2022/3/12からSteamで正式配信されているHypeTrain Digitalの購入型PCゲーム。狂気に満ちた世界を舞台に一人称視点のアクション要素に挑んでいくローグライクホラーアクションゲームタイトル。
「大腸」の中に広がるローグライクなステージに挑んでいく不気味さ満点の世界観設定、プレイヤーの精神を蝕んでいく敵キャラクターの存在、クリアすることが異常に難しい高難易度のプレイ展開、オンライン協力プレイ要素が大きな魅力で、唯一無二の世界観を持つインディーゲームに挑戦したい人におすすめ!
大腸を巡る狂気の世界!
現在PCゲームのポータルサイト「Steam」で正式配信中の『煌き (原題:Golden Light)』は、プレイヤーの精神を蝕んでいく恐ろしい世界での戦いを体験できる必見の新作。イマジネーション豊かなデザインとおぞましい世界観が際立つ「忘れたくても忘れられない」描写を持ったローグライクホラーアクションゲームだ。
冒頭の導入部から異様な雰囲気を醸し出しており、一緒に草原にいる彼女の口から出てくるのは哲学的なセリフばかり。一本だけ目立つように咲いている花を手に入れて近づいた瞬間、彼女は地底から伸びた巨大な手に引きずり込まれていく。跡に残ったのは臓器のような形状をした不気味な世界への入り口だけだ。
▲導入シーンからプレイヤーのハートを鷲掴みにしてくれるアブノーマルな新作。正気を保って遊ぼう。
画面にかけられた極端なエフェクト処理が本作の本質を表しており、大手のゲームメーカーでは決して発表できないであろうグロさ全開のビジュアルが際立つ。『ビデオドローム』や『ジェイコブス・ラダー』のようなカルト映画の世界が好きな人であればドハマりすること間違い無しのインディーゲームタイトルだぞ。
複数の階層に分かれている「大腸」の中を彷徨いながらバトルを繰り広げつつ、取り込まれてしまった彼女の救出へ向かうというテーマが作品の本質だが、プレイ中に聞こえてくるBGMや音声、そして常軌を逸した描写が徐々にプレイヤーの精神を蝕んでいく。不快さ満点の世界で恐ろしい体験が待っている新作だ。
長年の早期アクセス期間を経て発表された労作
ゲームを開発したのは、インディー系ゲームデベロッパーのMr. Pink氏で、パブリッシングはHypeTrain Digitalが担当。作品は2020年に早期アクセス版としてSteamに初登場し、約二年近い歳月を開発に費やしている。2022年の今年ついに正式配信に漕ぎ着けた労作で、開発者の努力が実った新作ゲームタイトルだ。
Steamでの販売価格は2050円。初見で楽にクリアできる類の作品ではなく、ローグライクな迷宮ステージで試行錯誤しながら先を目指す高難易度のプレイ展開を持っているので、途中で投げなければ値段分は遊べるはず。なお、ストアでは2種類のDLCが併売中なので、作者を応援したい人は購入を検討しよう。
▲西洋ホラー要素を体現した不気味さ満点のグラフィックと世界観。狂気に満ちた世界を冒険できる。
インターフェースは標準で日本語をサポートしており、参入の敷居は低い。ただしゲームビジュアルと音声・内容は確実に遊ぶ人を選ぶ作品なので、グロいシーンに耐性がある人以外にはおすすめできない。狂った世界を冷静に進みながらエンディングを目指すプレイが出来る人は、本作で奥深い体験を味わえるだろう。
強烈なビジュアル体験が際立つ新作だが、PCへの要求スペックは以外に低め。推奨動作環境で提示されているCPUは「i-5 4000」シリーズで、グラフィックボードには2GBのVRAMが乗っていることが推奨される。インストールサイズは約2GBとスマホアプリ並みに軽く、ストレージが逼迫している人も安心だ。
長期の早期アクセス期間を経てついに正式バージョンとして配信が開始された新作ローグライクホラーアクションゲーム『煌き』は、現在Steamで好評配信中。80年代に多くのファンを生んだ強烈なホラー映画の世界が好きな人には断然おすすめだ。今すぐストアにアクセスして情報をチェックしよう!
