2021/10/30からSTEAMで正式配信されているMemaHertzの購入型PCゲーム。SF世界の宇宙ステーションを舞台に、1名の妨害者と6名の治安部隊に分かれて攻防戦を行う対戦シミュレーション。
近年大きなブームを呼んでいる非対称型の対戦システムを組み込んだマルチプレイ向けの環境、30分という制限時間内に妨害者を見つけて殺害する治安部隊のプレイと、彼らの目を欺きながら破壊工作を遂行していくスリリングな妨害者のプレイが大きな魅力で、異なる立場を体験できるゲームで盛り上がりたい人におすすめ!
宇宙船内の攻防戦が始まる!
現在PCゲームのポータルサイト「STEAM」で正式配信中の『Saboteur』は、SF世界の宇宙ステーションを舞台に、「妨害者」と「治安部隊」のスリリングな攻防戦を体験できるおすすめの新作ゲーム。最大で1対6の非対称型対戦プレイを楽しめるシミュレーションゲームで、マルチプレイ向けに設計されている。
プレイヤー達の主戦場となる宇宙ステーション内部は高精細な3Dグラフィックで再現され、マッチングしたユーザーたちが「30分」という制限時間内にそれぞれの目標を達成すべく行動を行なっていく。シューティング要素は希薄で、静かにアクションを実行していくプレイが展開する点が大きな特徴だ。
▲多くの科学者たちが作業を行なっている宇宙船内部で妨害者と治安部隊の戦いが静かに進行していく。
ゲームには妨害者と治安部隊プレイヤー以外にNPCの「科学者」が登場し、彼らは3つにまたがる宇宙ステーションのフロアでそれぞれ作業をしている。妨害者の外見はこの科学者とそっくりなので、外見の特徴で発見されることなく破壊活動を行うことが可能。治安部隊は観察眼を活かして不審者を特定する必要がある。
スウェーデンのデベロッパーが送る新作
本作を開発したのは、スウェーデンに本拠を構えているインディー系ゲームデベロッパー「MemaHertz」。スタジオ名義を持っているが、その実態は個人で開発を行なっている新人で、本作が初のSTEAM掲載作品となる期待の若手。彼は各種の公式SNSを持っているので、興味があればアクセスしてみよう。
本人が認めている通り、本作は非対称型対戦ゲーム『Amung Us』に影響を受けて開発された作品で、宇宙船内部をゲームの舞台にしている点などに類似点がある。参加するプレイヤーによって全く異なる展開を楽しめるゲームを求めている人にはおすすめの新作PCゲームで、PCユーザーのフレンドが多い人ほど盛り上がるだろう。
インターフェースは英語一択となり、残念ながら日本語インターフェース及び字幕・音声には非対応。ゲーム内ではそれぞれのキャラクターに対してテキストでミッション目標が提示されるため、指示を理解できる程度の英語読解力が必要だ。フレンドに英語が堪能な人がいれば、一緒に遊んで教えてもらうという手もある。
▲3層のレベルに跨る宇宙ステーション内部で「異なる目的」を持ったプレイヤーたちが交錯していく。
STEAMでの販売価格は1010円と比較的安価。オンラインマルチプレイを前提に開発された作品のため、ソロプレイは不可となる。またリリースされたばかりの作品のため、人の集まりという点で難があるので、購入する際には一緒に遊べるプレイヤーたちの目星を付けておくとスムーズにプレイできるだろう。
3Dグラフィックで構築された作品ながらPCへの要件は比較的軽く、「GeFoerce GTX750Ti」「Redeon R7 265」のグラフィックボードが最低システム要件となっている。またインストールサイズは約2GBとスマホアプリ並みに軽いため、幅広いPCユーザーが非対称型の対戦プレイを楽しめるはずだ。
宇宙ステーション内部を舞台に静かな攻防戦が展開していくおすすめの新作PCゲーム『Saboteur』は、現在STEAMストアで好評配信中。汎用コントローラーでの操作も一部サポートされ、CS機感覚でプレイできるタイトルだ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳しい製品情報をチェックしよう!
