『Prodeus』は、2022/9/24からSteamで正式配信されているHumble Gamesの購入型PCゲームで、現代のレンダリング技術を駆使しながらオールドスクールなFPSを再現する新作タイトル。
FPS黄金期のゲームが持っていた見た目を最新3DCGで再現した懐古主義のゲーム世界、相手を粉砕する武器の数々を用いながらバトルに挑めるゴア要素満点の戦闘シーン、自分だけのマップを生み出してコミュニティーと共有できるレベルデザインシステムが魅力で、ド派手に暴れ回れるFPSが好きな人におすすめの作品。
FPS黄金期をオマージュする新作ゲーム
現在PCゲームのポータルサイト「Steam」で正式配信中の『Prodeus』は、現代の3DCG技術を駆使しながら、FPS黄金期に世界的な流行を見せたアクションゲームの世界を再現するおすすめの新作。「ドット絵グラフィック」でありながらヌルヌルと動くプレイ画面が最高に面白いタイトルだ。
90年代に巻き起こったFPS黄金期に生み出されたタイトルの数々が持っている「見た目」と「プレイ体験」を踏襲する本作では、当時の技術的制約であった「ギザギザの描画」という特徴を完全再現しつつ、銃弾を浴びた敵クリーチャーが四肢損壊するゴア描写も実現。オールドゲーマー必見作だぞ。
▲SF世界を舞台に不気味な敵クリーチャーの数々を粉砕していく新作アクションFPS。
近年はインディーゲーム業界を中心に「Back To Basic」を行うタイトルが増えてきており、懐古主義的でありながら現代の表現技術も織り交ぜる作品製作スタイルが支持を集めている。本作もそんな「懐かしさを感じさせながら新作ゲームらしい表現を持つ」作品の1つで、好きな人はハマること請け合いだ。
ゲームの特徴はノンストップで展開するカオスなバトルシーンで、迫力満点のファーストパーソンビューで強烈な武器類を操りながら敵を粉砕していく怒涛のプレイ要素を体験できるようになっている。飛び散る敵クリーチャーやエイリアンの血飛沫と肉片が「ゲームらしい爽快感」を与えてくれる新作だ。
新人のインディーゲームデベロッパーが手掛けるタイトル
作品を開発したのは、これがSteamデビュー作となる2名編成のインディーゲームデベロッパーBounding Box Software Inc.で、パブリッシングはHumble Gamesが担当。本作は約2年に及ぶ早期アクセス期間を経て正式リリースされた労作で、今後のアップデートにも期待が高まる。
Steamでの販売価格は2750円。なお、ストアではオリジナル・サウンドトラックがダウンロードコンテンツ扱いで併売中なので、ゲームをプレイしてBGMを気に入った人は購入してみよう。ちなみに同時展開している『Prodeus MIDI Soundtrack』に関しては、完全無料でダウンロード可能だ。
▲圧倒的な火力で突き進む爽快なアクションシューティング要素が展開。ハマるぞ。
インターフェースと字幕は標準で日本語をサポートしており、参入の敷居は低い。さらに汎用コントローラーでのプレイもサポートされているため、キーボードとマウスでゲームをプレイすることが苦手な人も安心だ。ただしゲームにはかなり強烈なゴア表現があるため、その点だけは注意しておこう。
解除できるSteam実績は合計30種類と豊富で、実績ハンターを自負する人にもおすすめ。ソロプレイ以外に様々な設定が可能なオンラインマルチプレイモードもサポートしており、フレンドや世界のプレイヤーたちと一緒に盛り上がりながら遊べるようになっている。長時間夢中になれる新作FPSだ。
現代のレンダリング技術を駆使しながらオールドスクールなFPSを再現する新作タイトル『Prodeus』は、現在Steamで好評配信中。ソロ向けモードとマルチの全てをプレイするのであれば、十分に元は取れる作品と言える。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。
【おすすめポイント】アツいバトルが待っている!
