『Eville』は、2022/10/11からSteamで正式配信されているVersus Evilの購入型PCゲームで、3Dグラフィックで再現されたファンタジー世界で「人狼ゲーム」を楽しめるオンラインRPGタイトル。
4名から最大15名のプレイヤーで集まって「村人」と「共謀者」の対立を楽しめる人狼ゲーム要素、クエストを実行できるRPG要素、テキストとボイスチャットで交信できるソーシャルシステムが大きな魅力で、「真実を暴く&人を騙すプレイ」を楽しめる人狼ゲームの世界が好きな人におすすめの新作。
3Dで遊ぶ人狼ゲーム
現在PCゲームのポータルサイト「Steam」で正式配信中の『Eville』は、「村人」と「共謀者」に別れたプレイヤーが人狼ゲーム要素に挑むおすすめの新作。最低プレイ人数は4名、最大プレイ人数は15名となっており、ランダムに振り分けられた役割を実行していくプレイ要素を楽しめるオンラインRPG作品だ。
最も特徴的なのは、ファンタジー世界と洗練された3Dグラフィック。日本で一般的に知られている人狼ゲームはテキストベースで進んでいく2Dゲームが多いが、本作の場合はプレイヤーがサードパーソンビューで登場キャラを操作しながらアクションを行うことができるため、そこに大きな違いが出ている。
▲高精細な3Dグラフィックで再現されたファンタジー世界の「村」がゲームの舞台となる。
本作の舞台は、謎の連続殺人が発生しているファンタジー世界の村。村人と共謀者に振り分けられたプレイヤーたちは、自分たちに与えられた能力を活用しながら生活を進めつつ、それぞれ異なる目的の達成を目指すことになる。村人の目標は真犯人の発見、共犯者の目標は無実な人間の殺害だ。
ゲームプレイ中には人狼ゲームでおなじみの「投票」が起こる場面もあり、多数決で真犯人もしくは無実なプレイヤーが処刑もしくは免罪されていく。この投票に至るまでに共犯者プレイヤーは「嘘」を撒き散らし、周囲の人間を疑心暗鬼にさせていくことが大切。人を欺く能力に長けたプレイヤーほど楽しめるぞ。
村人プレイヤーと共謀者プレイヤーがそれぞれに与えられる「クエスト要素」を達成することで、プレイを有利に進められるイベントが発生するなど、本作固有のゲームシステムも存在しているため、面白さは満点。キャラの固有スキルなども用いながら生存と目標の達成を目指していこう。
ドイツのインディーゲームデベロッパーが送る新作
ゲームを開発したのは、ドイツのルール地方に本拠を構えているインディーゲームデベロッパーの「VestGames」。2020年に設立された若きスタジオで、ゲームは約2年間の早期アクセス期間を経て、晴れて正式バージョンとして完成した経緯を持っている。今後の作品発表にも期待が高まるスタジオだ。
Steamでの販売価格は1400円で、現在はリリース記念価格となる10%引きの1260円で販売中(2022/10/19までの期間限定価格)。なお、詳細は後述するが本作には「ファウンダーズ・パック」や「デラックス・エディション」が存在するので、ゲームプレイを最大限に楽しみたい人は、こちらの購入も検討しよう。
▲牧歌的な日常を送るプレイヤーたち。だがこの中に凶悪な犯人が潜んでいる可能性も。
インターフェースは標準で日本語をサポートしており、参入の敷居は低い。ただしオンラインマルチプレイ専用のタイトルであることを考えると、海外のプレイヤーとマッチングする場合には外国語で会話を繰り広げていく必要があるため、一般的な語学力を持っていないと詰む。この点には十分に注意だ。
解除できるSteam実績は42種類と豊富で、実績ハンターを自負する人にもおすすめできるタイトル。基本的に一緒に遊ぶフレンドユーザーが多い人ほど気軽に楽しめる作品となっているので、安価なリリース記念価格のうちに購入してフレンドへプレゼントするのもアリ。疑心暗鬼の世界をたっぷりと堪能しよう。
3Dグラフィックで再現されたファンタジー世界で「人狼ゲーム」を楽しめるオンラインRPG『Eville』は、現在Steamで好評配信中。ドキドキの心理戦が展開していく必見のインディーゲームタイトルに仕上がっている。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。
【おすすめポイント】人狼ゲームで遊べる新作!
