『Voidtrain (ヴォイドトレイン)』は、2023/5/10からSteamで早期アクセス版が配信されているHypetrain DigitalのオープンワールドサバイバルRPG。
改造可能な異次元急行列車の乗組員として奇妙な世界を冒険するプレイ要素が特徴で、ユニークな世界観設定を持つRPGをプレイしたい人におすすめ。
- 摩訶不思議な異世界
- 列車の改造とクラフト
- サバイバルとバトル
異次元を探索するサバイバルRPG
現在Steamで早期アクセス版が配信されている『Voidtrain (ヴォイドトレイン)』は、強烈なビジュアルインパクトを持つおすすめの新作PCゲーム。
ゲームの舞台となるのは、独自の歴史や未来が複合的に存在している奇妙な謎に満ちた世界「ヴォイド(Void)」で、SFワールドが広がっていく。
プレイヤーは改造可能な異次元急行列車の乗組員としてこの世界へと降り立ちながら、謎に満ちた生物や敵と対峙しつつ、新世界を冒険することになる。
摩訶不思議な世界を探索
本作に登場する異世界は宇宙空間のように浮遊することが可能で、場所によっては深海にいるような気分になれることも。摩訶不思議なフィールドが魅力だ。
スチームパンクな雰囲気とヴィクトリア朝のようなデザインが渾然一体となっているゲームデザインが秀逸な作品で、視覚的なインパクトは絶大。
不気味な敵と戦いながら生存を目指しつつ、素材を集めてクラフトでサバイバルに必要なアイテムを生み出すことがプレイヤーの使命。
ファーストパーソンビューで展開するバトルシーンには緊張感があり、多種多様な敵キャラクターと交戦することが作品の特徴にもなっている。
最新ゲームらしい高精細なグラフィックを求める人にも断然おすすめのタイトルで、一度プレイすればその魅力に虜になってしまうこと請け合いだ。
キプロスのスタジオが送るRPG
作品を開発しているのは、キプロス共和国に拠点を構えるゲームスタジオHypetrain Digitalで、ほぼ10年インディーゲームの発表を行ってきた経歴を持つ。
本作はGamescomアワードで「最もオリジナルなゲーム賞」を受賞している作品で、そのオリジナリティー溢れる世界観設計が人気を博している。
マルチプレイと日本語環境を完備
早期アクセスの現時点ではソロプレイ以外に最大4名のオンラインマルチプレイモードをサポートしており、協力プレイ要素でも遊べる。
コアメカニズムはすでに実装が完了し、様々なバイオームを旅しながら列車を改造してアップグレードすることが可能。サイドクエストも存在しているぞ。
Steamでの販売価格は3,490円で、この価格は開発の進捗に伴って値上がりする可能性も示唆されている。底値農地に購入するのも手だ。
なお、Steamストアでは現在ゲームの触りをプレイできる無料のデモ版も配信中。まずはお試しでこちらから遊んでみるのもアリだろう。
ちなみに早期アクセス版の作品が製品版へアップグレードし、価格が改定された場合でも、すでに購入済のユーザーは追加料金不要で遊べる。
ゲームは標準で日本語インターフェースを実装しており、参入の敷居は低い。またSteam Deckとの互換性もあるため、Deckユーザーにもおすすめだ。
要求スペック
PCへの要求スペックは低めで、推奨要件で提示されているグラフィックボードはGTX 970クラスと控えめ。最新のローエンドゲーミングPCでも動く。
インストールサイズは現時点で約35GBとなっているが、アップグレードによってサイズが肥大化する可能性もあるため、ストレージには余裕を持っておこう。
異空間を列車で旅しながら生存を目指していくおすすめの新作PCゲーム『Voidtrain (ヴォイドトレイン)』は、現在早期アクセス版として好評配信中。
現時点で3.556件あるSteamユーザーレビューも「やや好評」と上々の滑り出しを見せている。興味が湧いた人は今すぐストアで製品情報をチェックしよう。
【おすすめポイント】異空間へ出発!
