2021/10/26からSteamで正式配信されているFusion Creators Studioの無料PCゲーム。2012年に発表された同名タイトルをオンラインマルチプレイに対応させたSFアクションFPSゲーム。
世界中にファンを持つ架空の組織「SCP財団」をフィーチャーした世界観、最大64名のプレイヤーで施設からの脱出を目指していくゲームモードと、様々なキャラクターになってPvP要素を体験できる「ブリーチ」モードの存在が大きな魅力で、リプレイ性抜群のアクションゲームを楽しみたい人におすすめのタイトル!
人気タイトルがマルチプレイ化!
現在PCゲームのポータルサイト「Steam」で正式配信中の『SCP: Containment Breach Multiplayer』は、2012年に発表されたアクションゲームタイトル『SCP: Containment Breach』に「オンラインマルチプレイモード」を搭載したおすすめのタイトル。フレンドや世界のユーザーと一緒に遊べるぞ。
本作の元になっている『SCP: Containment Breach』は、Joonas Rikkonen氏によって開発されたシングルプレイ専用のアクションゲーム作品で、Sci-Fiファンに大きな影響力を与え続けている架空の組織「SCP財団」の世界をフィーチャーしたタイトル。被験者の脱出をメインに据えた人気ゲームタイトルだ。
▲『SCP: Containment Breach』の世界をオンラインマルチプレイで遊べるようにした新作ゲーム。
本作『SCP: Containment Breach Multiplayer』は、オープンソースとして配信されていた『SCP: Containment Breach』を改変してマルチプレイ向けに再構築した作品で、脱出を目指していくゲームモードでは最大64名のプレイヤーが一緒にプレイを楽しめるようになっている。みんなと盛り上がれる必見作だ。
また、本作には新規のゲームモード「ブリーチ」も実装されており、財団の職員や変異体(SCP)に振り分けられたプレイヤーたちがマルチプレイで自分の勝利目標に向かって激突するPvP要素も体験できる。主に2種類に分かれるゲームモードで世界のユーザーやフレンドと大いに盛り上がれるアクションゲームだ。
新鋭のインディーゲームデベロッパーが送るタイトル
ゲームを開発・提供しているのは、これがSteamデビュー作となる新鋭のインディーゲムデベロッパー「Fusion Creators Studio」。オリジナルの世界を尊重しているため、ゲームグラフィックは原作と同レベルだが、オンラインマルチプレイに対応させて遊び方を増やした点は評価できる。
プレイは完全無料。ゲーム内の課金要素もなく、Pay To Winで不公平が生じることもないため、安心してダウンロードできる点も大きな魅力だ。インストールサイズも約500MBと非常にコンパクトなので、普段ストレージに余裕がない人でも気軽にプレイできるはず。リプレイ性に富んだ世界を体験しよう。
▲グラフィックのクオリティーは次第点。原作がほぼ10年前の作品なのでその辺は察してあげよう。
インターフェースは現時点で8ヶ国語実装されているが、残念ながら日本語インターフェース及び字幕・音声環境は非搭載。ただし作品にはそれほどテキストが表示されないため、基礎的な語学力を持っていればプレイに苦労しないはず。アイテムの効果やSCPキャラの特性を理解しておけば大丈夫だ。
グラフィック品質が現代レベルではない関係上PC環境への要求スペックも低く、推奨動作環境で提示されているグラフィックボードは「GTX 650」となっているため、最新のローエンドPCを持っていれば十分にプレイできるはず。参入の敷居が低い点も作品の大きな魅力となっており、幅広い人が遊べるぞ。
2012年に発表された同名タイトルをオンラインマルチプレイに対応させたSFアクションFPS『SCP: Containment Breach Multiplayer』は、現在Steamで無料配信中。仲良くしているフレンドや世界のユーザーと一緒になって「SCP財団」の世界を味わいたい人にはおすすめだ。今すぐストアをチェックしよう!
【おすすめポイント】 無料で遊べるアクションFPS!
