『霊室 (Ghost Room)』のタイトル画像

『霊室 (Ghost Room)』は、2024/4/12からSteamストアで正式配信されているYajinGameProjectのホラーウォーキングシミュレーションゲームタイトル。

「除霊師」として怪奇現象が発生するアパートの室内で霊現象の沈静化に挑む「異変探し」のゲームスタイル、多くのプレイヤーを恐怖体験へ陥れる数々の演出とジャンプスケア要素の実装が大きな特徴。

Steamで大ヒットを記録した『8番出口』『I'm on Observation Duty』のような「異変察知」形式のホラーウォーキングシミュレーターが好きな人、ゲームの実況動画配信を目指している人におすすめの新作。

このゲームはココが魅力!
  • アパートで霊現象が発生
  • 異変を見つける8番ライクなプレイ
  • ビクッとするジャンプスケア要素

アパートの異変を察知するホラーゲーム

現在PCゲームのポータルサイト「Steam」ストアで好評配信中の『霊室 (Ghost Room)』は、日本のアパート内部で発生する「霊現象」に対峙していくおすすめの新作ホラーウォーキングシミュレータータイトル。

プレイヤーは「除霊師」として怪奇現象が発生している一室へと調査に赴くが、邪悪な怨霊の力によって室内へ閉じ込められてしまう。脱出するために残された手段は、霊現象を全て察知して鎮めていくことのみ。

画面上に現れる「異変」の数々を察知して特定の行動を取ることが求められる8番ライクなホラーゲームで、実況動画配信向けのタイトルとしてもピッタリ。襲いかかる恐怖の数々が評判を呼んでいる必見のタイトルだ。

アパートで異変を見つけるホラーゲーム

ゲームを開発したのは、個人のインディーゲームデベロッパー「Yajin」氏で、2023年7月に同じホラーゲーム『怨禍』でSteamデビューを飾った青年開発者。本作の開発には世界的な3DCGツール「Unity」が用いられている。

Yajin氏は本作を『8番出口』『I'm on Observation Duty』ライクな短編ホラーゲームと位置付けているので、これらの作品をプレイして好きになったことがある人であれば、本作の作風にもバッチリハマりながら遊べるだろう。

作者の公式Xアカウントによると、本作は発売から約2日で1,500本の売上を達成しているとのこと。今後作品には霊現象や難易度の追加が行われるそうで、長くプレイを楽しめるタイトルへと進化していく予定だ。

ゲームの基本ルール

本作のルールは「霊現象を見逃さない事」「霊現象を見つけたら御札を貼り、玄関のろうそくを灯す事」「霊現象が発生していない場合は御札を貼らずにろうそくを灯す事」「1度も間違えずに7つの霊現象を鎮める事」の4つ。

閉じ込められてしまった室内を歩き回って霊現象由来の「異変」を観察しながら察知し、もし異変が起こっていたら「御札を貼ってから」ろうそくに火を灯す。異変がない場合には「単にろうそくに火を灯す」のが基本だ。

脱出するためには合計7回発生する霊現象を一度も間違えることなく鎮めることが必須で、そこにプレイヤーの集中力と観察眼、冷静な対処能力などが問われることになっていく。スリル満点かつドキドキのプレイ要素が魅力だ。

ジャンプスケアな要素を持つ新作

記事執筆時点で数々のYouTuberなどの配信者が本作のプレイ動画を発表しているが、彼らの感想は軒並み高評価となっており、25件存在するSteamユーザーレビューの総評も「好評」と順調な滑り出しを見せている。

高評価のレビューや感想に共通しているのは、ホラーゲーム作品らしい「怖さ」。人間の生理反応に訴えかけるジャンプスケア要素がふんだんに盛り込まれている点が魅力で、しっかりと「恐ろしい体験」を味わえる。

異変が生じた室内

『8番出口』が大ヒットを記録した後、国内外でこの流れに追随していくPCゲームタイトルが次々と発表されていったが、筆者の主観で言わせてもらえば、ホラーゲームは「ビックリ」してこそ、その真価を発揮する。

『霊室 (Ghost Room)』には筆者のようなホラーゲームに対する期待値を持つプレイヤーを満足させてくれるだけの「仕掛け」の数々が登場するため、一度プレイすれば身の毛もよだつ恐怖現象を大いに堪能できるはずだ。

