『In Silence(イン サイレンス)』は2020年10月17日にRavenhood Gamesより早期アクセスを開始、Steamで発売中のマルチプレイヤーホラーゲーム。
非対称人数の対戦ゲームで、過敏な聴覚を頼りに人間を襲う”盲目のモンスター”側と、仲間と協力して脱出を目指す人間側に分かれて行う最高の緊張感を味わえるホラーゲームだ。
対戦型のホラーゲームが好きな人、友達とワイワイ遊べるゲームを求めている人におすすめだ。
斬新な能力が注目を集めている新作の対戦ホラーゲーム!
『In Silence』はトルコのゲームスタジオが開発した非対称人数の対戦ホラーサバイバルゲーム。
プレイヤーはゲーム開始時に「モンスター」か「人間」かランダムに振り分けられる。
モンスター側は静寂な森の中で、彷徨う人間を探し出し、全て捕食できれば勝利となる。
ただし本作のモンスターは身体能力は高いが、視力がとても弱く索敵はすべて”音を頼り”に行う。100m先の呼吸音ですら聞き取るほど優れたモンスターの聴覚を活かして人間を見つけよう。
人間側は2人から最大6人のプレイヤーで、協力して脱出を目指す。
人間側の勝利条件はこの奇妙な森からの脱出であり、その方法は2つある。
一つ目がマップ内にある「故障した車を修理して脱出」すること。
そしてもう一つが、武器を見つけ出して「モンスターを討伐」する方法だ。
【おすすめポイント】 音が戦いの鍵を握る斬新なシステムが面白い対戦ゲーム!
思わず息をひそめてプレイしてしまう最高の緊張感!
『In Silence』は、「Dead by Daylight」や「Friday the 13th: The Game」と同じく、モンスター側と人間側に分かれて対戦する非対称人数型のホラーゲームで、SNSや動画配信サイトで流行っているゲームジャンルに本作ならではの新しいアイデアを取り入れて作られている。
それが、音を立ててはいけないという斬新な設定だ。
モンスターはほぼ盲目ながら、人間の呼吸音すら聞き取るほどの驚異的な聴力があり、うっかり花瓶を割って大きな音を出してしまえば、音もなく突如として現れて襲い掛かってくる。
あまりに突然やってくるので、プレイしていて思わず叫んでしまう程のドキドキを味わえるぞ。
他にもこの手のゲームにしては珍しく、マルチプレイの他に「シングルプレイ」モードが搭載されている。
シングルプレイモードはプレイヤーは人間となり、他のモンスターや人間はすべてAIが操作する練習モードとなっている。そのため初心者でも、操作に慣れてから思う存分マルチプレイで遊べるぞ。
▼ロビー形式で、ルールはカスタマイズ自由!
『In Silence』のマッチングシステムは、自動でプレイヤー同士をマッチングするシステムではなく、ホストがロビーを作成して人を集めて行う形式を取っている。
さらにホストは様々な設定を変更することが可能だ。
たとえば人間側の移動速度やアイテムの能力値の調整、投げることで音を鳴らせる石を持てる数の変更、モンスター側の視界や探知距離、能力のクールタイム時間など変更が可能だ。
ロビーのプレイヤーの熟練度に合わせて、自由にルールを設定して楽しもう。
【おすすめポイント】 自分たちで一番面白いと感じるゲームバランスに調整して遊べる!
