2019/11/23からSTEAMで早期アクセス版が配信されているGamecanの基本プレイ無料PCゲーム。SF世界で展開する未来の過激なスポーツを描く新作アクションバトルゲーム。
未来世界のデザインで構築されたロボット、アリーナ内の設備を利用するスピーディーなゲーム展開、華麗な身のこなしを見せるロボットのアクションが魅力で、SF世界とロボットが登場する世界観が好きな人、アリーナ内で操作テクニックを駆使しながらアクションバトルを楽しめる作品を求めている人におすすめ。
未来のeスポーツを体感せよ!
現在PCゲームのポータルサイト「STEAM」で配信中の『Overstep』は、SF世界の中でロボットを操りながら3対3のチーム対戦プレイを楽しめるスポーツ型アクションバトルゲーム。人間のようにアクロバティックな動きを見せるロボットキャラクターが光るおすすめ新作PCゲームだ。
ゲームの舞台は2354年の未来。惑星へ広がっていた人類が企業主導の新たなeスポーツに興じているという設定で、その過激なeスポーツの名称が本作のタイトルにもなっている。この競技に参戦するのは人間の「意識」を憑依させられるロボットで、それを動かして戦うのがプレイヤー、という設定だ。
▲単純なバトルではなく、アクションでスコアを稼げるシステムを搭載。操作テクニックが勝利へのカギだ。
企業がスポンサーを務めるeスポーツ大会という設定を持つ本作では、ルールに則った戦いが行われる。プレイヤーが起こすアクションはスコア形式で加算され、そこに相手チームとのバトル要素も加わる仕組みだ。爽快感満点のアクロバティックなアクションとバトルが上手くミックスされたゲーム作品と言えるだろう。
技術力の進化で人間が機械の肉体を操るという設定はSF世界の鉄板ネタであり、最近ではにわかに現実味を帯びている。本作ではその機械工学技術を未来のプロゲーマーが利用しているという文脈になぞらえ、作品内で未来型のeスポーツを展開する。SF的な世界観や設定に惹かれる人にもおすすめの新作PCゲームだぞ。
なお本作は現時点で早期アクセス版の作品であり、予期せぬバグや不具合が発生する可能性がある。完全な状態でプレイを楽しみたい人は避けた方が良いだろう。ただし基本プレイは無料なので、お試し感覚で気軽にプレイを楽しむこともできる。興味がある人は未来のeスポーツに参戦してみよう。
【おすすめポイント】 華麗なアクションで戦おう!
スタイリッシュに戦おう!
プロゲーマーがロボットを操作してチーム戦を繰り広げるという未来のeスポーツを描く『Overstep』最大の特徴は、登場するロボットたちの華麗なアクションシーン。本作ではプロスケートボーダーばりのアクションも炸裂し、プレイ中にはスピード感溢れるゲーム展開を味わうことが可能となっている。
ロボットには「ジャンプ」や「スライディング」といったアクションが実装されており、「空中に飛び上がった直後に前方回転」「パイプを滑ってスライディング」などの特殊アクションを行える。これに加えて敵チームのプレイヤーを攻撃する射撃アクションも発生するため、ロボットの動きはかなり多彩だ。
▲ゲームの舞台となるアリーナ内でハイプラインをスライディング中。特定の動作は得点に繋がっていく。
アリーナでのシューティング対戦だけに特化した作品の場合、これらのアクションは「おまけ要素」扱いになるが、本作の場合は特定のアクションが得点加算に結びつくため、試合中には積極的にスタイリッシュなアクションを決めていく必要がある。そのアクションの判定を決めるのが「HEAT」システムだ。
観客を熱狂(HEAT)させて得点
試合中はアリーナ内の特定箇所でアクションを行うことで「HEAT」ゲージが上昇。このゲージは試合を見守っている観客の「熱狂度」を表し、ミスせずにアクションを連発することでゲージがどんどん伸びていく。制限時間以内に多くの「HEAT」ポイントを獲得したチームが勝利を得られるという仕組みだ。
企業がスポンサーとなって支援しているというゲーム内設定を持つ本作では、アリーナで観戦している観客たちを楽しませるプレイが不可欠。アクションをミスってロボットを失うと「HEAT」ゲージが下がり、観客が冷めてしまうので、ハイスピードなアクションの中にも的確な操作を行う手腕が求められることになるぞ。
