『Video Horror Society』のタイトル画像

『Video Horror Society』は、2022/7/19からSteamで早期アクセス版が配信されているHellbent Gamesの基本プレイ無料PCゲームで、1980年代をオマージュした世界でホラー要素満点の非対称型対戦バトルを体験できるアクションゲームタイトル。

80年代に多くの映画ファンを熱狂させた世界観を再現したゲームグラフィックとキャラクター造形、ティーンエイジャーもしくはモンスターに別れて戦う4vs1の対戦形式、基本無料で遊べるリーズナブルな値段設定が大きな魅力で、80’sカルチャーを体験できるホラーゲームで盛り上がりたい人におすすめの新作。

80年代を再現したホラーゲーム

現在PCゲームのポータルサイト「Steam」で早期アクセス版が配信中の『Video Horror Society』は、1980年代に映画ファンを魅了した数々のSFホラー映画にインスパイアされたおすすめの新作。プレイヤーが人間とモンスター分かれて非対称型対戦形式で戦うホラーアクションゲームタイトルだ。

ビデオショップのカセットテープに閉じ込められていた忌まわしい存在がテープから抜け出し、現実世界に現れるという世界観設定を持つ本作では、人間側の「ティーンエイジャー」と、複数のキャラが存在するモンスター側に分かれる4対1のバトルが展開。異なる勝利条件を目指してPvPを楽しめる。

人間とモンスターに分かれて戦う『Video Horror Society』

▲ティーンエイジャーとモンスターに分かれてプレイヤーが非対称型対戦で戦う新作ゲーム。

ティーンエイジャーにはモンスターへの攻撃手段として「一回限りの武器」や「燃料が限られた武器」などが用意されており、ただ逃げ回るだけではなく「攻撃」を行える点が特徴。一方のモンスタープレイヤーには数で劣る分を補う超人的な能力が与えられ、次々と人間側プレイヤーを毒牙にかけられるぞ。

登場するマップやキャラクターが全て80年代のファッションとデザインで統一されている点が魅力で、この年代が持っていたファンタジックな世界観とポップカルチャーへの愛情が感じられる。幅広い年代のプレイヤーが遊べる作品だが、特に80年代を知っている人には刺さるゲームデザインと言えるだろう。

新鋭インディーゲームデベロッパーが開発中の新作

本作を開発しているのは、2015年にサバイバルホラーゲーム『Wick』でSteamデビューを果たしたインディーゲームデベロッパーのHellbent Games。カナダのバーナビーに本拠を構えているスタジオで、現在は一年以内に配信が予定されている正式バージョンの完成に向けて開発を継続している。

基本プレイは無料のアイテム課金制。なお、現在ストアでは各種の限定アイテムがセットになったダウンロードコンテンツの「ファウンダーパック」2種類がそれぞれ2570円、3600円で併売中。これらはコスメ系アイテムのセットで、勝敗の優劣には直結しないが、ゲームが気に入った人は購入を検討しよう。

基本無料で遊べる『Video Horror Society』

▲武器を扱えるティーンエイジャーには、モンスターと戦う手段が残されている。PvPが捗るぞ。

インターフェースは英語一択となり、残念ながら日本語UIには非対応。ゲームシステムを理解しながらプレイを円滑に進めていくためには、一般的な英語読解力が要求される点には注意しよう。無論海外のプレイヤーとマッチングしてボイスチャットを使いながらプレイする際には、外国語の会話能力も必須だ。

ゲームはオンラインPvP専用となり、ソロプレイは不可。キーボードとマウスを用いた操作以外に汎用コントローラーでの操作もフルサポートされており、幅広いユーザーが参入できる土壌が整っている。解除できるSteam実績は現段階でゼロだが、これは今後の開発進捗で変わる可能性もある。

▲スリリングなオンラインPvPを体験できる必見の新作ホラーアクションゲームタイトルだ。

1980年代をオマージュした世界でホラー要素満点の非対称型対戦バトルを体験できるアクションゲーム『Video Horror Society』は、現在Steamで早期アクセス版として配信中。すでに多くのプレイヤーが参加している人気のタイトルだ。今すぐストアにアクセスしてゲーム情報をチェックしよう。

【おすすめポイント】ティーンとモンスターが激突!

ゲームシステム

『Video Horror Society』の早期アクセス版には、3体のモンスターと5名のティーンエイジャーが実装され、3種類に分かれるマップでモンスター1名、人間4名の非対称型対戦プレイを楽しめるようになっている。好きなキャラクターを選んでマッチングを待ち、世界のプレイヤーやフレンドと一緒に遊ぼう。

人間であるティーンエイジャーたちの勝利目標はモンスターの撃退。そのためには4種類のカテゴリーに分かれている不思議な武器をクラフト要素で作り上げて装備する必要があり、その際マップ内にある製造場所で一定時間を費やすことになる。クラフト時にはミニゲーム風のアクションが起こる仕組みだ。

武器をクラフトで生み出しながら戦う『Video Horror Society』

▲クラフト要素で武器を生み出していくプレイが展開。これが無いとモンスターを撃退できない。

クラフト中に発生するミニゲームは、画面に表示されるポップアップ画面でタイミングを合わせてボタンを押す単純な内容だが、モンスター側のプレイヤーが迫っている状況では冷静になれないこともあるため、失敗しないように注意しよう。モンスターが近寄ってきたと感じたら迷わず隠れるのが得策だ。

