『The Elder Scrolls V: Skyrim VR』は、2018/4/3からSteamで正式配信されているベセスダ・ソフトワークスの購入型PCゲームで、大ヒットRPGシリーズ最新作の世界をVRで体験できるタイトル。
極上のファンタジー世界を仮想現実世界で再現したゴージャスなゲームグラフィック、プレイヤーが自由なプレイを満喫できる圧巻のゲームシステム、巨大なドラゴンとも戦える面白さ満点のバトル、MODへの対応が魅力で、海外ゲーム最高峰のアクションRPGをVR世界で体験してみたい人におすすめの作品。
名作アクションRPGがVRで登場
現在PCゲームのポータルサイト「Steam」で正式配信中の『The Elder Scrolls V: Skyrim VR』は、2011年に発表されたアクションRPG『The Elder Scrolls V: Skyrim』の世界をVRで丸ごと再現したファン必見のタイトル。何百・何千時間でも浸れるファンタジー世界をリアルに体験できるRPG作品だ。
ベースとなっている『The Elder Scrolls V: Skyrim』は、発売後約1年で3種類のプラットフォーム累計1000万本以上の売上を達成している超ヒット作で、現在でもプレイしているユーザーが世界中に多数存在しているモンスターゲームタイトル。日本ゲーム大賞の受賞歴も併せ持つアクションRPGの金字塔だ。
プレイヤーは「ドラゴンボーン」として知られる伝説の存在として広大なオープンワールド「スカイリム」へ降り立ち、自分の運命を全うしながら様々な人生の選択肢をクエストで選んで冒険とバトルを進めていくことになる。シリーズ作品として培ってきた膨大な世界観設定を体験できる点が大きな魅力だぞ。
▲VR版ではFPS視点で「自分の手」を見ながら没入感満点のバトルを楽しめるようになっている。
作品は一般的なVRヘッドセットにほぼ全て対応しており、参入の敷居は低い。ただし作品を絶大な人気へと引き上げた「MOD」を導入する場合には、相応のPCスペックが要求されることになるため、予めハイスペックな構成を用意しておくと安心。通常の状態でプレイする場合には、この限りではない。
標準で日本語インターフェースと音声を完備
インターフェースは標準で日本語を完備し、声優陣による日本語吹き替えも完璧に常備。原作をプレイ済みの人はお分かりのことと思うが、本作は日本語吹き替え環境が非常に充実しており、没入感満点にプレイできる。その利点はVR版でもしっかりと引き継がれ、安心してファンタジー世界の滞在を楽しめるはずだ。
Steamでの販売価格は7980円。定価の値段が張る点がやや難点と言えるが、しっかりとしたPC環境でプレイすれば、値段以上の感動を受けること間違いなし。またSteamは季節毎に大胆な値引きセールを開催するため、この期間を狙って製品を購入するのもアリだ。時に75%引きになることもあるので、チャンスだぞ。
解除できるSteam実績も75種類と豊富。すでに原作で多くの実績を解除済みのプレイヤーも、本作ではゼロの状態からプレイすることになるため、これらを再び解除できる喜びを味わえる。初心に帰った気分でゲームを再スタートし、凶悪なドラゴン「アルドゥイン」に立ち向かうドラゴンボーンの旅を始めてみよう。
▲胸躍る膨大なクエストと自由なプレイ要素が待っているタイトル。人生で一度は触れてほしい作品だ。
ゲームはソロプレイ専用で、オンラインマルチプレイ要素は皆無。この点は原作シリーズと同じで、ぼっちプレイヤーを自負する人には断然おすすめのタイトルと言える。ちなみに本作の世界観でオンライン要素を体験したい場合には、現在絶賛稼働中のMMORPG『The Elder Scrolls® Online』をプレイしよう。
ゲームには公式DLCとしてリリースされたアドオン『Dawnguard』『Hearthfire』『Dragonborn』が3種類すべて同梱されているため、これから作品をプレイしたいと考えている人にもおすすめ。公式発表のDLCはすべて組み込まれた状態で遊べるので、ゲームの世界観をまんべんなく味わい尽くせるぞ。
大ヒットRPGシリーズ最新作の世界をVRで体験できるタイトル『The Elder Scrolls V: Skyrim VR』は、現在Steamで好評配信中。PCユーザーかつVRヘッドセットを所有している原作ファンにはマストな作品だ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。
【おすすめポイント】仮想現実世界でスカイリム!
