Steamにてアーリーアクセス開放中の街づくりシミュレーションゲーム!マルチ対戦あり、オープンワールドでの本格的な箱庭シミュレーションありと、幅広い遊び方が楽しめる注目のタイトルだ。
本作の製作にあたり、開発者は名作と名高い「Banished」「Civilization」などのシミュレーションゲームから影響を受けたと公言。マルチプレイ対戦モードでは他プレイヤーとの勝負を、ソロプレイでのんびりとした街づくりライフを満喫しよう。
本作独自のカードゲームシステムでは、街の発展に役立てたり、他プレイヤーの妨害ができたりとさまざまなカードが登場。より刺激的なシミュレーションが楽しめるよう工夫されているぞ。
2020/11/3から開始のアーリーアクセスに参加すれば、開発中の本作がプレイ可能。これまでにない街づくりシミュレーションを求めていた人には絶対おすすめしたい、今後に期待大のPCゲームだ!
名作をインスパイアした街づくりシミュレーションの意欲作
先に伝えておくが、本作は完成品ではない。2020/11/3よりSteamにて早期アクセスを始めたばかりの、まだ開発中のゲームである。この記事では未完成ながら従来の街づくりシムに一石を投じるであろうと思わせる、そんな期待のタイトルを紹介したい。
Earthshineが贈るマルチプレイ×オープンワールド×街づくりシミュレーション!カードゲーム要素も備えた盛りだくさんのシステムで理想の街づくりを追求できるのが本作「Kingdoms Reborn」だ。
ソロプロジェクトを公言している開発者は、本作の製作にあたりさまざまな名作から影響を受けたと公言している。いわゆるインスパイア作品だ。実際に名前をあげているのは「Banished」「Anno」そして「Civilization」と、開発者が心から街づくりシムを愛していることが伝わってくるタイトルばかり。シミュレーションゲームにくわしくないゲーマーでも、名前だけは聞いたことがあるシリーズもあるだろう。ファンゲーマー目線だからこそのゲーム作りが期待できる。
もちろん、ただ既存作品をなぞるだけのゲームではない。本作がめざしているのはマルチプレイ、オープンワールド、そしてカードゲームの3つのジャンルと調和した街づくりシムという、まったく新しいジャンルだ。
メインコンテンツは世界中のプレイヤーとマッチし、だれが最高のシティを築けるかを競いあう対戦モード。街の発展や対戦相手の妨害に使えるカードも登場し、駆け引きと緊張感が楽しめる。オープンワールドでじっくり街づくりに没頭できるソロモードもしっかりあるぞ。
実直な街づくりシミュレーションと戦略重視の対戦カードゲームがいっぺんに楽しめる欲張りさがたまらない本作。未完成ながらキラリと光る部分が見逃せないタイトルとなっている。
大寒波で破滅した文明。指導者として崩壊後の世界を再構築せよ!
本作の舞台は人類が絶滅寸前まで追いつめられた文明崩壊後の世界だ。ある日、かつてない大寒波が地上をおそい、寒さと疫病で大半の人間が死に絶えてしまう。
そんな大自然の猛威から数十年後、地表をおおう氷が徐々に溶けはじめる。プレイヤーはわずかに生き残った人類のリーダーとなり、かつての繁栄を取り戻すべく行動を開始するのだ。まさに「Kingdoms Reborn」…王国の再構築がプレイヤーの使命となる。
ポストアポカリプスものが好きな人ならついワクワクしてしまう世界観になっているぞ。
目玉である対戦モードでは、他プレイヤーやAIとマッチングして「だれがすばらしい街を造れるか?」を競いあう。勝利条件はだれよりも早くゲーム内通貨であるコインを50万集めること。勝利条件は今後のアップデートで増えていく予定だ。
とはいえ、舞台は人類が去ってから数十年後の世界だ。最初はなにもなく、お金集めどころではない。まずは生活と発展に欠かせない資源を集めていくのがセオリーとなる。
資源はおおまかに4種類。木や石といった資材、野菜や魚肉などの食物、衣服の原料となる繊維、そして薬の素材である薬草だ。これらの資源をうまく活用して、ライフラインの確保から始めていくのがプレイのコツとなる。
資源を安定して集められるようになったら少しずつ街を育てていき、効率よくコインを稼げるよう都市を開発していこう。計画性と戦略眼がつねに試されるので、じっくり考えるのが好きなゲーマーにピッタリだ。
