / AMD Radeon R9 390 |
VRAM | 2 GB | 4 GB |
HDD空き容量 | 90 GB | 90 GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 11 |
備考 | ブロードバンドインターネット接続 |
© 2017 Activision Publishing, Inc. ACTIVISION, CALL OF DUTY, and CALL OF DUTY WWII are trademarks of Activision Publishing, Inc. All other trademarks and trade names are the properties of their respective owners.
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