ゲームシステム
『The Elder Scrolls V: Skyrim VR』の基本ゲームシステムは、原作である『The Elder Scrolls V: Skyrim』とほぼ同じ。異なるのはVR固有の移動アクションとプレイヤーキャラクターの見た目、そしてVR向けに調整されているインターフェース周りぐらいなので、違和感なく冒険をスタートできるはずだ。
本作には2D版のゲームと同じ歩行形式と、テレポート移動の2種類が用意されており、プレイヤーは好みの移動スタイルを選択できる。長時間プレイすることが前提となる作品で、メインクエストだけを追ってもかなりの時間を仮想現実世界に費やすことになるため、負担のない移動方法で遊んでいこう。
初めてVRゲームを本格的にプレイする人にとってはVR酔いが心配になるかもしれないが、原作のモーションが元々ゆっくりと動くため、アクションFPSのような激しい視点移動は起こらない。バトルシーンでは両腕を動かすプレイスタイルとなるが、このモーションに関してもゆっくりなので安心だ。
▲激しいアクション要素が起こらない作品なので、ある意味VR環境に向いたRPGと言える。
2DからVR環境に移行したユーザーの多くが感動するポイントはおそらく「弓矢」のモーションで、これに関してはVRらしい操作感をたっぷりと味わえるので、バトル要素に対して夢中になれるはず。両手武器や片手武器と盾のモーションも面白いが、弓矢を扱うプレイ要素は多くの人に感動を与えるはずだ。
圧倒的な自由度の高さが素晴らしいタイトル
原作『The Elder Scrolls V: Skyrim』と同様、本作でもプレイヤーの思うままにオープンワールドを移動していく自由度満点のプレイスタイルが展開。メインクエスト開始直後に全く違う場所へ赴いていくのもアリで、レベルアップのスキル振り分けに応じて自由なキャラビルドもできるようになっている。
魔法を極めたい場合にはウィンターホールド大学へと向かうも良し、本筋であるドラゴンボーンの道を進みたい場合にはメインクエストを追うも良し、盗賊ギルドに加入して盗みのテクニックを磨くも良しと、あらゆる人生(もしくは全て)を謳歌できる点が作品の醍醐味で、何も強制されない世界が待っている。
日本産のRPG作品はほぼ一本道の展開が多く、プレイヤーの裁量で主人公の人生を左右できる場面は少ないが、本作の場合には何十時間でも好きなだけ回り道をしながら生きることができるため、ハマるとかなりの「時間泥棒」な作品となること請け合い。数千時間プレイする人が多いのも頷けるRPGだ。
一応エンディングや結末は用意されているが、そこでゲームが終わることはなく、飽くなき探究を永遠に続けられる点もポイント。マップのふとした地点で発生するサブクエストの数々は非常に膨大で、何気ない会話がクエストのトリガーになることもあるので、熟練プレイヤーにも大きな発見がある。
▲マップのどの方向に向かっていくのも完全な自由。圧倒的な自由度を誇る必見のアクションRPGだ。
加えて本作にはDLC3種類が初めから実装されているので、拡張した世界観で遊べる点も大きい。自分以外のドラゴンボーンに対峙することになるDLCや、吸血鬼を題材とした長編DLC、そして孤児などを養子として招き入れる「家」を建設できるDLCがあるので、プレイ体験をより一層豊かにしてくれるはずだ。
多彩な種族が共に暮らし、帝国と反乱軍の戦争も巻き起こる世界は「息づいている」印象を与え、手にできる書物から得られる膨大なシリーズの世界観も文句なしに面白い。ある意味で「ソロ向けアクションRPGの理想郷」を完成させたタイトルで、その面白さはまさに底なし。ゲーマー人生を充実させる作品だぞ。
【おすすめポイント】圧巻の世界が広がるVRゲーム!
システム要件
『The Elder Scrolls V: Skyrim VR』のシステム要件は、VRゲームとしては標準的。推奨動作環境で提示されているグラフィックボードは8GBのVRAMを実装した「GTX 1070」もしくは「RX Vega 56」となり、CPUの推奨モデルは「i7-4790」もしくは「Ryzen 5 1500X」となる。ミドルスペック推奨だ。
インストールサイズも15GBと、最新のPCゲームと比較すると少なめ。ただし前述の通り、自己責任で導入するMODを利用する場合、要求スペックやインストールサイズが飛躍的に上昇する可能性があるので、事前に入念な下調べを行い、万全な状態でPCをセットアップしていこう。MOD導入は各自の自由だ。
▲原作が2011年の作品のため、要求スペックはVRゲームの中でも標準的。軽さが際立つ。
大ヒットアクションRPGシリーズ最新作の世界をVRで体験できるタイトル『The Elder Scrolls V: Skyrim VR』は、現在Steamで好評配信中。このためにVRヘッドセットを買っても決して後悔しないおすすめの作品だ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。
【おすすめポイント】軽さも光るVRアクションRPG!
The Elder Scrolls V: Skyrim VRスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 7/8.1/10 (64bit) | Windows 10 (64bit) |
CPU | Intel Core i5-6600K または AMD Ryzen 5 1400 | Intel Core i7-4790 または AMD Ryzen 5 1500X |
メモリー | 8GB RAM | 8GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 970 / AMD RX 480 8GB | NVIDIA GeForce GTX 1070 / AMD RX Vega 56 |
VRAM | 4GB | 8GB |
HDD空き容量 | 15GB | 15GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 11 |
備考 | VRヘッドセットが必要 |
© 2011-2018 Bethesda Softworks LLC, a ZeniMax Media company.
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