▲熱狂度がそのままスコア加算に結び付くという設定が秀逸。シューティングよりもアクション要素が強い。
本作はコントローラーの動作に対応しておらず、キーボードとマウスを利用した操作方法に限定されるため、PCゲームの操作に長けた人にアドバンテージがある。普段コントローラーでプレイすることが多い人にはアクションに対するハードルが上がってくるので、操作に慣れるまでは「練習」モードを使うのも良いだろう。
戦いの舞台となるアリーナにはアクションを決めて「HEAT」ゲージを上昇させられるエリアが複数設置されているが、同時に落ちたら即死という危険な箇所も多数存在し、プレイ時にはかなりスリリングな体験を味わえる。1回もミスせずアクションを連発した際の気分は最高なので、腕前を鍛えて挑戦しよう。
3対3のチーム戦で戦う場合、アクション時に相手プレイヤーからの攻撃を受けることもある。アクションとシューティング要素が混在するゲームプレイはかなり難易度が高く、やり込み要素も非常に高い。華麗なアクションを決めたチームのみが勝ち残れる世界で勝利を目指して戦いを進めていこう。
【おすすめポイント】 スリリングなアクションが持ち味!
早期アクセス版の作品
前述の通り『Overstep』は「早期アクセス版」の段階にあり、フルバージョンのリリースには最短でも一年以上の期間を見ている。従業員10名ほどの小規模なインディー系ゲームデベロッパーの作品なので、開発の進捗が大手企業に比べて素早く進まないが、温かい目で見守っていこう。
現時点では3対3のチームバトルモードと練習モード、1種類のアリーナマップと1種類のロボットを実装。またゲーム内でロボット用の外装(スキン)購入もできる。ステージとゲームモードが1種類しかない点は少し寂しいが、試合としては成立するのでプレイに支障は出ない。今後の開発状況やアップデートに期待だ。
予定されているフルリリースバージョンでは新マップと新ゲームモードの実装、リーダーボード機能や試合のハイライトリプレイ機能などの搭載が予定されている。これらの機能が実装されれば、スポーツアクションを前面に押し出したゲーム作品として多くのユーザーから支持を得られることだろう。
ゲームの「基本プレイ無料」というスタンスはフルバージョンでも変わらない予定。作品を支援したい人はゲーム内購入システムで「スキン」を変更すれば、その購入金額がそのまま開発資金となる仕組みだ。インディー系ゲームデベロッパーを支援してゲーム文化を盛り上げたい人は課金要素に目を向けるのもアリだ。
作品はフィードバックを絶賛募集中。バグや不具合、改善点に対する提案などを報告する環境は整っているので、作品に磨きをかけるために利用してみよう。開発途中のインディーゲームをプレイして忌憚のない意見を送ることが好きな人にもおすすめのアクションシューティングゲームだぞ。
【おすすめポイント】 今後の開発が楽しみな新作PCゲーム!
Overstepスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-4460 | Intel Core i7-8700K |
メモリー | 8GB RAM | 16GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 760 | NVIDIA GeForce GTX 1070 |
VRAM | 2GB | 8GB |
HDD空き容量 | 30GB | 30GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 12 |
備考 | インターネット接続環境が必要です高フレームレートでの快適なプレイを希望する場合 |
GAMECAN®, OVERSTEP® ARE REGISTERED TRADEMARKS OF GAMECAN © 2019 GAMECAN ALL RIGHTS RESERVED.
Overstepの評価・レビュー・評判(0件)
このゲームの投稿レビューはまだありません。