【おすすめポイント】
気持ち悪さ全開の新作ゲーム!
不条理なプレイ展開が秀逸!
『煌き』最大の魅力は、不条理な世界観の中を探索しながら先を目指していくプレイ要素。常識的な構造を持った一般的なゲーム作品のマップとは異なり、本作に登場する「大腸」の内部は不可思議な空間になっており、壁に見える場所を突き抜けて進めるなど、常識を捨てたプレイが要求されることになる。
狂人の頭の中を覗いているような感覚を覚える本作の建造物マップは、一見すると建造物だが非常に不気味。画面に表示されるテキストを手がかりとしながら特定のアクションを行って、さらなる階層への到達を目指していくことになるが、全てが不確実で曖昧なため、何度も迷いながら行動を継続していくことになる。
コウモリの頭や腐った胎児、魚の頭や厚い唇、さらに肉林檎などの不気味なアイテムの数々も登場し、プレイ中頻繁に耳にする不快な音声回りが徐々に正気を失わせていく。圧倒される世界観が際立つ新作ローグライクホラーアクションゲームで、迷宮のような大腸を探索していく苦行に満ちた体験をたっぷり味わえるぞ。
▲まともな物が何一つ無い狂った世界。プレイヤーが手にできる武器とアイテムも狂気に満ちている。
プレイ中には選択形式で獲得できる能力システムにアクセスすることが可能で、走る距離を伸ばせるなどのアップグレードを体験できるようになっている。自分の選択肢がその後のプレイに影響を与えるローグライクなシステムを持つ新作で、意味が分からないままにいろいろな展開が巻き起こっていくのでカオスだ。
一応日本語UIへ対応している作品だが、作者が日本語ネイティブではなく、また翻訳の精度も若干甘いため、英語が得意な人はオリジナル言語で遊ぶと多少意味は通りやすいかもしれない。プレイ中目にするテキストも大概「狂った文章」になっているが、それでもクリアに向けたヒントを孕んでいる可能性があるので大事だ。
アブノーマルな世界を味わえる唯一無二の新作
ゲーム内に登場する全てが不気味で不快な『煌き』は、アブノーマルな世界に浸りながらクレイジーなゲームプレイ要素を体験したいと思っている人におすすめの新作。これまでにもこういった世界描写は様々な作品内で実験的に行われてきたが、全編が意味不明な本作はある意味「振り切った」インディーゲームと言えるだろう。
本作については真面目に解説すること自体がナンセンスに感じられ、また恐らく実際にプレイした場合に受ける衝撃の度合いは文章では語り尽くせない。理路整然とした思考回路ではなく「感覚」そのものに訴えかけてくる強烈な世界観が最高の面白さに繋がる新作ゲームで、悪夢そのものの内容は非常に過激だ。
▲現実に存在したら誰もが「乗りたくない」と言い出すこと間違い無しのアイテム「喋る自転車」。
狂気に満ちた世界を舞台に一人称視点のアクション要素に挑んでいくローグライクホラーアクションゲームタイトル『煌き』は、現在Steamで好評配信中。早期アクセス版の段階からユーザー人気が高かったカルト的なゲームタイトルがついに正式配信された。今すぐストアにアクセスして情報をチェックしよう!
【おすすめポイント】 狂気の世界を今すぐ体験!
煌きスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10 (64bit) | Windows 10 (64bit) |
CPU | Intel Core i5-4460 | Intel Core i7-8700K |
メモリー | 8GB | 16GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 960 | NVIDIA GeForce GTX 1070 |
VRAM | 2GB | 8GB |
HDD空き容量 | 50GB | 50GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 12 |
備考 |
(C) HypeTrain Digital.
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