ゲームシステム
『Eville』では、最初に「村人」と「共謀者」に参加プレイヤーが振り分けられ、それぞれの役割を担いながら人狼ゲーム要素に挑んでいくことになる。「昼間」と「夜間」に分かれる時間帯で求められる行動パターンが異なり、与えられた役割の能力もそれぞれ千差万別。全ての役割を理解しておこう。
村人には、投票に大きな決定権を持つ「市長」や、ゴーストになったプレイヤーとコミュニケーションを取れる「ゴーストウィスパラー」、監視カメラ風のアイテムを設置できる「先見者」、罠を仕掛けられる「トラッパー」、特定プレイヤーを追跡できる「探偵」などに分かれる合計7種類の役割がある。
共謀者には、夜間に住人を殺害できる「バーバリアン」や、昼間に村人へ嘘の情報を流す「誹謗中傷者」、夜間に他プレイヤーのお金やアイテムを盗める「泥棒」、トラップドアを用いて仲間をサポートする「密輸業者」に分かれる4種類の役割が存在。共謀者同士で結束しながらプレイを進めることが必要だ。
▲ランダムに与えられる役割になりきって行動することが不可欠な新作ゲームだ。
各プレイヤーには様々な「クエスト」が与えられ、これを完了することがゲーム勝利のトリガーになっていく。ポーション作成や釣り要素など、クエストの種類は豊富で、これらは頭上に「!」のマークが付いているNPCから主に受諾できる。クエストが一定以上まで進むと、特殊イベントが発生する仕組みだ。
村人と共謀者がそれぞれクエストを進行し、どちらかがクエストバーの進捗状況を完全に達成すると、その時点で達成した勢力の勝利となる。中間地点で発生するイベントは、それぞれの勢力にとって有利な展開をもたらすものなので、同じ勢力のメンバーと協力しながらクエストの達成を目指していこう。
村人が犠牲者になると「投票」が行われ、怪しいと思われる「容疑者」が檻の中に閉じ込められる。その後各プレイヤーが主張を展開し、最終的には「死刑」もしくは「無罪放免」のどちらかが採択される仕組みだ。共謀者メンバーはうまく嘘を突き通して場を混乱させ、誤った選択を与えるように努力しよう。
▲全プレイヤーが集まる「投票」コンテンツ。村人の場合は無実な人を処刑しないように注意。
人狼ゲームの醍醐味である「疑心暗鬼」の世界こそが本作の醍醐味で、そこに能動的にキャラを動かしながらアクションを実行していく要素も入り込むため、一般的な人狼ゲームを超えた面白さも生まれてくる。無論参加しているユーザーがゲームシステムに習熟しているほど面白さもアップするぞ。
プライベートマッチも可能となっているので、無用な混乱を避けたい場合には気心の知れたユーザー同士で遊ぶのが無難。人狼ゲームは参加しているユーザーの品位とモラル、節度が非常に重要視されるジャンルなので、後味の悪いプレイにならないように防御策を練ってからプレイをスタートしよう。
【おすすめポイント】人狼要素を楽しもう!
システム要件
『Eville』のシステム要件は低め。推奨環境で提示されているグラフィックボードは「GTX 670」「HD 7950」となるため、現行のローエンドなゲーミングPCでも問題なく遊べる。CPUもIntelの第6世代「i-5」クラスのプロセッサーがあれば良く、メインメモリの推奨ラインも8GBと敷居が低い。
インストールサイズに関しては2GBとスマホアプリ並みの軽さで、普段ストレージが逼迫している人でも安心してダウンロードできる。むしろ本作で重要なのはオンラインマルチプレイを滞りなく進められる「通信環境」なので、良好なインターネット通信速度を確保した状態でプレイをスタートしよう。
▲インディーゲームタイトルらしいスペック面の低さが光る新作。誰もが気軽に遊べるぞ。
OSはWindows 7からサポートされているので、この面でも敷居が低い作品と言える。ちなみにAMDのAPUを用いる場合には、近年リリースされたパーツの方が良く動くそうなので、AMD環境でPCを構築している人はこの点に留意しておくと良いだろう。幅広い人がプレイできる新作タイトルだ。
【おすすめポイント】要求スペックも低い新作!
各種エディションも販売中
前述の通り、『Eville』には同梱アイテムが異なる2種類のエディションも存在する。ストアではシーズンパスと装飾系アイテム、サウンドトラックがセットになった『Eville - Founder's Pack』が3180円、装飾系アイテムとサントラがセットされた『Eville - Deluxe Edition』が2525円で併売中だ。
なお、ストアではこれらに同梱されているシーズンパスやアイテム、サウンドトラックがダウンロードコンテンツ扱いで個別販売もされているので、まずは本体を購入してから徐々に揃えていくスタイルもOK。ただし現在は各種エディションがリリース記念価格で値下がりしているのでお得だ。
▲3系統のエディションで販売中の新作ゲーム。好きなエディションを購入しよう。
3Dグラフィックで再現されたファンタジー世界で「人狼ゲーム」を楽しめるオンラインRPG『Eville』は、現在Steamで好評配信中。人狼ゲーム要素とオンラインRPGが融合した必見のインディーゲームタイトルだ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。
【おすすめポイント】DLCと各種エディションもチェック!
Evilleスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-2500K | Intel Core i7-8700K |
メモリー | 8GB | 16GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 660 | NVIDIA GeForce GTX 1060 |
VRAM | 2GB | 6GB |
HDD空き容量 | 20GB | 20GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 11 |
備考 |
(C) Versus Evil.
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