2021/2/5
待望の正式版リリース開始!
龍遊天下スタジオが手がける君主ロールプレイングSLG。PC・スマホ両対応なので好きな方で本格三国志SLGにチャレンジしよう。
キミは漢王朝の時代を生きる君主となり、自分だけの王朝建国をめざして政治や戦争をシミュレーションしていく。
三国志の英傑をふくめた1300人以上の名武将とともに、めざすは最強最良の王朝だ。四大神獣退治など、ファンタジーのエッセンスも見逃せない。
買いきり型で楽しめる三国志SLGを遊びたい人におすすめのタイトルだ。
4年の月日をへて完成した買い切りタイプの本格三国志SLG!
SLGスマホアプリの最大手ジャンルとなって久しい三国志シミュレーション。最近では気楽にダウンロードでき、気に入れば課金する基本無料アプリが多い傾向にある。
だが、たまには最初からお金を払って購入し、自分のペースでガッツリやりこめる「最初から完成している三国志SLG」を遊びたいというゲーマーもいることだろう。
そんな人におすすめなのが君主ロールプレイングRPG『三国志漢末覇業』だ。
開発は新進気鋭の中国ゲーム会社龍遊天下スタジオ。対応機種はPC、スマホ両方なので自分の好みでプラットフォームを選ぼう。価格は2,580円(DLC込み)で、PC版はSteamからダウンロードできるぞ。
2017年からアーリーアクセスを開始し、正式リリースを果たしたのは2021/2/5。足かけ4年の開発期間をへて完成版がお目見えしたというわけだ。
本作の舞台となるのは中国の漢王朝時代。約400年つづき、後半部にあたる後漢は三国志が始まるきっかけにもなり、歴史のターニングポイントとも呼べる時代である。権力者たちの争いがたえず、盗賊はふえ、蛮族は国境をうろつき、民は怯えて生きるしかない…まさに乱世の名にふさわしい世界だ。
プレイヤーは漢王朝を生きるひとりの君主としてこのゲームに参加し、自分だけの王朝を築くべく内政や戦争をおこなっていく。中国のデベロッパが開発したからこそ実現した、飾り気のない本格派の三国志SLGがここにある。
買いきりタイプなのでこまめなアップデートに乱されることなく、自分のペースで遊べるのもありがたい。じっくり腰をすえて三国志シミュレーションにとりくみたいゲーマーにおすすめしたい一本だ。
素朴で味わい深いイラストで展開する王道SLG
近年の日本向け三国志ゲームは豪華な3Dグラフィックやアニメチックな雰囲気を前面に押しだすことが多い。だが本作は「本格的な中国風の再現」をテーマに、落ちついたデザインと色彩を多用している。
人物イラストでは『三国志演義』絵本のイラスト線画と着色技術を採用し、ゲーム画面も穏やかさすら感じる古風なスタイルを意識したとのこと。どこかホッとするような雰囲気がゲームから伝わり、自然体でプレイに集中できるだろう。
メインであるSLGパートも肩の力をぬいて熱中できる仕掛けが多い。まず基本的な内政はすべて放置型管理モードで進めていく。人材の捜索や軍事偵察、技術の開発にいたるまで、くり返しが必要なモードは方針だけ決めておけばフルオートで進行していくぞ。
「人材や技術は大切だけど、何度も似た指示をするのは疲れるな…」と普段からなやんでいたSLGゲーマーも快適な操作感を実現している。
戦争パートは王道にならい、部隊の配置が勝敗をわけるシンプルかつ戦略的なシステムを導入。ターン制でたがいに自分の部隊をマスに置いたり動かしたりしながら進めていき、さきに敵軍を制圧した方が勝利となる。マスには地形や天気といった状態が存在するので、戦力だけでなく環境も意識した戦術がもとめられるぞ。
昔ながらの攻城戦もあるなど、デザインからゲーム性にいたるまで古き良き王道SLGに仕上がっているのが本作の特徴だ。斬新なシステムや画期的なゲーム性といったうたい文句に疲れてしまった人は、本作で「あの頃」のシミュレーションゲームに浸ってみてはいかがだろうか。
DLCで四大神獣を討伐しよう!オリジナル三国作りも見逃せない!
