『Age of Empires III: Definitive Edition(エイジ オブ エンパイアIII)』は2020年10月15日にXbox Game Studiosより正式配信されたSteam等で発売中のPC向けリアルタイムストラテジーシリーズ。
「Age of Empires III」に美しいグラフィックや音楽、新しいモードや文明が追加したリマスター作品で、シングルプレイから、オンラインで世界中のプレイヤーとの対戦が楽しめる。
文明を進化させながら戦っていく斬新なシステムが面白く、MODサポートによる機能拡張など、やり込み要素満載だ。
シリーズファンはもちろんのこと、リアルタイムストラテジーゲームが好きな人におすすめだ。
14年の月日を経て、美しいグラフィックで蘇った名作RTS!
『Age of Empires III: Definitive Edition(エイジ オブ エンパイアIII)』は、2006年に日本版が発売されたリアルタイムストラジー(RTS)ゲームの金字塔「Age of Empires III」を、圧倒的に美しい4KウルトラHDグラフィックでリマスタリング、拡張パックだった「ザ ウォーチーフ」と「アジアの覇王」をあらかじめ含み、さらに2つの新文明と2つの新ゲームモードも追加した従来のファンも、RTSゲーム好きも必見の新作PCゲームだ。
本作の時代背景は航海や火薬技術が発展してきたアメリカ植民地時代に、各国が新大陸に植民地を築いていくことを目標にしている17世紀頃。プレイヤーはヨーロッパや南北アメリカなどの強力な文明を持つ国の中から好きな国のリーダーとなり、自らの国の文明を発展させて相手の植民地をすべて撃破できれば勝利となる。
そもそもRTSとは
RTS(リアルタイムストラテジー)とは、おもに上空から見下ろす視点で、プレイヤーが複数のキャラクターに行動を指示し、敵拠点の破壊などを目指すゲームのことだ。
多彩な能力を持つキャラクターを動かす様は、将棋やチェスのようとも言われている。だが、ターン制のゲームではなく、文字通り「リアルタイム」で全てのプレイヤーが指示を飛ばし合い、如何に戦況を読み自分の戦略を炸裂させられるかが鍵を握る、判断力と駆け引きが求められる人気のゲームジャンルだ。
時代を進化させていく独自のシステムを取り入れた名作ゲーム
『Age of Empires III: Definitive Edition(以下、AoEⅢ:DE)』は、2005年にアメリカでリリースされ、その後2006年に日本語版が発売したRTSの金字塔とも言われる名作シリーズの3作目を、現在の進化した技術によって美しいグラフィックや音楽へと進化させたリマスター版だ。
ゲームシステム面は当時のものを踏襲し、新たにチュートリアルなどの新機能を追加したことにより、本作が初めてのプレイヤーでも、問題なく楽しめるようになった。
RTSの中でも本作が人気を誇る理由として、戦闘だけではなく”文明を発展”させていくことが勝負の鍵を握るという点だ。
『Age of Empires III: Definitive Edition』では、ユニット「町の人」をはじめとした多彩な軍事ユニットを指揮して、マップを探索、施設の建築、開発をこなしながら文明を進化させることで軍事力を高められ、最終的に他のプレイヤーの植民地へと攻撃を仕掛けて見事、撃破できれば勝利となる。
そのため従来のRTSのように、ユニットの配置や攻撃の指示を行うだけのゲームに比べ、非常に高度な戦略性がプレイヤーから高い評価を受け、2013年に発売された「Age of Empires II」のリマスター版はeスポーツの競技タイトルとして親しまれるほどだ。
16の文明とカードデッキを組み合わせた本格戦略バトル!
