『War Mongrels』のタイトル画像

『War Mongrels』は、2021/10/20からSteamで正式配信されているDestructive Creationsの購入型PCゲームで、第二次世界大戦の東部戦線を舞台に、ナチスに対抗するレジスタンスを描くアイソメトリック・リアルタイム戦術SLG。

プロパガンダに支配されていた主人公がナチス・ドイツに立ち向かっていく様子を描く世界観、復数の主人公を動かしながらステルスアクションで戦いを進めていくプレイ要素、客観的に状況を見ながら遊べる見下ろし型のプレイ画面が魅力で、戦争の陰惨な面をしっかりと描いた骨太なストラテジーゲームを求める人におすすめ。

レジスタンスとナチスの戦いを描く新作

現在PCゲームのポータルサイト「Steam」で正式配信中の『War Mongrels』は、第二次世界大戦の東部戦線を舞台に、ナチスに対抗するレジスタンスを描くおすすめの新作。上空見下ろし型のプレイ画面でキャラクターを操作しながら、リアルタイムで行動を起こしていく必見のアクションストラテジーゲームタイトルだ。

本作に登場する主人公は、ドイツ国防軍を脱走し、やがてゲリア部隊員としてナチス・ドイツに反旗を翻す2名の兵士。最初2名は政府のプロパガンダに感化されていたが、ナチスの残虐性を目の当たりにして考え方を一変させる。2名はこれ以上ナチスが拡大することで無意味な人々が死ぬことを防ぐために行動することになるぞ。

第二次世界大戦が舞台の『War Mongrels』▲ナチス・ドイツが行ってきた残虐性を糾弾する重い世界観が特徴。ゲリラ部隊の反撃を描く。

見下ろし型のプレイ画面を持つミリタリーゲームとして、1998年に誕生した『COMMANDOS (コマンドス)』シリーズを連想する人も多いはずだが、実際本作のゲームシステムやデザインには同シリーズとの類似点も多く、プレイヤーが画面内で起こっている状況を客観的に判断しながら操作する部分にも共通点がある。

ミリタリー系のアクションゲームで人気を誇っているFPSゲームでは、操作キャラクターが1名で、かつ自由にマップ内部を移動できる事が多いが、リアルタイムストラテジーゲームである本作では、プレイヤーがマップ内の任意の場所をクリックし、その後キャラクターがそこへ移動していく追随形式が展開。操作感は決定的に異なる。

『War Mongrels』のプレイ画面▲操作体系はRTSの一般的なものに準拠。慣れていないとキャラ移動で苦戦するので注意だ。

基本的なゲームプレイ要素は、キャラを操作しながらマップ内で戦闘を行いつつ、指定されたミッションをクリアしていくことで、そこにステルスアクション要素も入り込む。戦略的に移動しながら効果的なアイテムを利用し、武力と火力で勝るナチス・ドイツ軍に対抗していくことがゲームの醍醐味だ。

プレイを進めていくと、メイン主人公2名の考え方に共感するキャラクターも登場し、プレイヤーは彼らも扱えるようになっていく。各キャラクターは固有のスキルを持ち、場面に応じてこれらのスキルを活用する姿勢も必要になっていくので、戦術性も広がる仕組みだ。こういったシステムにも『COMMANDOS』との共通点がある。

仲間NPCも操作できる『War Mongrels』▲異なるスキル特性を持つキャラクターを上手く使いこなしながらミッションを達成するプレイが展開。

Steamでの販売価格は4750円。なお、ストアでは無料でゲームの「触り」をプレイできるデモ版が同時配信中なので、購入を決めかねる場合にはこのデモ版でプレイの感触を掴んでみるのも良いだろう。ちなみにストアページでは、本作のBGMを収録したオリジナル・サウンドトラックが無料で提供されているぞ。

インターフェースは標準で日本語をサポートしており、海外ゲームが苦手な人も安心。なお、本作はPC版以外にXbox One、Xbox series X、PS4、PS5版もリリースされているマルチプラットフォームタイトルで、日本向けにDMM GAME PLAYER版(PC版)もリリースされている。好きなプラットフォームで遊ぼう。

日本語UIに対応している『War Mongrels』▲DMM GAMES版とSteam版、Epic Gamesストア版はそれぞれクロスプレイに対応している。

解除できるSteam実績は59種類と豊富で、実績ハンターを自負する人にもおすすめ。また作品はValveの携帯ゲーム機「Steam Deck」とも互換性があり、家から外へゲームを持ち出してプレイすることも可能。ソロプレイ以外にオンラインで協力プレイも楽しめるようになっているので、様々なスタイルでプレイを楽しめるぞ。

第二次世界大戦の東部戦線を舞台に、ナチスに対抗するレジスタンスを描くアイソメトリック・リアルタイム戦術SLG『War Mongrels』は、現在Steamおよび各プラットフォームで好評配信中。重厚な世界観が広がるタイトルだ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。

【おすすめポイント】ゲリラの壮絶な戦いが始まる!

