2022/1/7からSteamで早期アクセス版が配信されているPolyDamonsの購入型PCゲーム。多彩なカスタマイズシステムを利用しながら自分だけのTTRPGを作成できる3Dエンジンツール。
地形の作成やキャラクター、オブジェクトの配置を進めて完全オリジナルなテーブルトークRPGの世界を生み出せるクリエイションシステム、ゲームマスターとして他プレイヤーを招待しながら自作TTRPGの世界を遊んでもらえるオンラインマルチプレイ機能が魅力で、自分の手でゲームを作りたい人におすすめ!
オリジナルTTRPGを作ろう!
現在PCゲームのポータルサイト「Steam」で早期アクセス版が配信されている『The RPG Engine』は、発祥から現在まで世界的な人気を獲得している「TTRPG (テーブルトークRPG)」の世界を創造できる3Dエンジンツール。全てを自分の手で構築しながらオリジナルなゲームを生み出せる注目の新作タイトルだ。
本作にはTTRPGを成立させるためのマップ製作機能や細かい設定項目が用意されており、プレイヤーは多彩な機能にアクセスしながら独自の地形やレイアウト設計、アニメーション項目などを指定できるようになっている。オールインワンで全ての機能に触れられる点が素晴らしいTTRPG作成ツールだ。
▲3Dモデリングされた世界を生み出しながら自分だけのTTRPGを作成できるおすすめの新作ツールだ。
3Dモデルで表現されている地形に関してはスカルプトツールを用いて直感的なモデリングを施すことが可能となっており、地面の高さを調整したり、起伏を付けて盛り上げたりといった一連の作業を行える。これまでに3DCGツールを用いた作品制作を行ってきた人であれば、比較的すんなりと入り込めることだろう。
ソロプレイ向けの作品を生み出せる以外に、招待した他プレイヤーに遊んでもらうための機能も完備され、参加した他ユーザーと一緒にゲームで遊ぶことも可能。実際に動作させるまでには各種の設定を行う必要があるが、完全オリジナルなゲームを生み出してみんなと一緒に遊べる点が魅力を放つ新作ツールと言える。
Steamストアでは無料デモ版も配信中
本作を開発しているのは、新鋭ゲームデベロッパーの「PolyDamons」。本作が初のSteam掲載作品となる新進気鋭のデベロッパーで、現在は2022年末に予定されている正式版配信に向けて鋭意開発を継続中。公式DiscordチャンネルやYouTubeチャンネルを持っているので、気になる人は一度覗いてみよう。
Steamでの販売価格は2050円で、この価格はゲームエンジン自体に新機能が実装された時点で値上がりする旨がアナウンスされている。底値となっている今のうちに購入するのもアリだ。なお、ストアではツール機能を体験できる「デモ版」が無料配信中なので、まずはお試し感覚でダウンロードするのも良いだろう。
▲プリセットを活用すればファンタジー世界からSF世界まで幅広い世界観を生み出せる。やり込み度は高いぞ。
インターフェースは英語一択となり、残念ながら日本語インターフェース環境は非搭載。全てのシステムを把握しながらツールを触っていくためには、一般的な英語読解力が要求されることになるので注意しよう。またツール自体が3DCG作成ツールのインターフェースを持っているので、CG制作に関する基礎知識も要求されるぞ。
早期アクセス版の現段階では、地形のカスタマイズと着色、オブジェクトの回転移動とスケール調整、照明システムの設置やサイコロコントローラー機能などが利用可能で、一通りの機能にはアクセスできる状態となっている。シナリオを作成すれば、ソロやパーティーでTTRPGの世界を満喫できるはずだ。
ゲーム世界を自分の手で構築できる作品を探している人には断然おすすめの新作TTRPG作成ツール『The RPG Engine』は、現在Steamで好評配信中。時間をかけながらオリジナルワールドとゲームを生み出せる必見のタイトルだ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして詳細なゲーム情報をチェックしよう!