【おすすめポイント】 SF世界で非対称型対戦プレイ!
観察眼が勝負の分かれ目!
『Saboteur』で展開するのは、異なる立場を演じるプレイヤーたちの心理要素満点の攻防戦。自分の正体がバレないように「周囲に溶け込みながら」破壊活動を行う妨害者プレイヤーと、その行動にある「不審な点」を発見して排除に挑む治安部隊プレイヤーたちのプレイが溶け合うことで最高に面白いバトルが展開する。
前述の通り、宇宙ステーション内部ではAIが捜査を担当している科学者たちが黙々と作業に従事している。妨害者と治安部隊の両方にとって重要なのは、彼らがどのようなパターンで行動しているのかをしっかりと観察すること。治安部隊プレイヤーが誤って科学者を殺害した時点で妨害者の勝利となるため、ここは重要だ。
▲規則性を持っている科学者たちの行動を分析して「一定の行動パターン」を読み取ることが大切だ。
妨害者になったプレイヤーの目標は、3つのエリアで構成されている宇宙ステーション内部の破壊活動で、各所に置かれた装置を停止させるなどのプレイを展開していく。照明を消したり、ドアをロックするなどの妨害アクションを展開することもできるため、数で不利な分多くのアクションを起こせるようになっているぞ。
治安部隊プレイヤーは数で勝る分協力プレイ要素が求められ、科学者たちに紛れ込んでいる妨害者を特定するために徹底した観察を行う必要がある。30分以内に6種類の目標を達成するか、妨害者を特定して排除することが勝利条件となるので、くれぐれも間違った人物を殺害しないように行動しなくてはならない。
地味ながら緊張感満点のプレイが展開
本作がインスパイアされたゲーム『Amung Us』と比べると地味な展開が続く作品だが、治安部隊でプレイしている場合には「不審者を炙り出す」というセキュリティー本来の役目を没入感満点に楽しめるため、徐々に面白さを感じられること請け合い。普段から鋭い観察眼を持っている人にはピッタリの新作だ。
プレイ時間は30分間と定められているため、妨害者は「どのタイミングで破壊工作を実行するか」という悩ましい問題を抱えることになる。派手な動きをすればすぐに見つかってしまうが、反対に行動を起こさないと勝利することができないため、絶妙なタイミングを探るスリリングなプレイを体験できる仕組みだ。
▲周囲に溶け込むプレイが上手い妨害者ほどゲームを盛り上げる。ただし時には素早く行動することが必要。
突飛な行動を起こす妨害者を見張る治安部隊も同じで、常に集中力を研ぎ澄ませながら「わずかな違い」を感知するプレイを継続しなくてはならないため、プレイ中には今までに味わったことがない緊張感を味わえるはず。宇宙ステーションの破壊を目論む妨害者の行動を阻止すべく、すべてのフロアに目を光らせよう。
6対1という対戦形式で非対称型のアクションシミュレーション要素を体験できるおすすめの新作PCゲーム『Saboteur』は、スリル満点のプレイ展開を味わいたいと考えている人に断然おすすめのSLG。役割になり切れるプレイヤーが揃うことでこれ以上ない面白さを体験できる作品だ。今すぐストアで製品情報をチェックしよう!
【おすすめポイント】 緊張感あふれるプレイを体験しよう!
Saboteurスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 7(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core 2 Duo 2.4GHz | Intel Core 2 Quad 2.4GHz / AMD Phenom X4 2.4GHz |
メモリー | 2GB | 4GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce 7800 GTX / ATI X1900 | NVIDIA GeForce 8800GT / ATI Radeon HD 3870 |
VRAM | 256MB | 512MB |
HDD空き容量 | 7GB | 7GB |
DirectX | DirectX 9.0c | DirectX 9.0c |
備考 | インターネット接続が必要 |
(C) MemaHertz.
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