ゲームシステム

『War Mongrels』の主要登場人物は、ナチス・ドイツからの脱走を図った「マンフレッド」と「エバルト」の2名。プレイを開始すると、作品の世界観と主人公の状況を説明する短いアニメーションムービーが流れた後、1944年6月23日から実際のゲームがスタート。ここでは「脱走」が主な任務になっていく。

プレイ画面の下部には装備しているアイテムや操作できるキャラクターアイコン、そして敵キャラクターの位置を確認できるミニマップが表示される。ステージ内でプレイヤーに課せられたタスク目標はテキストで確認可能だ。なお、最初は操作体系に慣れるためのチュートリアル形式でプレイが進行するので安心だぞ。

2名の主人公を動かせる『War Mongrels』▲上空からの見下ろし型視点は、エリア全体の情報や敵キャラとの位置関係を掴みやすい。

マップ内に登場する敵キャラクターの「視界」は、可視化できるサーチライト状の描画で表され、隠密行動する際に重宝する。このサーチライトに引っかからないように主人公キャラクターを移動させることが大切で、発見されなければミッション達成も容易になっていく。ステルスアクションを極めよう。

また、主人公キャラクターは物を投げて敵の注意を引くことも可能。敵が異変に気付いた際には頭上に「!」や「?」マークが表示され、怪しいと思った場所に移動してくるため、これを利用して相手をおびき出し、秘密裏に処理することができる。ステルスアクション要素を持つゲームをプレイすることが好きな人におすすめだ。

ステルスアクション要素がある『War Mongrels』▲アイテムや環境を上手く利用しながら突破口を見出していくことが大切。頭脳プレイも捗る。

無双プレイを楽しめるゲーム作品とは異なり、本作に登場する主人公キャラクターやその仲間たちはスーパーヒーローではない。銃撃戦であっけなく死亡してしまうこともあるため、数々のロケーションで展開していくミッションを完遂するためには、慎重かつ大胆な行動要素が不可欠だ。スリル満点のプレイ要素が作品の肝だぞ。

ゲームをプレイ中にはそれぞれの登場人物たちがセリフを発する場面もあり、残酷なナチス・ドイツ軍に立ち向かっていく壮大なストーリー要素を体感しながら遊べる点も魅力。徐々に厳しさを増していく難易度が緊張感を持続し、時に武器を手に取ってド派手な銃撃戦を展開するアグレッシブな場面にも遭遇するので、満足度は高い。

派手な戦闘シーンもある『War Mongrels』▲基本はステルスアクションでプレイが進行するが、状況に応じて激烈な戦闘要素も巻き起こる。

実際に起こった歴史的な事件などを題材として取り入れている作品なので、非常に暗いシチュエーションが展開していく作品ではあるが、当時ナチス・ドイツが他国に対して行っていた残酷な一面を見ることができ、非常に勉強になるゲームタイトルと言える。悲惨な戦争を繰り返さない抑止力にもなり得るだろう。

軍隊vsレジスタンスの構図が光るタイトル

ゲーム作品としてのユニークな立ち位置として、軍隊に所属している兵士ではなく、レジスタンスメンバーになっていく脱走兵を描いている点が挙げられ、一般的なミリタリー系ゲームの中では特殊な世界観を持っている。第二次世界大戦を題材にしているゲームを数多くプレイしてきた人にとっても、見逃せない作品になるはずだ。

見下ろし型のプレイ視点でキャラクターが動くため、臨場感やインパクトの面で不安にある人がいるかもしれないが、キャラクターのモーションやアクション性は再現度が高く、バトル中にはリアリティーのある動きをしてくれるので、思わず夢中になってプレイしてしまうこと請け合い。非常に良く出来たタイトルだ。

【おすすめポイント】スリル満点のプレイが面白い!

システム要件

『War Mongrels』のシステム要件は低め。ストアで提示されている推奨要件のグラフィックボードは4GBのVRAMを実装する「GTX 1650」もしくは「RX 470」になるため、現行のローエンドなゲーミングPCでも問題なくプレイできるはず。メインメモリの推奨搭載量も16GBと一般的で、これをクリアできる人は多いはずだ。

CPUの推奨モデルは「i7-4790」もしくは「Ryzen5 2600」で、プロセッサーの面でも参入の敷居は低い。OSに関してはWindows 7からサポートされており、理由があってOSのバージョンをアップグレードしていない人でも安心して導入できる。ただしインストールサイズは35GBなので、空き容量に注意しよう。

要求スペックが低い『War Mongrels』▲PCへの要求スペックは低め。幅広いパーツ構成に対応してくれるおすすめのゲームタイトルだ。

第二次世界大戦の東部戦線を舞台に、ナチスに対抗するレジスタンスを描くアイソメトリック・リアルタイム戦術SLG『War Mongrels』は、現在Steamおよび各プラットフォームで好評配信中。スペック面の軽さも光る必見作だ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。

【おすすめポイント】要求スペックも低めな新作!

War Mongrelsスペック/動作環境

動作環境 必須環境 推奨環境
対応OS Windows 10(64bit) Windows 10(64bit)
CPU Intel Core i5-9400F Intel Core i7-9700K
メモリー 8GB RAM 16GB RAM
グラフィックカード NVIDIA GeForce GTX 950 NVIDIA GeForce GTX 1660 Ti
VRAM 2GB 6GB
HDD空き容量 35GB 35GB
DirectX DirectX 11 DirectX 11
備考 インターネット接続環境が必要SSD推奨

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