微かな音を聞き分けて人間を探す「モンスター」
音を頼りに人間を襲うモンスターの特徴や操作感を紹介しよう。
希望者の中からランダムで1名のみ、レイクと呼ばれるモンスターを操作することになる。
このモンスターは人間を数秒で捕食できる圧倒的な身体能力と、遠くにいる人間の位置を捕捉する凄まじい聴力を持ち、全ての人間を倒すことができれば勝利となる。
音の大きさがモンスターの視覚と連動して表示される
まず本作のシステムとして、盲目に近い視力のモンスターではあるが、操作するプレイヤーが実際に真っ暗な画面で操作することない。
ゲームプレイ上では赤みがかかった薄暗い画面で、人間側が大きな音を立てるとそれに比例して、モンスターの視界が明瞭になっていくといった音を視覚化したシステムで表現している。
画面下部のレーダーで音の距離や方角の見当がつくので、それを頼りに行動しよう
▲無音であれば視界はぼやけて何も見えないが、音があれば輪郭をくっきりと確認できる。
凄まじい聴覚以外にも、長距離をあっという間に走り抜ける「ダッシュ」と短時間だが視界が明瞭になる「センス」の能力を持ち、それらはクールタイムで何度も使うことができる。
能力や微かな音を頼りに、人間を見つけ出そう。
【おすすめポイント】 斬新な能力を持つモンスターで人間を狩りつくそう。
思わず息をひそめてプレイしてしまう「人側」
人間で開始したら、仲間と協力して脱出を目指そう。
人間側はそれぞれゲーム開始時に懐中電灯と小石を持ち、ランダムに2つの「パーク(能力)」を付与されてゲームがスタートする。
100m先の呼吸音すら聞き取るモンスターから逃げ切る為に、能力やマップに落ちているアイテムなどを駆使して脱出を目指そう。
ボイスチャット対応だが、使用には気を付けて
人間側のパークは16種類あり、車両の修理や銃器の扱いなど特定の状況で役に立つものが揃っている。理想としては、それぞれのパークから陽動役や修理役などの役割を決めて行動するのがベストだ。
その意思疎通の手段として本作では「ゲーム内ボイスチャット」を搭載している。
外部ツールを使わずに、仲間とコミュニケーションが取れて便利だが、この会話の”音”がモンスターに検知されてしまうという危険があるので、ボイスチャットを計画的に使うといった駆け引きが楽しめる。
▲モンスターがやってきたら、全力で逃げよう。
走って逃げれば、その音ですぐに捕捉されてしまうので、小石を投げて気をそらすなどの工夫が大切だ。
もし掴まれてしまった場合でも、懐中電灯の電力を大きく消費して「フラッシュバン」を起こして緊急回避が行える。いかに自分の音を小さくして隠密できるかが、勝利の鍵を握る。
2つの脱出方法
人間の勝利条件は「車を修理して脱出」するか、「武器庫を解放して、モンスターを狩猟」するかの2つの方法がある。仲間と連携して脱出を目指そう。
車での脱出方法
ゲーム開始時にプレイヤーは故障した車の前からゲームをスタートする。
マップに散らばる修理アイテムを全て回収することで、車が起動してそのまま脱出が可能となる。
音を立てずにアイテムを漁っていくことがポイントだ。
逆に漁り終えた民家は、テレビやラジオをつけて音を鳴らして気をひかせることや、トラップを設置して妨害行為に勤しむこともできる。
武器が手に入れば、モンスターを狩猟するチャンス!
マップに散らばるパスワードを集めることで、武器庫を解放して銃器を入手すれば、モンスターの狩猟ができる。ただし銃弾の1、2発では仕留められないので、仲間との連携が必要になってくる。
また武器庫が解放あるいは車が修理完了した時点で、モンスターは能力が覚醒して、今まで以上に脅威的な存在として襲い掛かってくるぞ。
【おすすめポイント】 恐ろしいモンスターから、ドキドキの脱出を楽しめる対戦型のホラーゲーム。
死亡しても、そこで終わりではない
本作では人間側がモンスターに襲われ死亡しても、それで終わりではない。
人間はモンスターに捕食されると、地を這う「マウス」として生まれ変わり、他の仲間の手助けを行える。アイテムこそ使えないが、鳴き声で気をそらすことや仲間のプレイヤーをアイテムの方へと先導して、チームに貢献して勝利を目指すことができる。
早々に退場しても最後まで遊べるので、友達と遊ぶのにもピッタリだ。
買うなら今がおすすめ!新作のマルチ対戦ホラーゲーム
『In Silence(イン サイレンス)』はこれまで紹介してきたように、音が鍵を握る斬新なバトルが人気の非対称人数のマルチホラーゲームだ。
試合ごとにアイテムや脱出地点などがランダムになるので、何度プレイしても新鮮なゲーム体験が待っている。またロビーごとにルールを設定できるおかげで、ゲームバランスが非常に取れていてマルチプレイでも楽しく遊ぶことができる。
何度やってもモンスターに襲われた時は驚いてしまい、不思議と操作しているプレイヤー自身も思わず”息をひそめてしまう”そんな緊張感やドキドキが味わえる。
2020年10月発売の新作ゲームではあるが、2020年12月現在であれば価格は1000円程と、期間限定でお買い求めやすい金額設定となっている。
ホラーゲームが好きな人はもちろんのこと、マルチプレイで友達とワイワイ遊べるゲームを求めている人におすすめだ。
In Silenceスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-4460 | Intel Core i7-3770 |
メモリー | 4 GB RAM | 8 GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 950 | NVIDIA GeForce GTX 970 |
VRAM | 2 GB | 4 GB |
HDD空き容量 | 5 GB | 5 GB |
DirectX | Version 11 | Version 11 |
備考 |
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