なお、作者は本作の作風がプレイヤーに与える影響を考慮して、Steamストアページ上に「注意事項」を掲載している。該当する人は書かれている通りの事を行うか、プレイそのものを控えるなどの判断を行おう。

『霊室 (Ghost Room)』の注意事項

 

〇本ゲームは突然の恐怖演出や大きな音によるびっくり要素が含まれております。小学生以下のお子様や心臓の弱い方は絶対にプレイしないでください
 もし小学生以下のお子様がプレイされる際は、必ず保護者の方の許可を得てください
〇プレイ中に何らかの体調不良を感じた際はただちにプレイをおやめください

 

ワンコイン価格で購入できる新作

Steamでの販売価格は470円で、現在はリリース記念セール価格となる20%OFFの376円で購入できる。ワンコイン価格で入手できるお手軽なインディー系ホラーウォーキングシミュレーターで、お財布にも優しい作品だぞ。

ゲームは標準で日本語インターフェースを実装。なお、作品はソロプレイ専用のタイトルとなり、ローカルとオンラインでのマルチプレイには非対応となっている。1人でじっくりと恐怖体験を味わえる必見の新作ゲームだ。

Valveの携帯ゲーム機「Steam Deck」との互換性については現時点で不明だが、ストア内に「コントローラー非対応」という記載があることから、基本的にはキーボードとマウスで遊ぶタイトルと考えた方が良いだろう。

暗がりの室内

現時点での平均プレイ時間は30分から1時間程度が想定されており、小作品として理想的なボリュームを誇っている。数々の怪奇現象に遭遇しながら異変をコンプリートしていくプレイ要素も大いに捗りそうだ。

具体的なPCパーツが記載されていない点は惜しいが、本作はプレイする際に最低でも32GBのメインメモリを必要とする。一般的な16GBの倍となる数値なので、この点には十分に注意が必要と言えるだろう。

インストールサイズは最大5GB程度とかなりの軽量級で、ストレージを圧迫しない。老婆心ながら作者は今後プレイを考えている人に向けて、具体的なPCパーツ名を記載した動作環境をストア上に明示しておくと親切かもしれない。

動画配信ガイドラインについて

なお、本作をプレイしながら動画配信を行う場合には、許諾不要で遊べる旨が記載されているが、作者からのガイドラインが設定されているので、実況を考えている人は事前に一読し、万全な状態でプレイを進めていこう。

『霊室 (Ghost Room)』の動画配信ガイドライン

 

〇個人・法人・サークル問わず許諾なしで実況して頂けます
 ※実況時間目安:45~90分程度(配信スタイルや難易度、確率などによって多少前後する場合があります)
〇収益化は実況配信(生配信含む)でのみ可能です。実況せずプレイ画面を流すだけの動画での収益化はご遠慮ください
〇動画のタイトルに「霊室」のワードを記載して頂けますと幸いです
〇動画の概要欄に作者のXアカウントを記載して頂けますと幸いです
 URL : https://twitter.com/YajinProject
 アカウント : @YajinProject
〇作品をお気に召しましたらぜひ作者のXをフォロー、良ければYouTubeのチャンネル登録をして頂けますと幸いです
 YouTube : https://www.youtube.com/channel/UCY1rhxmc0RVJEXiwo_9jGuQ
〇本ゲームをプレイ、または配信したことによるいかなる損害に対しましても、作者は一切責任を負いかねます
〇「注意」項目の通り、このゲームには恐怖演出が含まれております。万が一の事態を防ぐため、配信される際は万全な体調管理をして頂くようお願い致します。また、可能であれば視聴者の皆様にも体調に気を付ける旨呼びかけをお願い致します
〇本ガイドラインは予告なく変更する場合がございます

閉じ込められてしまったアパートの一室を舞台に、数々の異変を察知しながら霊現象を沈静化させていくおすすめの新作ホラーウォーキングシミュレーション『霊室 (Ghost Room)』は、現在Steamストアで好評配信中。

プレイヤーを一瞬にして恐怖へと陥れる仕掛けの数々を堪能できるホラーゲームファン必見の新作PCゲームだ。興味が湧いた人は今すぐストアへアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。

【おすすめポイント】恐怖の除霊に挑め!

