『Fracture: City of Destruction』は、2022/9/9からSteamで早期アクセス版が配信されているTubbaluvin氏の基本プレイ無料PCゲームで、ハイテンションなシューティングバトルを体験できるアクションFPS。
荒廃した街を舞台に悪徳政府と反乱軍が衝突する世界観、ソロとオンラインマルチプレイで挑める「チームデスマッチ」モード、複数の武器を切り替えながら素早く戦いを繰り広げていくスリリングな戦闘シーンが大きな魅力で、個人が開発したインディー系アクションFPSゲームに興味がある人におすすめの新作。
基本無料のアクションFPS
現在PCゲームのポータルサイト「Steam」で早期アクセス版が配信されている『Fracture: City of Destruction』は、腐敗した政府と反乱軍の戦いをフィーチャーした世界で戦えるおすすめの新作。迫力満点のファーストパーソンビューでハイテンションなバトルを体験できるアクションFPSタイトルだ。
腐敗した政府は、専制政府に対する脅威を排除するため、「The Reapers」と呼ばれる民間軍を都市に配備。対抗する反乱軍「The Bandits」の排除に乗り出している。ゲームでは「The Reapers vs The Bandits」の対戦構図がチームデスマッチ形式のモードで描き出されることになるぞ。
▲臨場感を盛り上げるファーストパーソンビューでシューティングバトルが展開する新作。
早期アクセス版の現時点では改造可能なプライマリウェポンが用意され、セカンダリウェポンや投擲武器と切り替えながら戦いを楽しめるようになっている。ソロプレイ時にはAI操作の「BOT」が参戦するため、マッチングで待ちぼうけを食らうことなくプレイできる点がポイント。ソロとマルチ両対応だ。
早期アクセス版の現時点ではマップが1種類しか存在しないため、ボリューム面で言うと弱い。ただしカジュアルに対戦を楽しめるゲームバランスを持っているので、親しいフレンドユーザーや世界のプレイヤーたちと一緒に盛り上がりながら遊べること請け合い。深いことを考えずにプレイできる新作ゲームだぞ。
個人のインディーゲームデベロッパーが開発中の新作
ゲームを開発・運営しているのは、アメリカのテキサス州に本拠を構えているインディーゲームデベロッパーのTubbaluvin氏。本作が初のSteam掲載作品となる個人のデベロッパーで、現在はユーザーからのフィードバックを集めつつ、約一年後の正式バージョン配信を目指して開発を継続している。
基本プレイは無料。ゲームには専用通貨を用いてアイテムを購入する項目が存在するが、現時点では課金要素は未実装。完全無料のゲームタイトルとなるのか、それともコスメ系アイテムを課金要素にするのかは不明だ。少なくとも「Pay To Win」に直結する課金システムは皆無の良質なゲームタイトルと言える。
▲グラフィックに関してはAAAタイトルに一歩譲るが、それでも一定のリアリティーはある。
インターフェースは英語一択となり、残念ながら日本語インターフェース及び字幕・音声には非対応。ただし内容的には単純明快なアクションシューティングゲームとなっているので、基礎的な英語読解力を持っていれば十分にプレイできるはず。操作体系に関してはキーボードとマウスでのプレイ一択だ。
ゲームには現時点で多少のバグがあるので、万全を期してプレイしたい場合には開発進捗を待つのも手。ストアでは今後のアップデートによってさらなるゲームモードを実装する旨がアナウンスされているため、一定期間を置いてからプレイすれば遊び甲斐のある作品へと進化を遂げているはずだ。
異なる勢力の激突という構図の中でハイテンションなシューティングバトルを体験できるアクションFPS『Fracture: City of Destruction』は、現在基本プレイ無料で好評配信中。幅広い人が気軽にダウンロードしてプレイできる必見作だ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスしてプレイを始めよう。
【おすすめポイント】気軽に遊べるアクションFPS!
ゲームシステム
ファーストパーソンビューでプレイが展開する『Fracture: City of Destruction』の特徴は、ハイテンションかつハイスピードな試合展開。マップの面積がそれほど広くないため交戦状態に陥りやすく、素早いモーションで相手に狙いを定めていくプレイスタイルが大いに捗るはずだ。
プレイ画面上部には方位計が表示され、右上には自分が所属している勢力のマークとプレイ時間、画面下部では携行している武器の詳細と残弾数を確認できる。アクションFPSとしてはかなりシンプルなインターフェースと言えるが、その分画面内で巻き起こるバトルそのものに集中できるので満足度は高い。
▲視界が開けるUIデザインを採用。これくらいシンプルな方がバトルに打ち込めて良い。
ちなみにソロで遊ぶ際には、プレイ前の設定画面でBOTの総数や各チームでの配分を決められるので、トレーニング代わりにソロで遊んでおくと腕前が上達してくるはず。なお、BOTは急にマップにリスポンすることがあるため、バトル中は常に背後も確認しながら戦いを進めていくと勝率がアップするだろう。
【おすすめポイント】ハイテンションバトルが展開!
