『Ghost of Tsushima DIRECTOR'S CUT』は、2024/5/17からSteamストアで正式配信されている開発:Sucker Punch Productions, Nixxes Software、パブリッシング:PlayStation PC LLCのPC向けアクションRPGタイトル。
2020年に発表され、世界的な大ヒットを記録した人気アクションRPGタイトルに新規ストーリーなどを追加した遊び甲斐満点のコンテンツ、様々なPCモニターやPCハードウェア環境をサポートする設定の実装が大きな特徴。
昔の日本を舞台とするアクションRPGタイトルを探している人、PC環境でプレイステーション向けのゲーム作品をプレイしたいと考えている人、世界的なAAAタイトルをコレクションすることが好きな人におすすめの新作。
- PC版が初登場
- 様々なモニターをサポート
- 柔軟なグラフィック設定
ついにSteamで正式配信開始
現在PCゲームのポータルサイト「Steam」ストアで正式配信中の『Ghost of Tsushima DIRECTOR'S CUT』は、過去にプレイステーション向けに発売された同作の「ディレクターズ・カット版」をPC環境で遊べる必見の新作。
原作『Ghost of Tsushima』は2020年7月にPS4向けアクションRPGとして誕生後、2021年にディレクターズ・カット版が発売され、PS5のプレイ環境にも対応した経緯を持つ。PCゲーマーには待望のPC版発売と言えるだろう。
2023年には日本国内での販売数が、無印版とディレクターズ・カット版を併せて100万本を超える快挙を達成。アップデートによって「オンライン協力プレイ」が可能になったことも売上増加の一因になったと見られている。
ちなみに世界累計の販売数は973万本に上り、今回SteamでPCバージョンが発売されたことで1,000万本の大台も視野に入ってきている。侍をテーマにしたゲームがいかに世界的な人気を誇るかが分かる売上数字だ。
Steamストアには早くも2,024件に及ぶユーザーレビューが投稿されており、その内容は「非常に好評」と順調な滑り出しを見せている。PS4やPS5本体を持っていないユーザーには断然おすすめのアクションRPG作品だ。
プレイヤーは主人公の「境井 仁 (さかいじん)として文永11年(1274年)の日本へ降り立ち、メインストーリーとサイドストーリーで構成される物語を体感しながら、数々の戦いへとその身を投じていくことになる。
『Ghost of Tsushima DIRECTOR'S CUT』の世界観
文永(十三世紀後半)、モンゴル帝国(大元)は東方世界の征服をもくろみ、立ちふさがるすべての国を蹂躙していた。侵攻する元軍の大船団を率いるのは、冷酷にして狡猾な智将、コトゥン・ハーン。彼と日本本土の間にあるのは、対馬のみ。
元軍の侵攻初戦において、対馬は炎に包まれる。境井 仁(さかい じん)という名の一人の武士が、かろうじて生き延びていた。仁は、冥府から蘇った者「冥人(くろうど)」として、侍の道に反した戦い方に手を染めることになっても対馬の民を守ろうと決意し、元軍に戦いを挑むのだった。
歴史のテストには必ず出題される元軍の侵攻を取り入れたストーリー要素が特徴のゲーム作品で、このディレクターズ・カット版には追加の完全新規ストーリー「壹岐之譚」も実装されているので、ゲーム世界を遊び尽くせるぞ。
本作を開発を手掛けたのは、アメリカに拠点を構えるスタジオ「Sucker Punch Productions」と「Nixxes Software」で、パブリッシングは「PlayStation PC LLC」が担当。海外のスタジオが日本をリアルに表現した注目ゲームだ。
海外では日本映画の巨匠である黒澤明監督の作品が非常に高い評価を獲得していることで有名だが、本作の開発陣も黒澤監督をリスペクトしたモチーフやシステムを導入。これらを発見していくのもプレイの楽しみと言えるだろう。
ゲームの特徴
鎌倉時代後期の対馬島を「オープンワールド」で再現している点が作品の特徴で、実在する島を丹念にリサーチして最新のゲームグラフィックで再現した手腕が光る。タイムスリップした気分で遊べる必見のアクションRPG作品だ。
ちなみにディレクターズ・カット版に収録されている追加ストーリー「壹岐之譚」では、そのタイトルにもなっている「壹岐島」が本編とは別のオープンワールドで再現されているので、異なる趣を感じながらプレイを楽しめるぞ。
プレイ視点は「サードパーソンビュー」方式を採用しており、精緻な3Dモデリングで再現された鎌倉時代後期の日本で、主人公「境井 仁」の剣術や弓術などのアクション要素を体験しながら、ストーリーを進めていくことになる。
クエスト受託に関してはプレイヤーが好きなタイミングで受けられるので、オープンワールドの探索要素を楽しみながら物語に浸っていく遊び方が可能。一方通行ではないアクションRPG作品が好きな人にもおすすめできる新作だ。
オープンワールドは広大だが、要所で「ファストトラベル」も使えるので、それほど困ることはないはず。探索範囲を広げていくことが主人公境井の成長へ繋がる仕組みなので、マップ構造を覚えるくらい歩き回るのも良いだろう。
バトルシステムに関しては、強弱に分かれる攻撃と回避行動、そして防御及び敵攻撃に対する「弾き」を使っていく仕組み。モーションキャプチャーで取り込まれた剣術アクションの流麗さが作品の大きな魅力となっている。
戦闘中は「体力」「気力」に分かれているステータスゲージの下降にも注意しながらバトルを進める事が必要で、強力な装備を持つ蒙古軍キャラクターとの戦いにも気合が入っていくはず。孤軍奮闘する「境井 仁」になりきろう。
武術の成長要素は「形」で表される。敵キャラクターの兵種に応じた「形」へ切り替えていくことで戦闘が有利に進むことが多々あるため、敵の属性を見極めながら最適な「形」へチェンジして、スリリングなバトルで勝利しよう。
日本軍が蒙古襲来で大敗を喫した大きな要因として「ヤアヤア我こそは」という「名乗り」を上げてから敵へ戦いを挑む「様式美」が蒙古軍に全く通じなかったことが史実として明らかになっているが、本作の主人公は一味違う。
