Steamで5万人が太鼓判を押す傑作SLG!
2013/8/13のリリースから現在まで世界中のストラテジーファンを魅了しつづける本格歴史シミュレーションPCゲーム!発売から7年以上が経ったいまでも定期的なアップデートがつづく人気タイトルだ。
1444~1821年までの近世を舞台に、好きな国家での重厚な国家運営シミュレーションが楽しめるぞ。世はいわゆる大航海時代。ヨーロッパの海外進出により世界中の文化が大きく変動した歴史の転換期にあたる。そんな激動の時代でどう国を導くか…プレイヤーの手腕が問われるぞ。
弱小国家で世界を制するか、史実ではありえなかった「もしも」を実現させるか。勝利条件はないので、プレイヤーが目標を設定できるのも特徴だ。
世界史やストラテジーが好きな人なら絶対ハマるおすすめのSLG!非公式だが日本語化パッチもあるぞ。
ストラテジーの雄・Paradoxが贈る歴史SLGの傑作!
Steamにて好評配信中の、スウェーデンのゲーム会社Paradox Interactiveが贈る近世ストラテジーの決定版。本作「Europa Universalis IV」だ。
2013年8月にリリースした本作のクオリティは折り紙つきだ。なにせ2020年現在時点で5万人以上のユーザーから高評価を獲得しており、あまりの人気に拡張パックの追加やアップデートといった更新が今もつづいているほどだ。PCで遊べるストラテジーゲームとしては、世界でも指折りの傑作タイトルである。
Paradox Interactiveはもともとストラテジーゲームに強いメーカーだったが、そのブランドを世界レベルにまで引きあげたのは間違いなく本作の大成功にある。高い自由度、史実の事件を再現した動的歴史イベントの実装、プレイヤーが決められる勝利条件など、SLGヘビーユーザーも大満足のシステムが盛りだくさんだ。
そんな本作の舞台は世界そのものであり、時代は1444年のヴァルナの戦いから1821年のナポレオン時代の終結まで。いわゆる近世の時代であり、おもにヨーロッパの大航海時代をフォーカスしている。
航海技術の発達によりヨーロッパ諸国がアフリカ、アジア、アメリカ新大陸に進出した大航海時代。それはヨーロッパが世界中に広まり普遍化していく…まさに「Europa Universalis」(ヨーロッパの普遍化)と呼ぶにふさわしい時代だ。そんな歴史のターニングポイントともいうべき時代で、プレイヤーはひとつの国家を選んで本格的なシミュレーションに挑戦していく。
世界が一体化していった時代とも呼ばれる大航海時代をとことんシミュレーションできる本作。ストラテジーゲームにくわしくない世界史ファンに入門ゲームとしておすすめしたいタイトルだ。
ただし注意点として、本作は日本語版がリリースされていないことに気をつけてほしい。非公式ではあるが有志が作成した日本語化パッチが無料配布されているので、英語が苦手な人はそちらの利用も考えよう。
勝利条件はプレイヤー次第!自由かつ本格的な国家運営を満喫
ゲームを始めると、プレイヤーはまず遊びたい時代と国家を選ぶ。時代は先ほどもお伝えした1444年~1821年の間から選択し、場合によっては何世紀にもまたいだ壮大な国家運営をおこなうことになるぞ。
そして国家だが、歴史上に存在するあらゆる国家から選択可能だ。タイトルにもなっているヨーロッパのフランスやモスクワはもちろん、日本、中国、インド、ローマ帝国と選べる国家はさまざま。好みで選ぶか、難易度で選ぶかはプレイヤー次第だ。
自由なのはプレイできる国家だけではない。ゲームクリアに必要な勝利条件がとてもゆるく、事実上存在しないといっていい。いちおう達成目標やスコアはあるものの、いずれもやりこみ要素に過ぎず、必須ではない。
つまり「その国家でなにをやりたいか」というプレイヤーの願望をそのまま勝利条件に設定できるのだ。ヨーロッパ諸国でプレイして史実どおりの近世を再現するか。歴史では起きえなかったイフに挑むか。辺境の島国である日本で世界統一をめざすのもいいだろう。
「あの時代にこんな出来事が起きたら、いったいどうなっていたのか」。世界史に夢中になった人ならだれもが抱く空想を実現できるのが本作の特徴だ。各国の政治や経済の再現度もきわめて高く、歴史マニア垂涎のタイトルに仕上がっているぞ。
「自由すぎてどうすればいいかわからない!」という人はとりあえず初期シナリオから遊びやすい国を選んでみよう。ヨーロッパかつ敵が弱く、滅亡しにくい国がおすすめ。具体的にはフランスやモスクワが遊びやすいだろう。
