2022/2/10からSteamで正式配信されているNUOMIGAME工作室の基本無料PCゲーム。ウィルスによる感染が進行しているポストアポカリプスな世界を舞台にシューティング対戦を楽しめる新作アクションFPS。
最新ゲームらしいリアルなグラフィックで再現された黙示録世界と危険な感染者たち、異なる目標を持つ4種類のゲームモード、オンラインゲームらしいプレイヤー同士の対戦・協力プレイ要素が大きな魅力で、ゾンビシューターの世界が好きな人、フレンドと一緒に射撃の腕前を競い合いたい人におすすめ!
黙示録世界でPvP!
現在PCゲームのポータルサイト「Steam」で正式配信中の『Crowning Calamity』は、ウィルスに感染した人々が蔓延しているポストアポカリプスな世界を舞台に、スリリングなアクションシューティング対戦を楽しめるおすすめの新作。最新ゲームらしいグラフィックで一人称視点型のバトルが展開するFPSタイトルだ。
原題が「灭顶之灾 (大惨事の意味)」となっていることでお分かりの通り、本作は中国のインディーゲームデベロッパーが開発した新作ゲームで、プレイ中に目にするインターフェースと字幕は全て中国語となっている。ゲーム内で表示される指示やゲームシステムを理解しながら遊ぶためには、中国語の読解力が必要だ。
▲所謂ゾンビゲームに近い世界観を持つ新作。異なるゲームモードで目標に向かって戦っていく。
ゲームにはキャンペーンモード以外に「チームデスマッチ」「バトルロイヤル」「サバイバル」に分かれる3種類のゲームモードが実装されており、オンラインでのPvPも大いに捗る。親しいフレンドユーザーと一緒に協力しながら世界のユーザーと対戦を楽しむことも可能な新作で、やりこみ要素も非常に高いぞ。
最大で4名のPvEを体験できるキャンペーンモード以外は多人数での対戦に対応し、マッチングしているユーザーが多いほど迫力のアクションシューティング対戦要素が捗るはず。デフォルトで選択できる操作キャラのバリエーションは4体で、あとのキャラは後日実装予定の課金要素でアンロックできる仕組みだ。
新人デベロッパーが開発したアクションFPS
本作を配信しているのは、中国のインディーゲームデベロッパー「NUOMIGAME工作室」。2020年に『尸灾-生还者(重置版)』でSteamデビューを果たした新鋭で、これまでに本作を含む3タイトルをSteamで展開している。黙示録世界とアクションFPSの組み合わせを持つゲームタイトルが得意なスタジオだ。
基本プレイは無料のアイテム課金制。前述の通りキャラクターバリエーションは課金要素になる予定だが、現時点ではPvPの勝敗を左右する要素を課金アイテム化する予定はなく、誰もが公平な条件下で対戦を楽しめる。出始めのタイトルなので色々と不備も目立つが、プレイ自体は無料なので文句のつけようはない。
▲黙示録世界の雰囲気が伝わる3種類のロケーションを完備。異なるゲームモードで対戦を楽しめるぞ。
ユーザーコメントでも上がっているが、本作には現段階でバグがあり、一部ゲームモードでマッチングが上手く行われないなどの不備もある。これらについては時間経過とアップデートで改善されていくはずだが、今の段階はアルファ版に近いので、そのあたりを察しながらプレイを進めるとストレスが無いだろう。
3Dモデルを用いたアクションFPS作品のため、PC環境への要求スペックはやや高め。推奨環境で提示されているグラフィックボードは「GTX 1060Ti」で、インストールサイズは約10GBに達する。ミドルスペック程度のPCを持っていれば快適なプレイを楽しめる作品なので、プレイ前にシステム要件を調べておこう。
ウィルスによる感染が進行しているポストアポカリプスな世界を舞台にシューティング対戦を楽しめる新作アクションFPS『Crowning Calamity』は、現在Steamストアで無料配信中。プレイ言語の種類が少ない点は残念だが、幅広いユーザーが楽しめる作品だ。今すぐストアでゲーム情報をチェックしよう!
