『いっき団結』は、2023/2/15からSteamでPCバージョンが、2024/4/18からNintendo Switchバージョンが正式配信されているサンソフトの団結ローグライクアクションゲームタイトル。
伝説のファミコンソフトが持つ世界観とシステムをアップデートしたマルチプレイ特化のゲームシステム、複雑な操作体系を持たない「遊ぶ人を選ばない」作風、原作リスペクトの「見下ろし型プレイ画面」が大きな特徴。
1985年にファミコンソフトとして誕生した”伝説のクソゲー”『いっき』をプレイしたことがある人、プレイヤー同士が一緒になってプレイできるカジュアルなアクションゲームタイトルを探している人におすすめの新作ゲーム。
- 伝説のファミコンソフトが復活
- 最大16名のオンラインマルチプレイ
- 簡単操作&ローグライクなプレイ
伝説のファミコンゲームが進化して復活
現在PCゲームのポータルサイト「Steam」ストアおよびMy Nintendoストアで好評配信中の『いっき団結』は、ファミコン向けソフトとして知られている『いっき』の世界を現代風にアップデートした必見のゲームタイトル。
原作のソフトが最大2名のローカルマルチプレイ対応だったのに対して、本作では最大16名のプレイヤーが一緒に遊べる点がポイントとなっている。オンラインマルチプレイが非常に身近になった現代らしい作風と言えるだろう。
本作でプレイヤーに課せられた目標は、制限時間以内にステージに登場する大ボス「悪代官」を討伐すること。MMORPG的な「集団戦」を体験できる点で原作を大きく凌駕しており、そこにやりこみ要素も生まれてくる。
多人数でバトルコンテンツに挑戦する際の醍醐味は、1人では厳しい状況を「助太刀」によって打破できる瞬間で、その状況がシビアであるほど「胸アツ」な体験も得られる。協力プレイが好きな人にもおすすめの新作だ。
悪代官へ辿り着くまでには様々な敵キャラと戦う必要があり、アクションバトルの面でも面白さはピカイチ。キャラクターの操作は「移動だけ」という超シンプルな構造を持っている作品で、カジュアルさでも抜きん出ている。
原作『いっき』をリスペクトしている見下ろし型のプレイ画面とドット絵風味のグラフィックも魅力で、レトロゲーム世代のプレイヤーと若い世代のプレイヤーが一緒に仲良くプレイに興じることができる新作と言えるだろう。
なお、本作は2023/2/15からSteamでPCバージョンが先行配信されていた作品で、今回晴れてNintendo Switchバージョンがリリースされる運びとなった新作タイトル。Switchユーザーには「嬉しい発表」と言えるかもしれない。
ちなみにPCバージョンのプレイヤーとSwitch版のユーザーが協力プレイで一緒に戦える「クロスプラットフォーム」プレイにも対応しているので、人数の集まりという点でも今後期待できそうな新作ゲームタイトルとなっている。
原作『いっき』とは?果たして「クソゲー」なのか?
ちなみに公式サイトやウィキペディアでは原作の『いっき』について「一人でも一揆ができる」「一揆は1人や2人でするものではないとイジられた」と書かれているのだが、リアルタイムで遊んでいた筆者の感覚は違う。
筆者は小学校の時に原作『いっき』を購入してもらって遊んだことがあるが、当時学校の友人からもそういった文句・苦情・クレームやひやかしのようなセリフは聞いたこともないし、雑誌にも書かれていなかったように思う。
邪推するとファミコンソフトが「レトロゲーム」として認識されていった、つまり時代が流れていった時、当時遊んでいた人々が回顧する際に面白おかしく「尾ひれ」を付けて発言したものが広まったのではないだろうか。
公式サイトにも「伝説のクソゲーが団結して復活!」というキャッチコピーが書かれているが、『いっき』の発売直後には「クソゲー」という言葉自体が存在せず、これもやはり後世の人間(当事者含む)による「後付け感」が強い。
無論公式でも元祖「クソゲー」と認定しているのだから、こうなった以上は「正史」として語り継がれることになるのだろうが、実際に当時ゲームで遊んだ世代の1人として、「『いっき』は面白いゲームだよ」と言いたい。
ゲームの特徴
豊作を喜んでいた矢先、村にイナゴが大発生してピンチに。そんな中でも危機に瀕した村に対して容赦ない年貢の取り立てを行う悪代官。村の未来を守るために村民たちが一体となって「一揆」を起こす、というのが作品の世界観。
操作体系は前述の通り「移動アクション」のみというシンプルなもので、攻撃と能力(スキル)発動は全自動で行われるというユニークな仕様。この簡単仕様にも絶えず竹槍を突き出していた原作『いっき』へのリスペクトが窺える。
登場する各エリアボスを倒しながら、アイテムを使ってパワーアップを図りつつ、最後のボス『悪代官』を倒すことがプレイヤーたちの使命。弾幕アクションの要素も満点で、ローグライクを謳う作品らしいプレイを体験できるぞ。
登場キャラクター
ゲームに登場するプレイアブルキャラクターたちは「探索型」「回復型」「攻撃型」「強化型」の4タイプ(属性)に分かれており、これらを活かした集団攻撃を行っていくことがプレイを円滑に進めていく大きなポイントになる。
『いっき団結』で遊べる操作キャラクターの一覧
権 べ : 腰元が想いをよせる、正義感あふれる好青年。団結ではこん棒で一揆!
