2020/3/27から早期アクセス版が配信されているDonkey Crewの購入型PCゲーム。資源が尽きかけた世界を舞台に生存をかけて流浪の旅と戦いを繰り返すサバイバルMMO。
100平方キロに及ぶ広大なオープンワールド、厳しい環境で生き抜くサバイバル型のゲームプレイ、MMOらしい他プレイヤーとのPvP要素やクランに加入できる協力プレイ要素が魅力で、ディストピアな世界を体験したい人、PKも発生する容赦ないフィールド上で生き延びるハードコアなプレイを求めている人に断然おすすめ。
最後のオアシスを求めて動け!
現在PCゲームのポータルサイト「STEAM」で配信中の『Last Oasis』は、早期アクセス版にも関わらず配信開始当初から世界中のプレイヤーが遊んでいる人気のサバイバルMMO。広大なオープンワールドの探索要素と容赦ない世界観が好評で、ハードコアサバイバルゲームが好きなプレイヤーから絶大な支持を得ている。
ゲームの舞台となるのは地殻変動によって環境が激変してしまった未来の地球。「灼熱の大地」と「凍てつく大地」という両極端な環境を持つ地球上では資源が枯渇し、公転によって生まれるわずかな領域を求めて人類が常に移動を行なっているという設定だ。プレイヤーはこの世界で生きる者としてゲーム世界へ降り立つ。
▲近未来SF的な世界観が映える新作PCゲーム。最新3Dグラフィックが描き出す世界は没入感満点。
かつて栄華を誇っていた人類の面影は無くなり、残された人類は水源などの資源を探して彷徨っている。このディストピアな世界観が本作の特徴で、プレイヤーも必然的に厳しい環境を生き延びるためのサバイバルプレイに身を投じることになる。絶望的な状況下で生きるプレイが好きな人にはおすすめの作品だ。
近年大きな盛り上がりを見せているサバイバルゲームのシステムを根幹に持ちながら、100平方キロメートルという広大なオープンワールドの探索要素を実装し、さらにプレイヤー同士の容赦ないPKシステムと略奪行為を容認している過激な世界が特徴。世界観にバッチリ合ったゲームプレイを体験できる。
仲間同士で助け合いながら生きるプレイも可能
またMMOらしい膨大な参加人数とプレイヤー同士の協力プレイ要素も特徴で、ソロで活動することが困難に感じられる場合には地域を支配できる「クラン」を立ち上げて生存確率を伸ばすこともできる。黙示録的な世界では全てがプレイヤーの自由裁量に委ねられ、困難に直面した際の判断力も大いに問われるぞ。
▲経済システムも導入。動的に変化していく取引の値段を見ながら儲けを出すプレイもできる。
ゲームを開発しているのはポーランドに本拠を構えるインディー系ゲームデベロッパーの「Donkey Crew」。本作が初の開発作品となる若手のデベロッパーで、人気PCゲーム『Mount & Balde』のMODを製作するコミュニティから生まれたという珍しい出自を持っている。今後に期待のデベロッパーだ。
STEAMでの販売価格は3290円。なお標準で日本語インターフェースに対応しており、海外ゲームでありながら敷居は低い。また人気作ということで日本人プレイヤーも多いため、コミュニケーションを取り合いながらプレイを続けたい人も安心だ。クランの情報を集めて生存率を上げるプレイを目指そう。
他プレイヤーに略奪されるという危険性がスリリングなゲームプレイを生み出す『Last Oasis』は、一瞬も油断できないハードコア仕様のサバイバルゲームを求める人におすすめ。過激さと生きる難しさは群を抜いており、上級ゲーマーほど手応えとやり甲斐を感じられることだろう。今すぐ広大な世界へ降り立とう!
【おすすめポイント】 大人気ハードコアサバイバル!
生き方を選べるサバイバルMMO!
