『The Elder Scrolls V: Skyrim』は、2011年に配信が開始されたベセスダ・ソフトワークスの購入型PCゲームで、ファンタジー世界を舞台に主人公として冒険を繰り広げていくアクションRPGの金字塔。
ドラゴンボーンとして邪悪な竜との戦いを目指していくメインストーリー、オープンワールドを自由に探索しながら自分の人生を歩んでいくプレイ要素、多彩なスキルを伸ばしながら成長していくシステム、個性的なNPCとの出会いが大きな特徴で、何十時間も浸れるRPGを求める人におすすめ。
- 自由度満点のオープンワールド
- 自分だけの人生を歩める
- MODでゲームの面白さがアップ
200以上の受賞歴を誇るアクションRPG
現在PCゲームのポータルサイト「Steam」で正式配信中の『The Elder Scrolls V: Skyrim (ジ・エルダー・スクロールズ・ファイブ・スカイリム)』は、2011年に産声を上げたベセスダ・ソフトワークスのアクションRPG。ファンには「スカイリム」の略称で親しまれているゲームタイトルだ。
本作は現時点でのエルダー・スクロールズ・シリーズ最新作で、冒険の舞台はタムリエル大陸のスカイリム地方。雪深い豪雪地帯も多いスカイリムがオープンワールドマップで再現されており、プレイヤーは後に「ドラゴンボーン」と呼ばれる主人公を操作しながら冒険に挑むことになる。
世界累計売上は6000万本を記録
発売後に世界中で大ヒットを記録した本作は、現在までに200を超える賞を受賞しており、様々なプラットフォームへ展開。世界累計売上は6000万本を超えており、全ゲームタイトルの中で7位にランキングしている。名実ともにアクションRPGの金字塔と呼ぶに相応しいタイトルだ。
2016年にはリマスタリングが施された『The Elder Scrolls V: Skyrim Special Edition (略称SE)』が発売され、現在Steamストアで流通しているのはこの作品となる。32ビット環境だったPC版の原作が64ビット版になっている点がポイントで、3種類のDLCが全て網羅されている。
スカイリムがここまでの人気を博した背景には、有志が作成した「MOD」の存在がある。詳細については後述するが、自己責任で導入する改変プログラムをMODと呼び、ベセスダが公式に認めたMODは現在ゲーム内で導入できるようになっている。プレイの面白さが広がるぞ。
標準で日本語吹き替えとインターフェースをサポート
Steamでの販売価格は4399円。頻繁にセール対象になることが多いので、時期を上手く選ぶとお得に入手できるはず。標準で日本語吹き替えと日本語インターフェース・字幕を搭載しており、海外ゲームが苦手な人でもすんなりと世界観に入っていける。コントローラーでも遊べるぞ。
なお、2200円で販売されている『The Elder Scrolls V: Skyrim Anniversary Upgrade』を購入することでゲームを『The Elder Scrolls V: Skyrim Anniversary Edition』へとアップグレードすることが可能で、SE版には存在しなかったコンテンツの実装を体験できるようになっている。
ファンタジー世界を舞台に主人公として冒険を繰り広げていくアクションRPGの金字塔『The Elder Scrolls V: Skyrim』は、現在Steamストアで好評配信中。本当の自由を体験できる素晴らしいゲームタイトルだ。興味が湧いた人は今すぐストアで詳細なゲーム情報をチェックしよう。
【おすすめポイント】本物のアクションRPGを体験!
スカイリムの魅力
ゲーム最大の特徴は、自由度の高いオープンワールド。帝国軍とストームクロークの内戦が勃発するスカイリムの世界には様々な都市が存在するが、特定のシーンが終了したスタート直後からプレイヤーは何処へ向かうのも自由で、訪れた場所で様々なクエストに触れることが出来る。
一般的なRPG作品と同様に、本作でも様々なアクションを行うことでレベルアップを達成することが可能で、剣術を極めたり、魔法を極めたり、または両方をバランス良く使っていったりといったバトルシステムの構築も自由度が高い。プレイヤーの数だけ成長過程が異なる作品だ。
都市部や集落などには様々な種族がNPCとして存在。彼らの中には差別意識もあり、言葉に耳を傾けているとその境遇が分かるようになっている。ちなみにゲーム開始直後には、これらの種族から好きなタイプを選んで主人公のアバターを作成できるので、好きな主人公で冒険できるぞ。
様々なファクションに所属しながら遊ぶことも可能
プレイヤーはやがて帝国側もしくは反乱軍のストームクローク側のどちらかに属しながらメインクエストを進めていくことになるが、国家権力とは異なるファクション「ギルド」には自由に所属できるため、人生の選択肢は非常に柔軟。盗賊にも暗殺者にもなれるので面白さは満点だ。
敵キャラクターには人間や猛獣、そして本作の大きなカギを握るドラゴンなどが存在し、ファンタジー世界らしい壮絶な戦いをアクション要素満点にプレイできる。弓矢を使った遠距離攻撃や、ドラゴンボーンだけが使いこなせる「シャウト」を駆使して戦いを進めていこう。
オープンワールド内に様々な洞窟が存在し、ふと立ち寄った場所でクエストが発生することがあるなど、次から次にやるべきことが持ち上がってくるシステムが最高に面白く、これらのサブクエストに遭遇するタイミングも人によって異なるため、探索と冒険の楽しみは尽きない。
ドラゴンボーンとしてメインクエストを進め、一応のエンディングを見ることもできるが、そこでゲームは終わらず、やり残したクエストや未発見のコンテンツを探して旅を続けられる点も特徴。筆者はXbox360版とPC版で合計3300時間以上冒険しているが、未だに飽きていない。
【おすすめポイント】果てしなき冒険を楽しもう!