ゲームプレイの流れ
スタート時には、自分が操作するキャラクターの性別と外見をエディットでカスタマイズすることが可能。「一般」「頭」「ボディー」に分かれる項目を弄ろう。
各項目には詳細なセクションが含まれており、フェーダーを操作して自由にエディットできるようになっている。キャラクリがある点も魅力だ。
プレイはストーリーを追っていくクエスト達成形式で進行。ムービー部分と操作パートがシームレスに繋がる場面もあり、没入感を高めてくれる。
前述の通り、プレイ視点はファーストパーソンビュー(一人称視点)。マップ内のオブジェクトにカーソルを合わせるとインタラクトできる仕組みだ。
初回プレイ時には操作体系に関するチュートリアルが別画面で表示されるようになっているため、完全初見でも迷わずに遊べるぞ。
SteamバージョンはXboxコントローラーでの操作に対応。キーボードとマウスで操作する場合には一般的な「WASD」のキーバインドになる。
プレイヤーが操作するキャラクターは、左腕にFalloutシリーズに登場するPip-Boyに似たガジェットを装着している。この部分の演出が面白い。
簡易的な導入部分で操作に関する「学び」を行った後は、事態が急展開。本作最大の魅力とも言える異空間の世界へとなだれ込んでいく。
無重力の異世界
ゲームの主要な舞台となる異世界「ヴォイド」には重力が存在しない。したがってプレイヤーはロープを頼りに行動していくことになる。
宇宙のようで宇宙ではなく、深海のようで深海ではないという本作の舞台設計は非常に魅力的。ゲームならではの表現力が冴えわたる作品と言えるだろう。
なお、プレイヤーが拠点とする列車の周囲では「遊泳スピード」にボーナス効果が発生し、列車のスピードに遅れを取ることなく行動できるぞ。
プレイ中に起こった主要な出来事は「日記」に記録され、情報を探っていく手がかりになる。ストーリー性を重視する作品らしい仕掛けだ。
クラフト
浮遊物漂う空間内で資源を採取しながら、ゲームに実装されているクラフトシステムへとアクセスできる点も作品の特徴で、探索要素も大いに捗る。
遠くにある資源アイテムをグラップリングフックで引っ掛けて引き寄せることもできるので、画面へ目を凝らしながらアイテムゲットを目指そう。
クラフトパートは別画面で資源アイテムなどを確認しつつ、作成可能なものを生み出していく仕組み。ビジュアル的に整理されて分かりやすい。
設置可能なクラフトアイテムはハイライト表示され、位置決めを行える。一般的なサンドボックスゲームの手法と変わらないので、迷わず遊べるはずだ。
最初はトロッコだったものにクラフトで部品を装着し、立派な列車へと改造していくプレイも味わえる点が作品の特徴で、改造プレイが楽しい。
プレイを進めていくことで複数の車両や改良型エンジンを完備した自分だけの列車をデザイン、作成できるようになるので、鉄道ファンにもおすすめだ。
クラフトでは列車以外に武器類も生み出すことが可能。危険な人間NPCや動物(特にサメ)と戦いながら異空間を生存するためには欠かせない。
ペット
ゲームには可愛らしい異生物がペットとして登場。彼らをテイミングして仲間に加えることもできるため、ほっこりした気分になりながら遊べる。
列車をクラフトで拡張してペットの居場所を作って上げれば、過酷なサバイバルの中で一時の休息を感じられること間違いなしだ。
バトルシステム
ファーストパーソンビューで展開していくアクションバトルは本作もう一つの魅力。アクションFPSで素早いバトルを楽しむことが好きな人にはハマるぞ。
作品に登場する武器類はどれもレイドバックしたデザインを持ち、それが不思議な世界観と非常にマッチしている。絶妙な造形も注目ポイントだ。
ゲームでは複数の武器を携行して切り替えながら戦いに挑めるため、マップ内に潜む脅威に立ち向かいながらプレイを進めていこう。
協力プレイ
本作はソロプレイ以外に、オンラインで最大4名のマルチプレイがサポートされている。フレンドユーザーと一緒に活動してゲームを遊び尽くそう。
ある程度の自由度を持ち合わせる探索に加え、スリリングなバトルと体調管理要素、そしてクラフトシステムも併せ持つ本作は、配信にも最適な作品。
協力プレイ時のドタバタ劇は見ているだけでも面白く、ゲーミングストリーマーにはうってつけのタイトルと言える。みんなで盛り上がろう。
【おすすめポイント】面白さ満点!
正式版への展望
早期アクセス版の現段階でアクセスできるのは、プロローグ部分とストーリーの第一章、そしてゲームの基本的なプレイシステムとなっている。
現在進行中のコンテンツは、列車ビルドおよびエンジンシステムのアップグレードや驚異的な敵キャラの創造、敵NPCのAI強化。
ストーリーの第二章も作成中とのことで、今後のアップデートによって物語が加速していくことも予想される。最新情報をこまめにチェックしよう。
正式バージョンでは、メインクエストの完備に加えて多彩なサイドクエストも実装される予定。敵キャラのバリエーションも増える見込みだ。
総評
世界観設定が非常にユニークな本作ではあるが、個々のコンテンツやシステムなどを見ると、既存のゲームにインスパイアされたものが多い。
これは作品への批判ではなく、ゲームには無数の組み合わせによって生まれる「相乗効果」がまだ残っているということ。可能性を感じるタイトルだ。
自分が好きなゲームを忖度なし・制限なしに生み出せる点がインディーゲームデベロッパー最大の利点だが、本作はそれを上手く活かした作品と言える。
改造可能な異次元急行列車の乗組員として奇妙な世界を冒険するプレイ要素が特徴の『Voidtrain (ヴォイドトレイン)』は、現在好評配信中。
2024年内の正式バージョンリリースを目指しているインディーゲームファン必見のオープンワールドサバイバルRPGとなっている。
興味が湧いた人は今すぐストアへアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。
【おすすめポイント】今後が楽しみな新作!
Voidtrain (ヴォイドトレイン)スペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-2500K | Intel Core i7-6700K |
メモリー | 8GB RAM | 16GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 660 | NVIDIA GeForce GTX 1060 |
VRAM | 2GB | 6GB |
HDD空き容量 | 20GB | 20GB |
DirectX | Version 11 | Version 11 |
備考 | インターネット接続が必要 |
(C) Hypetrain Digital.
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