一方のモンスタープレイヤーに与えられた使命は、参加しているティーンエイジャー全てのHPをゼロにすること。ただし武器を完成させたプレイヤーから攻撃されることがあるので、マップ内を動き回りながら状況を判断して賢く動き回るプレイ要素が求められる。戦術性も重要になってくる役回りだぞ。

『Video Horror Society』のモンスター視点

▲悪役として人間を追い回すプレイ要素が展開。どちらで遊んでも面白いホラーアクションゲームだ。

ティーンエイジャーがクラフトで生み出せる武器は「バーン」「ショック」「カース」「ピュリファイ」のカテゴリーに別れ、完成させるとモンスターに抵抗できる強力なアイテムになるが、これを持っていない場合には逃げ回るしかないため、いつ武器をクラフトするかはかなり重要。手分けして完成させよう。

仲間プレイヤーを助けるプレイも必要

なお、モンスターに追いかけられた場合、ティーンエイジャーは他の仲間に現在位置を教えることができるようになっており、この信号に気づいた他プレイヤーは救助に向かうこともできる。また完全にHPが消滅して死亡扱いになったプレイヤーを蘇生できる仕組みもあるので、協力プレイ要素は必須だ。

CO-OPが捗る『Video Horror Society』

▲モンスターに追われたら仲間に助けを求めよう。連携してプレイすれば助かることもある。

武器をクラフトして装備するという一連の流れの中に「ミニゲーム要素」が入り込むことで焦りが生まれ、人間を徐々に抹殺していくモンスターの気配にビクビクしながらプレイを体験できるため、ティーンエイジャーとして遊ぶ際には最高のドキドキ感を得られる。CO-OP要素が大いに捗る新作ゲームだ。

プレイ視点はサードパーソンビューで、マップ全体を見渡しやすい仕組みとなっているが、マップの構造自体がかなり練られて入り組んでいるため、何回もチャレンジして特性を覚えておくと便利。追いかけっことバトル、そしてかくれんぼ要素を繰り返しながら、それぞれの勝利目標に向かっていこう。

【おすすめポイント】非対称型対戦が炸裂する新作!

スタイルとスキルツリー要素

『Video Horror Society』に登場する全てのキャラクターには、スキルツリーの進化システムが搭載されており、ゲームを続けながら各キャラクターのパークを開放してセットしていくプレイを楽しめる。またコスメ系アイテムでキャラクターの外見を変更できる「スタイル」コンテンツもあるので楽しいぞ。

コスメアイテムが充実している『Video Horror Society』

▲DLC『SUPERFAN Founders Pack』に含まれている衣装アイテム。コスプレ要素を楽しめる。

前述のファウンダーパック各種には、80年代を代表するSFコメディーホラー映画『ゴーストバスターズ』をイメージした衣装アイテムが含まれているので、オンラインPvPの際に個性を主張しながら戦うことも出来て面白い。開発元を応援したい人は、これらのDLCも活用して外見変更要素を遊び尽くそう。

【おすすめポイント】スタイリッシュに戦える新作!

システム要件

3Dグラフィックを用いたゲーム作品ながら、『Video Horror Society』のシステム要件はかなり控え目。推奨環境で提示されているグラフィックボードは3GBのVRAMを搭載した「GTX 780」もしくは2GBのVRAMを実装した「Radeon 7870」となるので、ミドルスペック帯のPCを持っていれば安心だ。

推奨要件が中程度の『Video Horror Society』

▲最高設定かつ高解像度でプレイしたい場合にはミドルハイクラスのゲーミングPCが必須となる。

ゲーム内設定をすべて最低まで落とせば、現行のローエンドなゲーミングPCでも遊べるため、画質重視ではない人でも参入できるタイトルとなっている。ただしインストールサイズは現段階で30GBとやや大きめになっているため、ストレージの空き容量が少ない人は事前に整理しておくと良いだろう。

【おすすめポイント】幅広いPCで遊べる!

正式版が楽しみな新作

一年以内の正式版配信を目指して開発が継続中の『Video Horror Society』は、今後のアップデートでゲームシステムのバランス調整と改善を主に行っていく予定。現時点ではモンスターと人間キャラクターのバランスが微妙な面もあるため、これが今後の開発進捗で適切なバランスになっていくことを期待しよう。

正式版に期待の『Video Horror Society』

▲世界観とゲームシステムはほぼ完成の域に達している。後はゲームバランスが決まれば完璧だ。

キャラの外見変更要素にはかなり力が入れられており、今後はプレイヤーがアクセスできるコスメ系コンテンツにも注力していく見通し。1980年代をオマージュした世界でホラー要素満点の非対称型対戦バトルを体験できるアクションゲームタイトル『Video Horror Society』は、早期アクセス版として配信中だ。

【おすすめポイント】完成が楽しみなホラーゲーム!

Video Horror Societyスペック/動作環境

動作環境 必須環境 推奨環境
対応OS Windows 10(64bit) Windows 10(64bit)
CPU Intel Core i5-2500K Intel Core i7-4790K
メモリー 8GB RAM 16GB RAM
グラフィックカード NVIDIA GeForce GTX 660 / AMD Radeon HD 7870 NVIDIA GeForce GTX 1060 / AMD Radeon RX 580
VRAM 2GB 4GB
HDD空き容量 30GBの空き容量 30GBの空き容量
DirectX バージョン 11 バージョン 11
備考 インターネット接続が必要

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