ダウンロードコンテンツ
現在Steamで販売中の『The Elder Scrolls V: Skyrim Special Edition』には、「ドーンガード」「ドラゴンボーン」「ハースファイア」に分かれる3種類のダウンロードコンテンツが収録されている。これらは発売当時別個に導入する必要があったが、今はオールインワンパッケージだ。
ドーンガード
ドーンガードで描かれるのは、吸血鬼の一族を題材とするストーリー。吸血鬼と戦うために編成されたドーンガードに所属しながら、悲劇の出自を持つ吸血鬼の娘「セラーナ」と共に父親であるハルコン卿に戦いを挑んでいくことになる。吸血鬼になれるという選択肢もある点が魅力だ。
ドラゴンボーン
ドラゴンボーンでは、唯一無二の存在として認識されていた主人公以外のドラゴンボーン「ミラーク」が登場。過去作で登場していたロケーション「ソルスセイム」へと赴きながら、打倒ミラークを達成するために奮闘していくことになる。新装備なども多数登場する人気のコンテンツだぞ。
ハースファイア
ハースファイアは「住居要素」を楽しめるコンテンツで、クラフト要素の素材を手に入れながら複数の地域に自分だけの家を建設できる。また孤児を養子にできるシステムも解禁されるため、パパやママと呼ばれながら冒険者の続きを体験できて楽しい。生活感を感じられるコンテンツだ。
これらのコンテンツは特定レベルから自動的に導入され、対応するクエストがスタートしていくが、後回しにすることも可能なので、好きなタイミングで取り掛かると吉。特にドーンガードのクエストを進めると善良なNPC市民が襲撃で亡くなってしまうこともあるので、進め方に注意しよう。
無印の本編クエストを進めるだけでも結構なボリュームを持つ作品だが、これら3種類のDLCが入ることでさらにプレイの幅が広がり、何十時間以上も遊べるゲームになっていく。今からプレイを始める人は「全部入り」の状態でスタートできるため、余すところなく遊べるぞ。
【おすすめポイント】DLCで面白さアップ!
スカイリムのMODについて
『The Elder Scrolls V: Skyrim』を語る上で外せない存在が「MOD」。ゲームのプログラムを改変し、原作には登場しないキャラクターや衣装、アイテム、クエストなどを実装できるMODは、特にグラフィック面を向上させるタイプのものを中心に人気を集めており、世界的に利用者数が多い。
MODは基本的に無料で導入できる有志の作品群で、スカイリムファンは「Nexus」というサイトにアップロードされているMODを利用するのが一般的。権利関係などがややこしいため、この記事ではNexusのMOD画像は引用しないが、興味がある人は一度訪れてみるのも良いだろう。
公式以外のMOD導入はあくまで自己責任
MODを導入する上で大切なのは、PCのフォルダ構造に対する知識とリスクを背負う覚悟。ゲームプログラムを改変するため、最悪の場合にはデータが失われたり、PC本体に悪影響を及ぼす可能性もある。メーカー保証外の行為であって、あくまで自己責任。予備知識を得ることが大切だ。
ベセスダ・ソフトワークスはMOD文化に寛容なメーカーで、一部の例外を除いて法的措置などを取ってこなかった歴史もあり、スカイリムのMOD文化はこれ以上ないほど花開いている。本家でも秀逸なMODを公認として「クリエイションクラブ」の配信コンテンツとして導入しているほどだ。
クリエイションクラブ経由で導入できる公認MODには、主に特別なアイテムを提供してくれる小作品が多いが、Nexusで配布されているMODには壮大なクエストを追加するものや、ゲームバランスやUIそのものを変更するものもあり、規模で言えば段違いに大きい。
上手くMODと付き合っていくと、無印の作品を超えたフォトリアルなプレイ画面を得ることもでき、作品の印象が大きく変わっていく。キャラクターを美化するMODも人気があり、特に美しい女性に関するMODは精巧な出来栄えだ。筆者も現在複数のMODを利用させてもらっている。
公認のMOD以外は「自己責任」での導入になる、ということを念頭に入れておけば、スカイリムの楽しみ方は格段に広がり、最新ゲーム顔負けの高精細なグラフィックで冒険を楽しむことも可能。PCとフォルダ構造に関する一般的な知識を蓄え、チャレンジしてみるのも一興だ。
【おすすめポイント】MODでゲーム世界が変化!
スカイリムスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 7/Vista/XP (32または64ビット) | Windows 7/Vista (64ビット) |
CPU | デュアルコア 2.0GHz | クアッドコア Intel または AMD CPU |
メモリー | 2GB | 4GB |
グラフィックカード | DirectX 9.0c対応の512MB VRAMを持つグラフィックカード (例: NVIDIA GeForce 8800GT, ATI Radeon HD 5450) | DirectX 9.0c対応の1GB VRAMを持つグラフィックカード (例: NVIDIA GeForce GTX 260, ATI Radeon HD 4890) |
VRAM | 512MB | 1GB |
HDD空き容量 | 6GB | 6GB |
DirectX | DirectX 9.0c | DirectX 9.0c |
備考 |
© 2016 Bethesda Softworks LLC, a ZeniMax Media company.
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