登場武器
早期アクセス版の『Fracture: City of Destruction』には、3種類に分かれるプライマリウェポンと2種類のセカンダリウェポンが登場。メインウェポンには8種類のキット(パーツ)を取り付けることができ、さらに4種類の光学サイトを選んで装着できるため、カスタマイズの幅は非常に広い。
「M4」「AK-47」「MPS」の3種類に別れているプライマリウェポンのチョイスはアクションFPSで一般的なので、普段ミリタリー系のゲームをプレイすることが多い人には馴染み深いはず。キットと光学サイトを取り付けることで反動改善などの改造ができるので、自分好みの武器へと変えてみよう。
▲拡張キットを取り付けてサイトも変更すれば、自分好みのプライマリウェポンになるぞ。
なお、プライマリウェポンはスキンを変更することもできるので、オンラインとローカルで遊ぶマルチプレイ時に「個性」を主張できて楽しい。これらの個性的なスキンに関しては今後増加していく予定なので、武器改造と外見変更を併せて楽しみながら、様々なマッチに出陣してゲームを遊び尽くそう。
前述の通り本作にはプライマリウェポンとセカンダリウェポン以外に「手榴弾」と「フラッシュバング」を利用できるので、ここぞという場面で併用すると効果的。武器の切り替えをスムーズに行いながら適所で活用することで勝利に結びつくので、自在に武器を変更しながら相手プレイヤーとの戦いに挑もう。
【おすすめポイント】武器改造もできるアクションFPS!
システム要件
『Fracture: City of Destruction』のシステム要件は中程度。推奨要件で提示されているCPUは8コアで、メインメモリは16GB、グラフィックボードには8GBのVRAMを実装したものが推奨されているため、快適なプレイを実現するためにはミドルスペック帯のゲーミングPCが要求されることになるぞ。
注意したいのは、メインメモリが「DDR5」になっている点。DDR4に次いで登場した新規格のDDR5は、Intelの第12世代CPUが登場した際に大々的に広まっていったが、DDR4に比べて普及率が低い点が難点。最近は価格高騰も落ち着きを見せているが、それでも一部のユーザーが利用している程度だ。
▲最低動作環境と推奨動作環境で提示されているメモリはどちらもDDR5規格。注意しよう。
作者の環境ではDDR5の規格しか検証できるメモリがないのかは不明だが、ここまであからさまに指定されると少々腰が引ける。おそらくDDR4メモリでも動くと思われるが、最新スペックで揃えたPCが求められていることは明らかなので、DDR4環境の人はこの機会にマザーボードの買い替えも検討しよう。
インストールサイズは現時点で3GBとなっているが、追加コンテンツで容量が増加することはほぼ間違いない。ただそれでも数十GBまで膨らむことは考えにくいため、普段ストレージに余裕がない人でも安心してダウンロードできる作品と言える。なお、推奨OSはWindows 10以上となるので注意しよう。
【おすすめポイント】最新メモリが必要な新作!
正式版への展望
約一年後の正式バージョン配信を目指して開発中の『Fracture: City of Destruction』は、カジュアルな雰囲気でプレイできるおすすめのタイトル。基本無料で誰でも気軽にダウンロードしてプレイできる点も良く、グラフィックも次第点に達しているので不満点は少ない。今後の開発進捗にも期待だ。
作者は早期アクセス期間内に寄せられたフィードバックを検証しながら柔軟にシステムを調整する旨を発表しており、完成版では専用サーバーの実装やチャレンジコンテンツの実装などを掲げている。思うところがあればSteamのフォーラムで発言し、作品をより良い状態へと進化させる手伝いをしてみよう。
▲手堅い完成度を持つおすすめのタイトル。洗練されていけば人気が出てくるはずだ。
早期アクセス版の配信から僅か1日後の2022/9/10には、早くも迅速なアップデートを敢行しており、作者が意図した通りに機能していなかったスポーン場所を修正。さらにプレイヤーレベルとキル/デス比、および総キル数の進行状況トラッカーが有効化されている。今後のアップデートも非常に楽しみだ。
対立する二大勢力の争いをハイテンションなシューティングバトルで体験できるアクションFPS『Fracture: City of Destruction』は、現在「早期アクセス版」としてSteamで好評配信中。基本プレイ無料で遊べる必見のタイトルだ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスしてプレイをスタートしよう。
【おすすめポイント】正式版に期待のアクションFPS!
Fracture: City of Destructionスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-4460 | Intel Core i7-8700K |
メモリー | 8GB | 16GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 960 | NVIDIA GeForce RTX 2070 |
VRAM | 2GB | 8GB |
HDD空き容量 | 50GB | 50GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 12 |
備考 | インターネット接続必須SSD推奨 |
(C) Tubbaluvin.
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