【Overcooked! 2】大人気のハチャメチャ料理ゲームの正当な続編が登場、おすすめのアクションゲーム。オンライン対戦で全世界のプレイヤーと料理を作ろう！

『Overcooked! 2（オーバークック2）』は、2018/8/8からSteam、Nintendo Switch、PlayStation4でリリースされた、シングルでもマルチでも遊べるどたばたアクションのクッキングゲームだ。

本作は、全ての作業をてきぱきと順序よくこなしていくシステムでありながら、ときおり起こるハプニングがプレイヤーを熱くさせる。

お客さんから注文される料理を制限時間内に作り上げ、提供するだけのゲームだが、「切る」「煮る」「焼く」「お皿を洗う」など、料理を作る上で必要な様々なアクションが求められる。

冷静に料理を作ることができないシュールで笑えるクッキングゲーム。対戦プレイだけでなく、協力プレイにも対応しているので、多くのプレイヤーとハチャメチャな環境で笑いながら料理を作りたい人におすすめのアクションゲームだ！

正当な進化を遂げた新作が誕生した

本作は、タマネギの王様が「ネクロ・ノムノム・アイコン」と呼ばれる妖しい書物を読んでしまったため、「タマネギ王国」には、「ゾンビ・ブレッド」が大量に発生してしまう。危機的な状況を打破するために、プレイヤーは「タマネギ王国」のシェフとなって、飢えたパンのためだけでなく、何も知らないお客さんのためにたくさんの料理を作っていくストーリーだ。

2016年1月8日にリリースされ、全世界で大人気を得た「Overcooked」に「刺し身」「シュウマイ」「ホットケーキ」「パスタ」など、大きくレシピも増えており、他プレイヤーと遊べるオンラインモードも導入。ステージやコックも新しいモノがいくつも追加された続編だ。

シングルプレイでは、2人のシェフを自分だけで操作してクリアを目指し、マルチプレイでは4人までのプレイヤーが同時に厨房で動き回れる。役割を分担したりしながらお客さんの要求を満たすように料理を完成させていこう。

並行して走るトラックがステージだったり、それぞれの調理場に高低差があったり、メチャクチャな環境になっているコトもある。それでも「投げ」たりしながら、料理をうまく完成させていかなければならない。

「投げ」とは、今作から追加された新しいアクションで、コックたちは生の材料に限って投げることが可能になった。米だろうと肉だろうと遠慮なく投げられる。うまく投げれば直接フライパンに投入可能だ。チームワークが取れていれば取れているほど、料理の準備が手早く済ませられるようになる。

投げたモノは相手が状況に関係なく受け取ってしまうこともあるので、相手の邪魔をしようと思えばいくらでもできる。数多くのギミックがあり、なかなか普通に料理を作らせてもらえないのが面白さに拍車をかけていく。

マルチで見知らぬ人とプレイするのも楽しいが、知り合いや友達とプレイすれば、より遠慮のないハチャメチャクッキングを楽しめるぞ！

当たり前のコトがなかなかできない素晴らしい職場環境

本作の目的はお客さんに希望の料理を提供するだけだが、本作ではこの普通に料理をすることが何よりも難しいアクションゲームだ。

注文される料理は「スシ」「ケーキ」「バーガー」「ピザ」などたくさんの料理が用意されており、注文される料理は毎回違う。突然気球が落ちてきて、スシを作るハメになったりと、突然のハプニングでそれまでの展開が大きく変わる。1人でコツコツ調理していてもハプニングに踊らされるので、複数人で作業していれば、ハチャメチャ大騒ぎとなり大盛り上がり間違いなしだ！

プレイヤーは全員が上手いわけではなく、中には下手な人もいたり、わざと邪魔をする人もいる。ダッシュして相手にぶつかれば、吹き飛ばしも可能だ。

揉めている間にせっかく作った料理がダメになったり、コンロから火災が発生したりと、てんやわんやとカオスな状況に発展していく。メチャクチャな状況になればなるほど笑いが起こり、それも本作の醍醐味だ！

エモートで感情を知らせたり、ボイスチャットを利用すれば、より調理場は過激に盛り上がっていく。知り合いと一緒に遊ぶとかなり盛り上がるシステムだ。

反対に協力しようと思えば、下手なプレイヤーであっても、決められた役割をきちんとこなせるのであれば、十分な戦力となり得るシステムだ。実力の違うプレイヤー、大人と子ども、カップルや夫婦で遊んだりするのにもおすすめだ。

ステージクリア後、提供した料理数と失敗した数を差し引かれ、ボーナスチップが加算されていく。星3つが最大で成績に応じて付与される。一定値まで星の数が貯まれば新しいステージが開放される仕組みだ。先のステージへ行くためにも仲間たちと協力しながら、完璧な料理を提供しよう。

多人数で遊ぶほど事故が起こりゲームが盛り上がる

料理を作るマップは前作に比べてかなり多くなっており、「陸」や「海」そして「空」と色々なところを旅しながら、料理が作れるようになっている。新しく登場したテーマで言うと「スシレストラン」「魔法学校」「鉱山」、さらには「宇宙人の惑星」など、もはや「たまねぎ王国」はどこへ行った状態だ。

料理自体はシンプルに材料を切って、焼いて、煮てと基本的な動作しか必要としない。必要なコトはすべて画面の左上に出ている。誰にでもできるし、すぐに覚えられる簡単な動作ばかりだが、それでもうまく回せないのが本作の魅力だ。

多彩のギミックで、落ち着いて料理ができない環境、動くプラットフォームを使って移動しなければならなかったり、テレポーターを使ったり、変化し続けるキッチンもある。答えがなかなか見つからず、周りと相談しながら試行錯誤して進めていくのも醍醐味だ。

ゲームモードはソロモードの他に、マルチプレイもあり、協力と対戦が用意されている。中でも対戦は、中央テーブルにまな板が用意されており、自分が切ったモノを相手のチームに奪われてしまうなど、揉める要素は盛りだくさんだ。毒の沼に突き落としたりすれば思わず笑いが巻き起こるぞ。

マルチプレイは最大4人まで参加でき、オンラインだけでなく、ローカルや画面分割でも面白おかしい多人数プレイが可能だ。対応言語は日本語、英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、中国語、韓国語、ポーランド語、ロシア語と幅広く、たくさんの国でリリースされているので、遊ぶ相手には全く困らない。

忙しい飲食店で働いたコトのある人なら誰もが体験したことのあるであろうランチやディナータイムの激しい調理場、地獄のような環境ながらも、少しずつ片づけて全てが終わったときの開放感は最高だ。それをいつでもどこでも楽しめる本作、仲間たちとの深い連携をとりたい人や料理が好きな人たちとハチャメチャな環境で遊びたい人におすすめのアクションゲームだ！