ゲームプレイの流れ

ゲームを立ち上げるとホーム画面が登場。各種設定と「日本語」「英語」の言語切替はこの画面から行う仕組み。現時点で実装されている難易度は「易しい」「普通」の2種類だが、今後増えていくことが予告されている。

ちなみにプレイ中にも「メニュー画面」を呼び出すことができるようになっているので、自分の環境下で最大限の没入感を得られるように設定を随時調整していくと良いだろう。メニュー画面は「Escキー」で呼び出せるぞ。

プレイ画面のインターフェースは「ファーストパーソンビュー(一人称視点)」を採用。没入感を高めてくれるデザイン設計が光る新作ホラーウォーキングシミュレーションゲームで、プレイ中の臨場感も文句なしの仕上がりだ。

見回すと壁に赤い文字で指示が出ているので、その通りに行動しながらプレイの準備を進めていこう。玄関にある「机」にマウスカーソルを合わせると「始める」という文字が出るので、それをクリックしたらプレイ開始となる。

玄関にあるろうそく

霊現象が発生しているアパートの一室は、古びた設備を持つ昔の住環境ではなく、最新の設備が整った新築(もしくはリノベーション)物件。リアリティー満点の3Dグラフィックで室内が描写されている点が高評価ポイントだ。

プレイを始めると、室内を探索していくシーンが展開。浴室や居間、キッチンやトイレなどをくまなく観察して、そこに「異変」が発生していないかを確かめていこう。もし異変があれば「御札」を貼ることを忘れずに。

明らかな異変が発生している「その場所」に御札を貼ったら、すぐに玄関にある机の「ろうそく」に火を灯す。この一連の動作を7回「間違えずに」繰り返していくことがクリアの条件となるので、しっかり行動していこう。

さっきまで居なかった不気味な人物が出現する、壁のポスターが変わっている(過去作のオマージュ内容)など、軽微な異変に加え、ビックリすること請け合いの異変までランダムに発生していくため、ドキドキ感は満点だ。

ちなみにゲームをクリアすると、それまでに登場した異変にチェックが入った「リザルト画面」が登場し、どんな異変だったのかをテキストで再確認できるようになっている。親切なシステム設計を持つ新作PCゲームだぞ。

総評:異変ブームはまだまだ続く

『8番出口』の大ヒットによって流行した「異変発見ブーム」は、2014年にPS4向けに限定配信された小島プロダクションの『P.T.』から続くホラーゲームファンの趣向を物語るジャンルの隆盛と言えるかもしれない。

普段の見た目とは異なる光景が突如眼前に広がっていく様子には、やはり大きな不安感と恐怖心を覚える上、言いようのない焦燥感にも駆られる。これは世界共通の「ホラー要素」と断言できるだろう。

本作にもその「異変」が大々的にフィーチャーされており、「8番ライクなゲーム」を求めている人にとっては満足できるタイトルになる可能性を秘めている。今後のアップデートでさらに恐ろしさを加えて欲しいところだ。

ゲームのプレイ画像

ホラーアクションゲーム、特にマルチプレイ要素を省いた作品は個人開発者でも製作しやすい状況から、現在多くの開発者が自分のゲームを生み出していっている。特にPC向けのゲームジャンルで顕著な兆候だ。

今後は「8番ライク」を抜け出して新たな境地を確立したタイトルが出現する可能性も大いに残されており、ホラーゲーム好きな筆者としては大いなる期待を寄せている。ブレイクスルーとなる作品の登場が楽しみだ。

閉じ込められてしまったアパートの一室を舞台に、異変を察知しながら霊現象を沈静化させていくおすすめのホラーウォーキングシミュレーションゲーム『霊室 (Ghost Room)』は、現在Steamストアで好評配信中。

グロテスクやスプラッター要素は(現時点では)無いので、性別不問で遊べるホラーゲームと言えるかもしれない。興味が湧いた人は今すぐストアへアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。

【おすすめポイント】異変を全て発見しよう!

霊室スペック/動作環境

動作環境 必須環境 推奨環境
対応OS Windows 10(64bit) Windows 10(64bit)
CPU Intel Core i5-4460 Intel Core i7-8700K
メモリー 8 GB 16 GB
グラフィックカード NVIDIA GeForce GTX 960 NVIDIA GeForce GTX 1060
VRAM 2 GB 6 GB
HDD空き容量 50 GB 50 GB
DirectX DirectX 11 DirectX 12
備考 インターネット接続環境が必要SSD推奨

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