【おすすめポイント】 ゾンビゲーム好き必見の新作!
異なるゲームモードを実装!
『Crowning Calamity』には、ステージ突破形式で進行していく「キャンペーンモード」以外に「チームデスマッチ」「バトルロイヤル」「サバイバル」のゲームモードが実装されており、プレイヤーの好みに応じたバトルを体験できるようになっている。対戦と協力プレイ要素が捗る新作アクションFPSだ。
前述の通りキャンペーンモードでは最大4名のプレイヤーが協力プレイ要素で感染者たちと戦うプレイを体験できる。このモードに関しては完成度が低く、プレイ中に多くの不具合に遭遇することになるが、コンセプトとしては大量湧きする敵に対して防御手段を築きながら戦いつつ先を目指すというものだ。
「チームデスマッチ」では、地下駐車場を舞台に文字通りの2チーム対抗戦が展開。サバイバルモードでは、「感染者」と「傭兵」に分かれて戦うバトル要素が展開する。PvEとPvPが共存しているゲームシステムが本作の特徴で、黙示録世界でシューティングの腕前を競い合いたい人にはハマる作品と言えるだろう。
▲ドロドロした不気味な世界で様々な武器を活用しながらバトルを進めていく。銃器の描写はリアルだ。
デフォルトで実装されている4種類のキャラクターはそれぞれ異なるクラスに分類され、プレイ時に扱える武器とアイテムが異なる。色々なキャラを取り替えながらプレイを続け、自分のバトルスタイルに合う、もしくはゲームモードに合うキャラクターを選択するとプレイがさらに捗るだろう。お気に入りのキャラを見つけよう。
ちなみに操作キャラはガチガチの傭兵や老人、美少女などバリエーション豊富で、外見で決めるのもアリ。なお、本作は北京時間の0:00から3:00までの時間帯に毎日メンテナンスが入るため、その時間帯はプレイできない点に注意。またサーバーに関しては現在「遅延」が認められているので、この点にも注意が必要だ。
ランダムに感染者に指定される要素が入っているなど、世界観を反映したゲームシステムを持っている点が興味深く、さらに完成度を高めていけば多くのプレイヤーで賑わうはず。ポストアポカリプスな世界観の中でたっぷりとアクションシューティング要素を体験したい人にはおすすめの新作に仕上がっているぞ。
【おすすめポイント】 様々なスタイルで戦おう!
さらなる完成度が必要な新作
コンセプトと世界観に関しては優れたものを持っているが、現状で『Crowning Calamity』に必要なのは安定性とシステムのアップデート。正式版として配信してから徐々にメスを入れていくスタイルが「NUOMIGAME工作室」の姿勢のようだが、「早期アクセス版」として配信しておいた方が良かったかもしれない。
特に一部のマップでは光源のセッティングがおかしくなっており、視界がほぼ無い場所が出てきてしまっている。Steamにレビューを投稿しているユーザーもこの点に関して言及しているため、さらに改善を行っていく必要があるだろう。現在もアップデートは行われているので、今後の展開に期待していこう。
▲ゲームシステムの着想は悪くない。あとはいかに最適化とバグ取りを進めていくかで命運が分かれるはずだ。
ウィルスによる感染が進行しているポストアポカリプスな世界を舞台にシューティング対戦を楽しめる新作アクションFPS『Crowning Calamity』は、現在Steamで無料配信中。インディーゲームデベロッパーにフィードバックを送りながら作品の改善に協力したい人にはおすすめの作品となっているぞ。
【おすすめポイント】 今後に期待のアクションFPS!
Crowning Calamityスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows10(64bit) | Windows10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-6600K | Intel Core i7-9700K |
メモリー | 8GB RAM | 16GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 970 | NVIDIA GeForce RTX 2070 |
VRAM | 4GB | 8GB |
HDD空き容量 | 50GB | 50GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 12 |
備考 | インターネット接続環境が必要SSD推奨 |
(C) NUOMIGAME工作室.
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