ゲームに慣れたら友達と楽しめるマルチプレイモードにチャレンジするのもいい。それぞれが違う国で支配権を争う対戦モードはもちろん、ひとつの国を複数のプレイヤーで運営する協力プレイも楽しめる。最大で32人と同時プレイができるので、さながら本物の議会のように話しあいながら国家を導いていく体験が味わえるぞ。
拡張パックで広がるワールド!DLCに注目
本作を極めたいなら欠かせないのがDLCで入手できる拡張パックだ。2020年現在までに62種類のDLCが登場しており、種類や用途もさまざま。キャラクターの服装を変えるだけのシンプルなものから、ゲームのルールそのものを大きく変える大規模なパックもあるので、実際に遊んでから好みで追加していくのがいいだろう。
活用できれば主役格であるヨーロッパ以外でもゲームにより没入しやすくなる。本作をガッツリ遊びたいならDLCはぜひ買っておきたいコンテンツだ。
▲2020年6月に登場した拡張パック「Emperor」のイメージ画像
ここからは主要なDLCをいくつか紹介していこう。
Golden Century
スペインに焦点をあてたDLC。タイトルを訳すと「黄金の世紀」となり、スペイン黄金時代を意味する。
最大の特徴は海賊共和国の追加。「カリブの海賊」の名で有名な荒くれ者が登場し、新大陸で暴れまわる厄介な存在としてプレイヤーに立ちはだかる。旗艦の造船や艦砲射撃で対抗していこう。本場スペインやポルトガルでは特別な船が製造できる。
スペインでプレイしたい人はとりあえず入れておきたい拡張パックとなる。
Dharma
Dharmaはサンスクリット語で「法」あるいは「秩序」などを意味する言葉だ。察しがいい人は気づいたかもしれないが、このDLCではインドを大幅にアップデートできるぞ。
インドの貿易と領土支配の歴史を掘りさげており、帝国の形成やミッションツリー、階級などさまざまな新要素がゲームに加わる。インドでリアリティある国家運営をおこないたいなら押さえておきたい。ほかの国でも反乱の鎮圧機能が実装されるなど、なにかと便利なDLCだ。
Mandate of Heaven
中国と日本のシステムにさまざまな変化を加えるDLC。キャッチコピーは「あなたは天命にふさわしいですか?」
中国では朝貢国の概念により、周辺国を属国にしていくことで効率よく支配を進められるようになる。多数の朝貢国を抱えた明は相手にすると厄介な存在だ。
戦国時代まっただなかの日本では将軍と大名にアップデートが入り、京都を支配する者が将軍として国を治めるようになる。よりリアルな戦国乱世を追体験できるだろう。
ストラテジーの雄、Paradox Interactiveの代表作「EU」シリーズの決定版である本作。動乱の15~19世紀を舞台とした国家運営SLGを満喫でき、世界史ファンも納得の仕上がりとなっている。
有名国からマイナーな小国家まで、あらゆる国を選べるのが高ポイント。勝利条件もゆるいので遊び方はプレイヤーに委ねられている。定期的にリリースされている拡張パッチもあるので、自由度はとても高いぞ。
近世をテーマにしたストラテジーなら「Europa Universalis IV」は間違いないタイトルだ。5万人以上がお墨付きを与えたストラテジーをぜひ体験してみよう!
Europa Universalis IVスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows® 8.1 64 bit/Windows® 10 Home 64 bit | Windows® 10 Home 64 bit |
CPU | Intel® Core™ i3-2105 / AMD® FX 4300 | Intel® Core™ i3 3240 / AMD® FX 8120 |
メモリー | 4 GB RAM | 8 GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA® GeForce® GTX 460 / AMD® Radeon® HD 5850 | NVIDIA® GeForce® GTX 560 Ti |
VRAM | 1 GB | 2 GB |
HDD空き容量 | 6 GB | 6 GB |
DirectX | DirectX 9.0c | DirectX 11 |
備考 | インターネット接続環境が必要 |
©Paradox Interactive.
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