2022/7/30からSteamで正式配信されているEmmvolの購入型PCゲーム。VR空間と非VR環境で最大4名のスリリングなシューティング対戦を楽しめる新作アクションFPS。
現実湾曲技術で発生した自分の分身と戦うというSF感満点の世界観設定、仮想現実世界でバトルを楽しめる要素、シューティングの腕前を存分に発揮できる公平なゲームバランスが大きな魅力で、知られざるインディーゲームをプレイすることが好きな人、VRで遊べるFPSを探している人におすすめのタイトル!
2140年の世界でFPSバトル!
現在PCゲームのポータルサイト「Steam」で正式配信中の『VRealistic Fight: Aim For The Chest』は、西暦2140年の世界を舞台にアクションシューティング対戦に挑むおすすめの新作。VR環境以外に非VR環境もサポートされている点が特徴のタイトルで、ファーストパーソンビューでバトルを堪能できる。
ゲームには最大で4名のプレイヤーが参加可能。ブルーチームとレッドチームに分かれて戦うチームデスマッチの世界を楽しめる点が特徴で、携帯できる武器は「ハンドガン」のみという潔さも魅力。日頃鍛え上げた射撃のテクニックを遺憾なく発揮できる注目のインディーゲーム作品となっているぞ。
▲VRと非VR環境に両対応するアクションFPS。将来的にVRヘッドセットを購入予定の人にもおすすめ。
本作の世界線では、全世界を巻き込む軍事衝突が発生しており、敵の連合軍は「現実湾曲技術」という新システムを用いてプレイヤーの軍隊を壊滅させようとしている。この技術によって出現した「ドッペルゲンガー」のような自分自身と戦うことが作品の特徴で、非常にユニークな世界観を持ったゲームと言える。
ゲームはオンラインPvP専用のタイトルとなり、ソロプレイは不可。この点で遊ぶ人を選ぶタイトルと言えるが、普段から一緒に遊ぶことの多いフレンドユーザーがいる人には向いているだろう。ちなみにVR環境と非VR環境のユーザーが一緒に遊べる「クロスプレイ」については、現時点で非対応となる。
新人のインディーゲームデベロッパーが送るタイトル
作品を開発・運営しているのは、本作がSteamデビュー作品となる新鋭のインディーゲームデベロッパー「Emmvol」。Steamでの販売価格は1640円で、VRに対応する作品としては安価な価格設定と言える。マッチングしないとプレイを開始できないため、フレンドにプレゼントして一緒に遊ぶのもアリだ。
なお、ゲームは「Oculus Rift」にのみ正式対応している旨がアナウンスされているので、「HTC Vive」や「Valve Index」「Windows Mixed Reality」のユーザーは注意する必要がある。単純に動作検証をしていない可能性も考えられるが、少なくとも現時点ではサポート外になるので気をつけておこう。
▲レッドとブルーに分かれるチームデスマッチ形式で対戦を繰り広げていく新作アクションFPSだ。
インターフェースは英語一択となり、残念ながら日本語インターフェース及び字幕・音声には非対応。ただし内容は単純明快なアクションシューティングゲームとなるので、基礎的な英語読解力を持っていれば十分にプレイできるはず。インストールサイズも約2GBとスマホアプリ並みに軽く、導入しやすい新作だ。
PC環境への要求スペックは中程度。VRモードでプレイするか、非VRモードでプレイするかで変わってくるが、基本的に「GTX 1060」「RX 570」のグラフィックボードを持っていれば両方で遊べるはず。対応しているヘッドセットが1社のみという点は非常に残念だが、今後のアップデートに期待しよう。
VR空間と非VR環境で最大4名のスリリングなアクションシューティング対戦を楽しめる新作アクションFPS『VRealistic Fight: Aim For The Chest』は、現在Steamで配信中。少人数で射撃テクニックの腕前を競い合える必見のインディーゲームタイトルだ。今すぐストアでゲーム情報をチェックしよう!
【おすすめポイント】 仮想現実世界のバトルに乗り込め!
シンプルさが際立つゲームシステム
複製された自分自身と死闘を繰り広げていくという世界観設定が秀逸な新作アクションFPS『VRealistic Fight: Aim For The Chest』では、一種類の武器だけを用いたシンプルなバトルが展開。ハンドガンをしっかりと構え、自然豊かなロケーションで他プレイヤーやフレンドとのチームデスマッチに挑もう。
ゲームシステム的にもシンプルだが、その設計思想はインターフェースにまで及んでおり、ゲームにはクロスヘアや透過UIなどの表示が一切存在しない。最近のアクションFPS/TPS作品には決まって補助的なUIが設けられていることが多いため、本作の「無駄を削ぎ落とした設計」は新鮮に感じられるはずだ。
▲プレイ画面に何も表示されないシンプルなシステム設計。それだけ仮想現実世界に没頭できるはずだ。
ゲームの舞台となっている公園のような場所には「雨」が降っており、なおかつ登場するプレイアブルキャラクターたちは黒い外見をしているため、視界の見通しが効かずに苦戦するはず。木の陰などに相手が張り付いている場合には判別が不可能で、見通しを良くするために移動するとこちらにリスクが発生する。
一見すると単純そのもののアクションシューティングゲーム作品だが、本質的にはリアリティーを重視したタイトルで、「実際に銃撃戦を行うと、こんな見え方になるだろうな」という感覚を覚えるはず。便利なアシスト機能などもなく、ひたすら肉眼を頼りに戦うストイックなプレイ要素が大きな特徴だ。
過剰なUIが実装されていない点については、インディーゲームデベロッパーらしい予算の都合もあったろうが、恐らく開発者自身がシンプルな戦いを望んでいる可能性もあり、この思想に共感できる人であればハマること請け合い。単純に射撃の腕前だけで勝負するストイックなプレイ要素を大いに楽しもう。
【おすすめポイント】 シンプルイズベストな新作FPS!
今後のアップデートにも期待
シンプルさに徹したゲーム設計が特徴の新作アクションFPS『VRealistic Fight: Aim For The Chest』は、今後のアップデートにも期待が高まるタイトル。目下の課題はプレイ人口の増加だろうが、これを実現するためには少なくとも幅広いユーザーが関心を持ってくれるような「仕掛け」も必要となるはずだ。
現段階ではゲームモードと武器、マップが1種類しか存在しないため、これらを増やさないと長期間遊び続けることは難しい。またVRユーザーと非VRユーザーがマッチングして一緒に遊べる仕組みを盛り込むことも急務で、クロスプレイが可能になっていけば参加人数も増えるはず。さらなるブラッシュアップに期待しよう。
▲率直に言えばコンテンツ不足。プレイヤーが飽きずに遊べる様々なコンテンツの実装が求められる。
VR空間と非VR環境で最大4名のスリリングなアクションシューティング対戦を楽しめる新作アクションFPS『VRealistic Fight: Aim For The Chest』は、現在Steamで正式配信中。ストイックなPvPを望む人は必見のタイトルだ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして詳細なゲーム情報をチェックしよう!
【おすすめポイント】 コンテンツ増加が望まれる新作!
VRealistic Fightスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows10(64bit) | Windows10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-4590 | Intel Core i7-9700K |
メモリー | 8GB | 16GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 970 | NVIDIA GeForce GTX 1080 |
VRAM | 4GB | 8GB |
HDD空き容量 | 40GB | 40GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 12 |
備考 | VR対応のため、VRヘッドセットが必要 |
(C) Emmvol.
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