みんなと一緒に盛り上がれ!
『SCP: Containment Breach Multiplayer』の醍醐味は、本作で可能になったオンラインマルチプレイモードでの協力・対戦プレイ要素。原作のプレイ人数を大幅に拡張した「被験者の脱出」を目指すモードに加え、対人戦要素が加速する新モードが実装されて遊び甲斐は満点。ワイワイ盛り上がりながらプレイを進めよう。
ゲームの舞台は研究施設の「サイト-19」。メインモードでプレイヤーは「タイプD」の被験者キャラクターとしてプレイを進め、厳重に管理されている施設からの脱出を目指していくことになる。手に入る様々なアイテムを駆使しつつ、突如登場するSCP生命体にも対処していくプレイが展開するぞ。
▲原作はソロプレイのため、かなりシリアスなプレイ展開になっていたが、マルチではお祭り騒ぎだ。
ソロプレイオンリーだった原作『SCP: Containment Breach』では、手順を間違えると即「死」が待っている緊張感満点のプレイ体験が魅力だったが、本作の場合は参加しているプレイヤー同士がボイスチャットで会話を交わしながらプレイを進められるため、賑やかに脱出を目指せる点がポイントだ。
シリアスなSFホラーの世界が展開していた原作とは大きく異なるプレイ展開が魅力で、時に他プレイヤーの妙な挙動を見ることもできるため、コミカルなゲームモードになってしまう点が面白い。語学力と会話能力に自信がある人は、マッチングした世界のプレイヤーと会話を繰り広げながら遊ぶと楽しいだろう。
楽しく遊ぶのが正解なアクションゲームタイトル
施設内部のトリッキーな構造と切迫した脱出要素は原作で強烈なスリルを生み出していたが、それを大勢でプレイしていると全く雰囲気が変わり、何故かテンションが上がるはず。本来はもっとシリアスにプレイするべきなのかもしれないが、マルチプレイ時には面白さが全面に出てくるので不思議だ。
施設の職員や人智を超えたモンスター「SCP」そのものになることもできるブリーチモードでは、それぞれの役割に任命されたプレイヤーたちが異なる勝利目標を目指してプレイを進めていく要素が展開するが、ここでも参加しているプレイヤーによってはカオスなPvPが生まれ、笑える要素の方が勝る時もある。
▲現時点では9体のSCPキャラを操作できる。これらは今後のアップデートで増えていく予定だ。
登場するSCPキャラクターにはそれぞれ大きな特徴があり、それを見破りながらプレイを進めることになるため、やり込み要素は高い。原作を知っている人ほど有利にプレイできる作品だが、前述の「マルチプレイ特有の面白さ」が生まれるため、何も知らなくてもそれなりに楽しめてしまう。
プレイ中に「グリッチ」が起こるなど、ゲームシステム的に不完全な面もあり、そこにも面白さが生まれてくる。ただし現在もゲームはアップデートによって進化を続けているので、安定した環境でプレイできるようになれば、世界中のプレイヤーが集まる人気作になる可能性もあるだろう。
2012年に発表された同名タイトルをオンラインマルチプレイに対応させたSFアクションFPS『SCP: Containment Breach Multiplayer』は、現在Steamで無料配信中。集まったプレイヤーによってプレイ体験が大きく変わっていくインディーゲームタイトルだ。今すぐストアをチェックしよう!
【おすすめポイント】 長く遊べるインディーゲーム!
SCP: CB Multiplayerスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 7 64bit | Windows 10 64bit |
CPU | Intel Core i3-530 | Intel Core i5-7500 |
メモリー | 4GB RAM | 8GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 260 | NVIDIA GeForce GTX 970 |
VRAM | 512MB | 4GB |
HDD空き容量 | 2GB | 2GB |
DirectX | Version 9.0 | Version 11 |
備考 | 最低限の動作環境より快適にプレイするための環境 |
(C) Fusion Creators Studio.
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