『Last Oasis』でプレイヤーが操作するキャラクター「ノマド」には定められた人生が存在しない。不毛の地で生き延びるための選択肢は多く、自分がどのように世界と関わっていくかによってプレイ体験は大きく変わってくる。仲間と協力して生きるか、孤独な傭兵として生きるか。全てはプレイヤーの自由だ。
他者が全て「寛容」ではないのが本作の面白さ。プレイヤーを発見次第攻撃を加えようと考えているプレイヤーも多数存在するため、自分の身を守る術を身につけなくてはならない。「片手剣」や「両手剣」、「スキャターショット・ガン」や「リピーター」など、身を守るための多彩な武器を扱えるようにしておこう。
▲本作では対人戦は日常茶飯事。法治国家が消えた世界では「自分の身は自分で守る」しかない。
資源集めやクラフトが得意な人であれば、旅を続ける商人としての地位を目指すのも一興。広大なフィールド上を旅するスカベンジャーとして他プレイヤーに役立つような生き様を目指すこともできる。移動をサポートする機械「フローティラ」に乗り込み、自分が求める生き方とゲームプレイを貫き通してみよう。
一人旅に疲れたら集団生活を
内容がハードコアな本作では、ソロプレイで生き続けることは難しい。敵対するプレイヤーが徒党を組んでいる場合、あっという間に攻撃されて収集してきた財産を奪われることもあるからだ。そんな場合には仲間になってくれるプレイヤーを探し出し、「クラン」に所属しながら勢力拡大に努めるのも手だ。
集団生活に身を投じることによって理不尽なPK攻めや心ない略奪行為から身を守ることが可能になり、要塞を建造してエリア内で確固たる地位を築くこともできる。オンラインで繋がった世界ということ、そして様々な考えを持ったプレイヤーがゲーム内に降り立っているということを考えながら人生設計を進めよう。
▲所謂「ぼっちプレイヤー」には生きにくい世界となっている。徒党を組んで自己防衛を行うのが得策だ。
限りある資源を求めて人々が争いながら「生きる」ことを目指していく『Last Oasis』は、絶望的な環境に支配された世界に身を置くと人間はどのような行動を取るのか、ということがよく分かる壮大なシミュレーションでもある。戦い、奪い、さらに奪う物を求めるというサイクルは、追い詰められた人間の本性なのかもしれない。
死と隣り合わせの世界を生き抜きながら自分なりのプレイスタイルを確立したい人にはおすすめの新作PCゲームで、同じゲームをプレイするユーザーが持つ「優しさ」と「卑しさ」も存分に体験できる。多くの人がプレイしているからこそ予測不能な展開が生まれ、その先に何が待っているのかは誰にも分からないのだ。
【おすすめポイント】 生き抜くプレイを存分に体験できる新作PCゲーム!
正式版が待たれる新作
早期アクセス版でありながら確かな完成度を持ち、現在も大勢のユーザーがプレイを続けている『Last Oasis』は、最長で2年後に予定されている正式バージョンのリリースが待ち遠しい新作サバイバルMMO。一時期飽和状態になったサバイバルゲームのジャンルで久々の大ヒットを飛ばしている期待の作品だ。
正式版ではこれまで以上にプレイヤーが独自の人生を歩めるようなシステムになる予定。現在は殺戮と略奪の横行が猛威を振るっているが、バランス調整やPK禁止エリアなどが実装されれば、より多くのプレイヤーが参入できる作品へと発展することだろう。思うところがある人は積極的にフィードバックを送ろう。
【おすすめポイント】 さらなる進化へ向けて開発が進む新作サバイバルMMO!
Last Oasisスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-2400 / AMD FX-6300 | Intel Core i7-4770 / AMD Ryzen 5 1600 |
メモリー | 8 GB RAM | 16 GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 770 / AMD Radeon HD 7870 | NVIDIA GeForce GTX 1070 / AMD Radeon RX Vega 56 |
VRAM | 2 GB | 8 GB |
HDD空き容量 | 40 GBの空き容量 | 40 GBの空き容量 |
DirectX | Version 11 | Version 11 |
備考 | インターネット接続環境が必要 |
(C) Donkey Crew.
Last Oasisの評価・レビュー・評判(0件)
このゲームの投稿レビューはまだありません。