2022/5/11からSteamで早期アクセス版が配信されているSossi Studios Interactiveの無料PCゲーム。ナンセンスな世界観に彩られたフィールドでソロとマルチプレイモードを楽しめるアクションゲーム。
作者本人にしか分からない不可解な世界観とギャグセンスに満ちたゲームプレイ体験、ファンタジー世界のバトル風立ち回りを体験できるソロ向けモードと、競争力のあるマルチプレイモードの存在が大きな魅力で、意味不明なインディーゲームをプレイすることが好きな人、無料で遊べる作品を探している人におすすめ!
ナンセンスな世界観が光る新作!
現在PCゲームのポータルサイト「Steam」で早期アクセス版が配信されている『Dank Subs』は、インディーゲームタイトルらしい「ナンセンスな世界観」が光るおすすめの新作。作者本人にしか分からない不条理な設定とキャラクターのインパクトが際立つサードパーソン型のアクションゲーム作品だ。
現時点でゲームにはソロ向けモードとオンラインマルチプレイモードの2種類が実装されており、ソロでは剣術を使うバトルアクションが、マルチプレイではゴールへ向けて進んでいく「徒競走」風のアクション要素が展開。2つのモードで全く異なるゲームプレイ要素が展開していく点が大きな特徴となっている。
▲一見して意味不明な世界観。しかし開発者のリリース文を読んでも理解に苦しむ部分が多い。
何故かマルチプレイモードではアメリカ合衆国の上院議員「バーニー・サンダース」氏のパネルに向かって進んでいくというルールがあり、途中で星条旗デザインの水着を着たスキンヘッドのコワモテ敵キャラが進行を邪魔してくる。一部のユーザーには引っかかる世界観なのかもしれないが、非常にカオスだ。
なお、登場するキャラクターは西洋の甲冑で身を包んでいるが、これにも深い意味は無く、何故かエモートで軽快なダンスを踊れるようになっている。ちなみにダンスをしてもゲームプレイ進捗には関係がなく、これも意味不明。頭の中が「?」で一杯になる独特なゲームデザインを持つ新作アクションゲームだぞ。
個人の開発者が制作している新作ゲーム
ゲームを開発しているのは、個人で活動しているインディーゲームデベロッパーRoss Champion氏で、パブリッシングはSossi Studios Interactiveが担当。氏はHasanAbiの名前で知られているTwitchストリーマーのHasan Doğan Piker氏の大ファンだそうで、操作キャラの顔は同氏に似ている。
Ross Champion氏によると本作はHasanAbiファンに向けたコミュニティーゲームだそうで、ファンの集まりを期待している。この時点で非常にニッチな需要を持つ新作ゲームであることが分かるが、作品自体はHasan Doğan Piker氏のことをよく知らなくても問題なくプレイできるため、微妙だ。
▲バーニー・サンダース氏のパネルに到達するとゴール。よく分からない世界観がユニークな新作だ。
プレイは完全無料で、このスタンスは正式配信後にも変わらない。インストールサイズも約2GBとスマホアプリ並みに軽く、どんなものかお試し感覚でダウンロードするにはうってつけの作品と言える。奇妙なゲームシステムと世界観を持つインディーゲームをコレクションしている人には見逃せない新作ゲームだろう。
インターフェースは英語一択となり、残念ながら日本語インターフェース及び字幕・音声環境は非搭載。ただし内容は単純明快なアクションTPS作品なので、基礎的な英語読解力を持っていれば難なくプレイできるはず。PC環境への要求スペックも低めで、ローエンド帯のPCでも問題なく遊べるタイトルだ。
ナンセンスな世界観に彩られたフィールドでソロとマルチプレイモードを楽しめるアクションゲーム『Dank Subs』は、現在「早期アクセス版」としてSteamで好評配信中。奇っ怪な世界観を持つアクションゲームにチャレンジしてみたい人は、今すぐストアにアクセスしてゲームをダウンロードしてみよう!
【おすすめポイント】 ぶっ飛んだ世界観が魅力の新作!
カオスなレースが展開!
『Dank Subs』のマルチプレイモードでは、前述の通りすべての参加プレイヤーがバーニー・サンダース上院議員のパネルを目指してレースを繰り広げる。このモードでは他人を攻撃することが出来るがそのダメージは少量で、コース上に出現するNPCの方が驚異となる。スリリングなアクションレースを楽しもう。
登場するプレイアブルキャラクターは全員甲冑を身にまとっており、段差がある危ういレベルを進みながらゴールを目指して行動していく。途中にあるオブジェクトは飛び越えるなどのアクションで回避できるが、慎重に操作しないと足元が危険なので、真面目にゴールする場合にはアクションゲームの腕前を問われるぞ。
▲誰かの夢の中でゲームしているような感覚を覚える舞台設定。シュールなプレイ体験が魅力だ。
なお、走ったりジャンプしたりすることでキャラクターはスタミナゲージを消費し、敵NPCの攻撃を受けるとHPが低下。マップ内にはHPを回復させる「チキン」があるが、これを確保するとこれまでに倒した(死亡した)敵もリセットされて復活するので、より一層混沌としたプレイ要素が展開する仕組みだ。
画面右下に表示されている「Subs」は、ゲーム内で敵を倒すことで獲得できる数値で、これは今後実装されるシステムによって「スキル獲得」に繋がる予定。開発途上の作品なので現状は利用できないが、これらのスキルを活用することによってゲームが更に面白くなっていく算段なので、期待して待とう。
かなりクセの強いインディーゲームだが、一応ゲームモードの仕組みは存在するため、作者が作ったルールに則ってプレイを進めていくか、それともエモートを多用しながらカオスな世界でふざけ切るか、それはプレイヤー次第。無料で遊べるタイトルなので、あまり深く考えずに遊ぶのが正解と言えるだろう。
【おすすめポイント】 独特なレースを体験しよう!
今後のハジケぶりに期待の新作!
永久無料を謳って開発中のインディーゲームタイトル『Dank Subs』は、今後の展開が楽しみな新作ゲーム。久々にインディーゲームらしいぶっ飛んだ世界観を堪能できるタイトルで、面白いのか面白くないのかよく分からないルールとアクション要素が際立つ。正式バージョンの登場は約半年後となる予定だ。
正式版では更に多くのゲームモードが実装されていく予定だが、一般的なジャンルに当てはまらない「規格外」の作品のため、どのようなゲームモードが登場するかは「作者のみぞ知る」で、今後のお楽しみにしておこう。何者にも縛られることなく自由な発想で生み出された「原石」のような新作タイトルだ。
▲めくるめく「壊れたゲーム世界」が秀逸な新作。作者の頭の中を覗いてみたくなるタイトルだ。
ナンセンスな世界観に彩られたフィールドでソロとマルチプレイモードを楽しめるアクションゲーム『Dank Subs』は、現在「早期アクセス版」としてSteamで無料配信中。どんなプレイ体験を得られるのか知りたい場合には、実際に遊んでみるのが早い。今すぐストアにアクセスして、ゲームをプレイしよう!
【おすすめポイント】 正式版が楽しみなアクションゲーム!
Dank Subsスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-4460 または AMD FX-6300 | Intel Core i7-7700K または AMD Ryzen 5 1600 |
メモリー | 8GB RAM | 16GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 760 または AMD Radeon R7 260x | NVIDIA GeForce GTX 1060 または AMD Radeon RX 580 |
VRAM | 2GB | 6GB |
HDD空き容量 | 50GB の空き容量 | 50GB の空き容量 |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 12 |
備考 | インターネット接続が必要 |
(C) Sossi Studios Interactive.
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