侍としての「名誉」を捨て、対馬の民を救わんとする一心で戦いを始める「境井 仁」は、当時の侍たちは絶対に使わなかった「ゲリラ戦法」を用いることも厭わないので、多くの敵をより効率的に始末できる点が大きな魅力だ。
正々堂々とは正反対の「ステルスキル (暗殺技術)」を用いながら、敵集団の奥深い部分にまで侵入して一気にカタをつける戦法も使えるので、敵軍が密集しているエリアでは分析を行いつつ、効果的な戦闘法を編み出していこう。
主人公の「境井 仁」は、特定の操作を行うことで「耳澄まし」モードを発動し、周囲に居る敵を察知できる。徐々に敵の頭数を減らしていくプレイも面白いアクションRPGで、ステルスプレイが好きな人にもかなりおすすめだ。
装備品とスキルで主人公のステータス値や能力などを徐々にアップグレードしていく王道育成要素もあり、オープンワールドを探索しながらバトルを積み重ねていくプレイ要素に夢中になれるはず。面白さ満点のアクションRPGだ。
前項で「黒澤明監督へのリスペクト」が込められている、と記載したが、本作にはその名の通り「Kurosawa Mode」が存在。これは白黒映画風のプレイ画面になる描画モードで、「フィルム粒子」が出る粋な演出も体験できる。
アップデートによって実装された最高難易度「万死」は、熟練プレイヤーをも苦しめる必見のゲームモード。その反対にアクションゲームが苦手な人でも遊びやすい「補助機能」も追加実装されているので、幅広い人におすすめだ。
PCバージョンのアドバンテージ
PS向け専用ソフトウェアとして登場した作品をPCバージョンとして展開するにあたって、『Ghost of Tsushima DIRECTOR'S CUT』には多彩なセッティングを持つユーザーには嬉しい「PC専用の要素」が実装されている。
PCバージョンの特徴
・開放されたフレームレートと、高性能PCからポータブルゲーミングPCにいたるまで数多くのハードウェアに対応した幅広いグラフィックオプションで『Ghost of Tsushima』を体験しよう。*
・21:9のウルトラワイドと32:9のスーパーウルトラワイド、さらには48:9のトリプルモニターにも対応。細部のアクションまで見逃さずに楽しめる。*
・NVIDIA DLSS 3、AMD FSR 3、Intel XeSSなどのテクノロジーでアップスケーリングとフレーム生成が向上。NVIDIA Reflexと画像品質を向上するNVIDIA DLAAにも対応。**
・日本語音声に合わせたリップシンク — 日本語音声に合わせたリップシンクで、より自然な体験を。それを可能にするのはPCのリアルタイムレンダリングだ。
・操作方法を選択可能:有線接続したDualSense™ コントローラーで、ハプティックフィードバックとアダプティブトリガーの感触を楽しもう。***
・もしくは、マウスとキーボードでフルカスタマイズ可能な操作を楽しむこともできる。
・ハプティックフィードバック — 臨場感を高めるDualSense™ コントローラーのハプティックフィードバックで、剣の振動を感じながら戦いを極めよう。***
・アダプティブトリガー — アダプティブトリガーの抵抗を利用して弓の精度を高めよう。***
* 対応するPCとディスプレイが必要です。
** 対応するPCとグラフィックカードが必要です。
*** ゲームのコントローラー機能を存分に楽しむには、有線接続が必要です。
各種PCモニターに関する解像度対応は一番嬉しいポイントで、さらにリアルタイムレンダリングによって日本語でのリップシンクが自然になっている点も見逃せない。PCバージョンでもプレイする価値がある作品と言えるだろう。
なお、オンラインマルチプレイ向けのコンテンツ「Legends/冥人奇譚」とPlayStationオーバーレイを使う際には、「PlayStation Network」アカウントが必要となるので、この点には十分に注意しておこう。
システム要件に関しては中程度。推奨要件で提示されているグラフィックボードはRTX 2060クラスになっており、メインメモリの推奨搭載量も16GBと一般的。インストールサイズは75GBと大きめになっているので注意だ。
なお、4K解像度やウルトラワイドモニターなど、フルHDを超える解像度を持つモニターで本作をプレイする際には、推奨環境よりも高い性能を持ったグラフィックボードを使った方が高精細でスムーズな描画を得られるだろう。
PC向けとして十分なスペックを備えて降臨した必見のアクションRPG『Ghost of Tsushima DIRECTOR'S CUT』は、現在Steamで好評配信中。PS版をプレイ済みの人にも見逃せないおすすめの新作PCゲームタイトルとなっている。
海外のスタジオが生み出した作品とはいえ、日本に対するリスペクトを十分に感じ取れる仕上がりになっている点が高評価ポイントだ。興味が湧いた人は今すぐSteamストアへアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。
【おすすめポイント】ついにPCでも遊べる!
Ghost of Tsushima DIRECTOR'S CUTスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows10(64bit) | Windows10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-2500K | Intel Core i7-8700K |
メモリー | 8GB | 16GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 780 | NVIDIA GeForce GTX 1080 |
VRAM | 3GB | 8GB |
HDD空き容量 | 50GB | 50GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 12 |
備考 |
©2024 Sony Interactive Entertainment LLC.
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