【おすすめポイント】 自分でTTRPGを作れる新作!
完全オリジナルゲームを生み出せ!
『The RPG Engine』で体験できるのは、3DCGツールを用いたオリジナルゲームの創造。ゲームマスターとして他プレイヤーを招待し、完全オリジナルなゲームに触れてもらうことができる新作タイトルで、時間をかけて世界を生み出すことに夢中になれる作品だ。操作を完璧にマスターしながら世界を生み出そう。
現時点でゲームにはチュートリアルセクションが存在しないため、ツールの機能を把握しながら製作を進めることが難しい。開発元のPolyDamonsは公式YouTubeにチュートリアル動画をアップしているので、まずはこちらの動画で作成の流れを見ながらゲーム作りに取り組むとスムーズに進行していくだろう。
▲一般的な3DCG製作ツールと同じようなインターフェースでゲーム製作を行っていくことになるぞ。
製作中の画面はカメラ視点を自由に動かすことが可能で、ズームインやズームアウトを行いながらマップ全体を調整できるようになっている。特に太陽光などのライティングは全体の雰囲気を左右するため、どの角度から見ても分かりやすいように設定する姿勢も必要だ。着実に作業を進めていこう。
マップ全体の広さも調節可能。地表に起伏を生み出したい場合には「スカルプト」機能を用い、盛り上げや掘り下げを順次行っていく。この画面で地面へ着色もできるようになっているので、自分が生み出したい世界観を反映した色彩をコーディネートしてみよう。徐々に世界が出来上がっていく様子は見ていて楽しいぞ。
ゲームがどのように作られるか分かる新作
マップの地形が決まると、今度はそこに様々なオブジェクト(プロップ)を配置して世界らしさを生み出していくことになる。本作にはプリセットで多彩なオブジェクトが用意されているので、雰囲気に合ったオブジェクトを選択して順次設置していこう。好きな人なら長時間浸れるやり込み要素満点のセクションだ。
本作を弄っていると、実際に3Dモデルを利用したゲーム作品がどのように組み立てられていくのかが良く分かる。モデルの精度や細かいゲームエンジンの仕様に違いこそあれ、どのゲームも基本的にはベースとなるレベルを構築し、そこにキャラクターやプロップなどを配置していく流れに違いはない。勉強になるぞ。
▲オブジェクトやキャラクターなどを配置していくことでゲーム感が強まっていく。自分好みに仕上げよう。
マップの設定と時間経過要素(タイムラプス)の設定を行った後は、登場するキャラクターに武器や能力、動作アニメーションなどを設定し、サイコロコントローラーや戦闘シナリオなどを設定すれば準備完了。親しいフレンドユーザーを招待しながらお手製のTTRPGをプレイして一緒に盛り上がろう。
現段階で作品は「アルファ版」のステータスにあり、全ての機能にアクセスできるわけでがないが、それでも一通りのゲームクリエイションは実行できる。2022年末に予定されている正式バージョンの配信も楽しみな新作で、現在3000種類存在するアセットも正式版では大幅に増えていく見通しだ。
自分自身の手でTTRPGの世界を生み出せる必見の製作ツール『The RPG Engine』は、現在Steamストアで好評配信中。個人でのゲーム製作を考えている人や、カスタマイズで世界を生み出す行為が好きな人には断然おすすめのタイトルだ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスしてゲーム情報をチェックしよう!
【おすすめポイント】 じっくり弄れるRPG制作ツール!
The RPG Engineスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-2500K | Intel Core i7-8700K |
メモリー | 8GB RAM | 16GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 760 | NVIDIA GeForce GTX 1060 |
VRAM | 2GB | 6GB |
HDD空き容量 | 50GB | 100GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 12 |
備考 | インターネット接続環境が必要SSD推奨、インターネット接続環境が必要 |
(C) PolyDamons.
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