ちなみにだれかが勝利したあとも、状況を引き継いだままエンドレスにゲームを続けられる。だれかと競うより自分だけの街づくりにこだわりたい人はこのエンドレスモードを目当てに遊ぶのもいい。最初から対戦なしのソロプレイや他プレイヤーとの協力マルチプレイも可能なので、ユーザーの好みで遊び方をえらべるぞ。火花が散る対戦が好きな人も、のんびり理想の街をめざしたい人もしっかり楽しめるのが本作のウリだ。
勝負を左右するカードゲームシステム
数々の名作シミュレーションをリスペクトしながらも、新しい街づくりシムを模索している本作。そんな本作オリジナルの要素がカードゲームシステムだ。カードは150秒ごとに5枚ずつ購入でき、なにが買えるかはそのときの運次第。カードは最大8枚までストックできるので、有用なカードはとっておいて「ここぞ!」のタイミングで切っていきたい。
カードの効果は実にさまざまで、大きく分けると「建築」「アクション」「スロット」の3種類がある。ひとつずつ簡単に見ていこう。
建築
その名のとおり建築物を建てられるカード。使っただけでは意味がなく、必要な資材も消費しなければならない。
建築物は食料を生産する農耕、市民の生活をよくする役所など、ものによって効果が変わってくる。将来のビジョンを想定したうえで必要な建築物を建てていこう。
アクション
使用したらすぐに効果を発揮するインスタントなカード。プレイヤーが得をする利益発生カードから、対戦相手にダメージをあたえる妨害カードまで、効果はカードによってさまざま。有名ゲームでたとえると「桃太郎電鉄」におけるカードに近い。
スロット
建築物にそれぞれ付随するスロットにセットして発動する特殊なカード。たとえば「Productivity Book(生産性の書)」カードを建築物スロットに置くと、その建築物の生産性が上がって獲得資源が増える、といった具合。
以上の3種類をうまく使いこなして対戦相手を一歩リードしよう。これまでの街づくりシミュレーションにはなかった駆け引きのスリルを味わってほしい。
今ならアーリーアクセスで開発中のゲームが遊べる!
先ほども説明したように、本作はまだ開発中のタイトルだ。いまSteamが販売しているのはアーリーアクセス版であり、機能の未実装やAIが不完全などの問題点を数多く抱えている。本作に興味を持った人は、あくまで未完成品だという点をじゅうぶんに考慮してから購入してほしい。
▲現時点では英語版しかなく、日本語では遊べないのも注意
だが逆に考えれば、開発中のゲームを遊べる絶好のチャンスともいえる。開発者はアーリーアクセスの期間を2年程度と想定しており、その間はユーザーの意見を取り入れつつ定期的なアップデートを続けていく予定だ。
いま本作を遊べば、本来ならまだ世間に出ていないはずのゲームを一足先に体験できる。それだけでなく、少しずつよくなっていく過程をリアルタイムで楽しめるぞ。ゲーマーならば一度は経験したい貴重なチャンスだ。気になった人は注意事項をしっかり理解したうえで、ぜひアーリーアクセスに参加してはいかがだろうか。
開発途上でありながら、街づくりシミュレーションの新たな可能性をひしひしと感じとれる本作。しかし、完成版が登場するまではまだまだ時間がかかりそうだ。
だが「Civilization」といった偉大な名作を踏まえ、もっと面白いゲームをめざそうとする開発陣の姿勢にはおおきな期待が持てる。完成版のおひろめが今から待ち遠しい限りだ。
街づくりとカードゲームの融合がアツい期待のシミュレーション「Kingdoms Reborn」。正式リリースまで待てない人はぜひSteamのアーリーアクセスに参加して、遊びながら本作の開発を手伝ってみてはいかがだろう。
Kingdoms Rebornスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-2500K | Intel Core i7-6700K |
メモリー | 8GB RAM | 16GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 660 | NVIDIA GeForce GTX 1070 |
VRAM | 2GB | 8GB |
HDD空き容量 | 4GB | 4GB |
DirectX | Version 11 | Version 11 |
備考 | ネットワーク接続が必要SSD推奨 |
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