ゲームシステム
『Prodeus』のゲームシステムは、ファーストパーソンビューで展開する爽快感満点のアクションシューティングバトル。FPS黄金期にリリースされた作品群が持っている興奮を味わいながら、ゴア要素満点のバトルで敵キャラクターをミンチにして粉砕し、怒涛の快進撃を続けながらプレイを楽しもう。
カメラ視点は操作キャラクターのヘルメット越しという設定になっており、バイザー内部にゲームUIを統合している。手持ち武器の残弾数やプレイヤーキャラクターのHPなどがデザイン化して表示されているのでうるさくなく、クロスヘア表示も主張が少ないので画面の見通しは抜群だ。
ゲーム内で目にするグラフィックは全て「ドット絵」になっており、敵キャラクターがプレイヤーの近くまで寄ると「粗さ」も際立つ。ただしFPS黄金期当時にリリースされた作品群とは異なり、現代のゲームエンジンで動く作品のため、動きは非常にスムーズ。このアンバランスな感覚が最高に面白い。
▲粗いドット絵に目が慣れるまでには少々時間がかかるが、プレイはスムーズそのものだ。
武器を用いて敵キャラクターを粉砕すると、血飛沫や肉片などがピクセルアートで飛び散っていく表現を楽しめる。爆発シーンでのエフェクトに至るまで全てがドット絵になっているので面白く、この違和感はクセになる楽しさ。表現方法で独自のゲーム世界を生み出したおすすめの新作アクションFPSだ。
ちなみにゲーム内のゴア表現に関しては11段階まで調整可能で、当時のゲーム群が持っていた容赦ない暴力描写と四肢損壊パターンを自分好みに調整しながら遊べる。ユーザーが何を求めているかを敏感に察知できるインディーゲームデベロッパーらしいシステムが痛快で、長くプレイできること請け合いだ。
なお、ゲーム内で流れているBGMは、『Dusk』『Quake Champions』『DoomEternal』などに楽曲を提供していることで知られる作曲家のAndrew Hulshult氏。このBGMはサウンド・トラック形式のダウンロードコンテンツとして1010円で併売されているので、気に入った人は購入しよう。
【おすすめポイント】ゴリゴリのバトルが楽しい!
オンライン対戦・協力プレイ要素
『Prodeus』には、プレイヤー同士が一緒に遊べるオンラインマルチプレイモードもあり、最大4名のCO-OPでキャンペーンモードをプレイしたり、最大16名のメンバーでデスマッチに興じたりと、幅広い遊び方ができるようになっている。ソロでキャンペーンモードをクリアしたら、これらのモードにも挑戦しよう。
マルチプレイ向けのゲームモードには「デスマッチ」「チームデスマッチ」「キャプチャー・ザ・フラッグ」などがあり、対戦・協力プレイ要素を満喫できる。これらのゲームモードはいずれもアクションFPS界隈では定番のモードとなっているので、普段FPSで遊ぶことが多い人であれば迷わずプレイできるはずだ。
▲キャンペーンモード以外の遊び方も実装されている必見の新作アクションFPSタイトルだ。
また、プレイヤーが任意でルールを設定できる「カスタムゲームモード」もあり、これを活用すれば異なる条件で腕前を競い合えて便利。プレイヤーを飽きさせない多彩なコンテンツとモードが組み込まれた必見の新作ゲームとなっているので、全てのモードを制覇してゲームを遊び尽くそう。
【おすすめポイント】PvPも捗る新作FPS!
レベルデザイン機能
『Prodeus』には、強力なツール「レベルデザイン」が実装されており、ユーザーは3Dモデリングの要領で独自のマップを生み出せるようになっている。このツールはマップ内にある部屋の面積や深さ、さらに登場する敵キャラクターの出現場所までを詳細に設定できる画期的なシステムとなっているぞ。
ゲームには他のコミュニティーメンバーが制作したマップを呼び出して遊べる機能もあるため、他者のマップでアクションシューティングの腕試しも出来て楽しい。自分で納得がいくマップを生み出したらアップロードして、オリジナルマップを世界のコミュニティーメンバーと共有するのも良いだろう。
▲既存のプレイマップ以外に、完全オリジナルなマップまで利用できるシステムが秀逸。
モデリングを行う際には3D空間内でエディットを進めていくことになるため、これまでに3DCGツールに触れたことがある人にはアドバンテージがある。また完全初心者でも徐々に仕組みを理解しながら遊べるようになっているので、まずはエディターを立ち上げて色々と試行錯誤していくのも一興だ。
【おすすめポイント】オリジナルマップも作れる!
システム要件
『Prodeus』のシステム要件は低め。推奨要件で提示されているグラフィックボードは「GTX 1050」もしくは「RX 560」になるため、現行のローエンドなゲーミングPCでも問題なくプレイできる。あえてドット絵調のゲームグラフィックにしている点が軽量化の要因だろうが、気軽に遊べるぞ。
インストールサイズも4GBと非常に軽く、ストレージが逼迫している人でも安心してダウンロードできる。レトロFPSに寄せたことで参入の敷居が下がっているおすすめの新作で、インディーゲームらしい「軽さ」も光るタイトル。OSもWindows 7からサポートされ、Mac OSでも動かすことができるぞ。
▲MacとWindowsに両対応するハイブリッドなインディーゲームタイトルだ。
現代のレンダリング技術を駆使しながらオールドスクールなFPSを再現する新作タイトル『Prodeus』は、現在Steamで好評配信中。かつてFPS黄金期の作品をプレイした人には刺さる作品と言える。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。
【おすすめポイント】軽さも魅力の新作ゲーム!
Prodeusスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 7/8.1/10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-7400 | Intel Core i7-8700K |
メモリー | 8GB | 16GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 1050 Ti | NVIDIA GeForce GTX 1080 |
VRAM | 4GB | 8GB |
HDD空き容量 | 20GB | 20GB |
DirectX | 11 | 12 |
備考 |
(C) Humble Games.
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