基本的に定番なつくりをしている本作だが、ここでしか遊べないオリジナル要素もバッチリ搭載している。
DLCで解放できるスペシャル要素四大神獣はまさに『三国志漢末覇業』だけのコンテンツといえる。DLC『竜吟虎嘯』を導入すると、硬派でリアルな三国志SLGの世界にまさかのファンタジーモンスターが出現。有名な四聖獣をモチーフとした白虎、青龍、朱雀、玄武が現れる特別なステージにチャンレジできるのだ。
ちょっとやそっとの戦力では太刀打ちできない強敵たちだが、討伐できればここでしか手に入らない戦利品が獲得できるぞ。なかには武将をパワーアップさせる強力な装備もあるので、腕に自信がついたらぜひ挑戦してほしい。
本作ならではのシステムを語るならばオリジナル三国作りも外せない。その名のとおりシナリオカスタムや新武将を自由に作成できるエディタを駆使して、自分だけの三国志を創造するシステムである。史実でも物語でもありえなかった、ほかにない新たな三国志を創ってみよう。
こういったユニークなモードをうまく活用すれば、本作はさらに面白くなること間違いなし。自由な発想でゲームに打ちこみたい人にも遊んでみてほしいタイトルである。
登場武将は1300人以上!もちろんあの有名武将も参戦!
三国志ゲームで欠かせないのが君主の手足となって働き、戦場で大活躍する武将たちだ。本作ではNPCを中心に、なんと1300人以上の武将が登場する。
もちろん武将たちはひとりずつ個性があり、能力も変わってくる。適材適所を見極めるのは大変だが、その分やりがいがあり、ピッタリとハマったときの快感がたまらないのだ。ステータスは非常に細かく決められているので、数字を見ているだけでも楽しいだろう。
1300人の武将のなかには史実や『三国志演義』にその名を残した偉大な英傑もふくまれている。呂布や関羽といった有名どころだけではなく、マニアがつい唸ってしまうようなマイナー武将も勢ぞろいだ。気になる人は推し武将を探してみるのも面白いだろう。
ここからは実際に登場する武将のなかから、かの曹操にしたがった五大将軍にしぼって何人か紹介していこう。
楽進(上画像赤丸)
五大将軍でも古参にあたる武将。曹操にその才覚を認められ、名将へと成りあがった。
小柄ながら勇敢な武将であり、あらゆる戦場に一番乗りで駆けつけ暴れまわったと伝えられている。五大将軍の切り込み隊長といえる存在だ。
張遼(上画像青丸)
215年の合肥の戦いで有名な武将。五大将軍の中でもとくに優れた功績を挙げた人物としても知られる。
戦では大将旗をあずけられたり別動隊の指揮を一手に担ったりと、曹操からの信頼もとくに厚かったという。
徐晃(上画像緑丸)
捕虜の身だったころに曹操と出会い、秘めた実力を見抜かれて武将となった。とくに襄樊の戦いでの戦果は目を見張るものがある。
非情にするどい戦術眼を持っていただけでなく人柄がいい性格だったといわれており、部下にも慕われていた。
4年の制作期間を経て、本格三国志SLGとしてついに完成した本作。古風なイラストと懐かしさすら覚えるゲームデザインは、シミュレーションゲームをこよなく愛する古参ゲーマーにはたまらない。
この記事で興味を持った人はぜひ『三国志漢末覇業』で波乱に満ちた漢王朝の世界に飛びこんでみよう。荒れ果てた乱世を治め、天下に名を轟かせるのはキミだ。
三國志漢末覇業スペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 7, Windows 8.1, Windows 10 (64bit) | Windows 10 (64bit) |
CPU | Intel Core i3-2100 | Intel Core i7-6700 |
メモリー | 4GB | 8GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 650 | NVIDIA GeForce GTX 1060 |
VRAM | 1GB | 3GB |
HDD空き容量 | 20GB | 20GB |
DirectX | Version 11 | Version 11 |
備考 |
©2018 Longyou Game
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