田 吾 : おっとり和み系男子は、原作通り鎌で攻撃だ!
丹 波 : 団結では忍者が仲間に!?いぶし銀のコワモテ忍者も一揆に参戦!
坊 主 : 顔は怖いが心は優しい頼れる僧侶!仲間をがんがんサポートするぞ!
四 郎 : 信仰の力で仲間をサポート!そのカリスマ性は健在だ!
平八郎 : 年貢の取り立てに苦しむ村人のため立ち上がる!鎖鎌で敵をおしのけろ!
用心棒 : 誰かが雇った用心棒。賃金は一揆の成功報酬!?
秀 頼 : まさかの大名も一揆に参戦!?仲間を指揮してパワーアップだ!
くノ一 : 華麗に戦う女忍者!分身の術で敵を圧倒する!
孫 一 : 伝説の鉄砲頭、ここに参上!刀も使えるよ。
与 作 : がっちり体型で力持ち、権べたちの頼れる仲間。
五右衛門: 銭あるところに五右衛門あり。銭集めが得意な天下の大泥棒。
吟遊詩人: 弾き語りで仲間を鼓舞する戦場の歌姫。三味線の音色に敵は戦慄!?
陰陽師 : いっぱい勉強して陰陽道を習熟!陰陽五行の不思議な力で敵をせん滅!
薬 師 : 治療の薬も怪しい薬も(!?)お手の物!特製の薬でみんなをサポート!
腰 元 : 権べを愛して幾年月…!38年分の思いを込めてお守りします。
協力プレイが捗る仕組みとして「エモートボタン」が実装されており、これによって現在の自分の感情をゲーム内で表現しながらコミュニケーションを取り合えるようになっている。オンライン要素もバッチリな新作ゲームだ。
ギリギリの状況を「団結力」によって打破していくことに本作のカタルシスがあり、そこにオンラインゲームらしい「マルチプレイの面白さ」も存分に生まれてくる。プレイする毎に展開が変わっていくという仕組みもグッドだ。
低迷が続いていた「サンソフトブランド」を復活させる「サンソフト復活プロジェクト」の一貫として登場した『いっき団結』は、温故知新と現代らしいゲームシステムが合体した往年のユーザー必見の新作ゲームタイトル。
特に家族とのプレイに親和性があるNintendo Switch版が登場したことは意義深く、当時実際に原作の『いっき』で遊んだことがある親世代が子供や孫に「昔『いっき』というゲームソフトがあってな・・」と語るのも面白いはず。
Steamストアでの販売価格は1,480円でMy Nintendoストアでの価格は2,420円。Nintendo Switch版は2024/4/29までセール価格となる20%OFFの1,936円で購入できるので、少しでも安く製品をゲットしたいという人は急ごう。
「伝説のクソゲー」をまさかの「16名同時プレイ」ゲームタイトルへと進化させたおすすめの新作ローグライトアクションゲーム『いっき団結』は、現在SteamストアとMy Nintendoストアで好評配信中。今すぐチェックしよう。
【おすすめポイント】みんなで一揆しよう!
いっき団結スペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10 (64bit) | Windows 10 (64bit) |
CPU | Intel Core i5-4460 | Intel Core i7-8700K |
メモリー | 8GB RAM | 16GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 760 | NVIDIA GeForce GTX 1080 |
VRAM | 2GB | 8GB |
HDD空き容量 | 50GB | 50GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 12 |
備考 | インターネット接続が必要ですSSD推奨 |
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