『Age of Empires III: Definitive Edition』で選択できる文明は日本や中国、イギリスやポルトガル、さらに本作からスウェーデンとインカが追加された。
選ぶ文明に応じて、それぞれ異なるボーナスやユニットを使うことができる。どのように文明を発展させて軍事力を強化していくかが、本作の醍醐味のひとつだ。
始めは石器時代から始まる文明も、施設を建築して狩猟や農業による食糧の確保などあらゆる条件が整えば、進化して青銅器時代や鉄器時代へと成長していく様子は、見ているだけでもワクワクするほど魅力的だ。
さらに本作では1枚で戦況を変えられる強力なカードを、あらかじめ自分好みにセットして戦いに挑む「デッキシステム」を取り入れたことで、同じ文明でもまったく違う戦法が取れるようになり、奥深い戦略ゲームへと進化を遂げた。
自分の好きな文明を活かせる最高のデッキを編み出して、世界中のプレイヤーと対戦しよう。
【おすすめポイント】 個性豊かな文明がぶつかり合うRTS!
多彩なプレイモードで、一人でも多人数でも遊べる!
『Age of Empires III: Definitive Edition』はソロでも、世界中のプレイヤーと対戦するマルチプレイ、どちらでも好きな方法で遊べる。
それぞれ多彩なモードを取り揃えているので、簡単に紹介しよう。
シングルプレイモード
まずは「シングルプレイモード」だが、こちらは3種類のゲームモードが用意されている。
ステージクリア型で様々な戦いをたっぷりのボリュームで描いた「メインストーリー」、実際に行われた戦いをゲーム上で再現して行う「歴史上の戦い」、AIと難易度やハンデなど設定して思う存分戦える「スカーミッシュ」が用意されている。
本作からメインストーリーがチュートリアルの役目を果たしており、初心者でも迷うことなく楽しみながらルールを覚えられるぞ。またAIと戦えるスカーミッシュをプレイすれば、マルチプレイに挑戦する前の練習や新しい作戦を試すのにピッタリだ。
マルチプレイモード
マルチプレイモードは自分の実力を試すのにうってつけの「ランクマッチ」や気軽に遊べる「カジュアルモード」を搭載し、目的に合わせて遊ぶことができる。
また『Age of Empires III: Definitive Edition』では、他のプレイヤーと同盟を組んで戦うことが可能で1vs1から最大4vs4まで対応している。
他にもルールによっては、初めから軍事力が整った状態で対戦を開始する、バトルに特化したモードなどもあり自分にあったルールで楽しもう。
またMicrosoft StoreとSteamそれぞれで発売中だが、クロスプレイに対応しているので、友達とのプレイ環境を気にせず、ゲームを始められるぞ。
対人戦が苦手であればボリュームのある「シングルプレイモード」だけでも十分に本作の魅力を味わうことができる。マルチプレイが気になるようであれば、まずは「観戦」から気軽に様子をうかがうことも可能だ。
【おすすめポイント】 多彩なプレイモードから、自分の好きな遊び方を見つけよう。
一度ハマると何度もプレイしたくなる名作ゲーム
『Age of Empires III: Definitive Edition(エイジ オブ エンパイアIII)』はこれまで紹介してきたように、17世紀のアメリカ植民地時代を舞台に、様々な文明を持つ国を操作して、最強の国を作り上げる名作RTSのリマスター版だ。
人気だったゲームシステムをしっかりと踏襲しつつも、問題点はキッチリと改善してあり、映像も美しいグラフィックへと生まれ変わった。
なかでも世界の歴史を面白く取り入れた文明進化システムは歴史が好きな人であれば、思わずニヤッとしてしまう程の完成度となっている。
高度な戦略バトルが楽しめるゲームということもあり、プレイし始めは少々苦戦する場面もあると思うが、慣れるにつれて本作の魅力に気が付き、中毒になること間違いなしだ。
シリーズファンからRTSに興味がある人に、ぜひプレイして欲しい名作RTS。
Age of Empires III: Definitive Editionスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel i3-2105 @ 3.1GHz あるいは AMD Phenom II X4 973 | Intel i5-3330 @ 3.0GHz あるいは AMD FX-8350 |
メモリー | 8GB RAM | 16GB RAM |
グラフィックカード | GeForce GT 430, Radeon HD 5570, Intel HD 4400 | GeForce GTX 980, Radeon R9 Fury |
VRAM | 2GB | 4GB |
HDD空き容量 | 42GB | 42GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 11 |
備考 | インターネット接続環境が必要 |
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