2019/10/10からSTEAMで正式配信が開始されているTotal Mayhem Gamesの購入型PCゲーム。極寒の地でユーザー2人が協力し合いながら脱出を目指すCO-OP型アクションアドベンチャー!
様々な困難をプレイヤー同士で助け合いながら乗り切っていくCO-OPシステム、スリリングなゲーム展開が大きな魅力で、ゾクゾクする脱出ゲームのシチュエーションと洞察力を活かして謎を解き明かすアドベンチャーゲームが好きな人、オンラインゲームらしい「協力プレイ」を満喫したい人におすすめ!
極寒の地で脱出を目指せ!
現在PCゲームのポータルサイト「STEAM」で配信中の『We Were Here Together』は、極寒の閉ざされた地に集ったプレイヤー2名が協力し合いながら脱出を目指すPC向けアクションアドベンチャーゲーム。日本語インターフェースと字幕を実装しているので、海外ゲームながら誰でも気軽に遊べる。
▲アニメとリアルの中間点を行くゲームグラフィックが秀逸。海外ゲーム作品らしい描写がたまらない。
ゲームは完全なマルチプレイ専用作品で、ソロプレイには非対応。ゲームを進めるためにはインターネット接続環境とボイスチャットを円滑に行えるプレイ環境が必要になる。フレンドと一緒に会話を交わしながらプレイを進めていくスタイルが好きな人には断然おすすめの新作PCゲーム作品だぞ。
人気シリーズ最新作
『We Were Here Together』は2017年の『We Were Here』、2018年の『We Were Here Too』に続く『We Were Here』シリーズの最新作。マップ内に散りばめられた謎を解き明かしながらプレイヤー同士が協力していくスタイルは踏襲されており、同シリーズファンの人なら必ず楽しめるはずだ。
本シリーズを手掛けているのはオランダ応用科学大学に在籍していた15人の学生チームによって設立された若きゲームデベロッパーTotal Mayhem Games。わずか14週間で作られた最初のプロジェクト『We Were Here』が世界的に成功を収め、今に至るシリーズ作品として開発が継続している。
▲ボイスチャットを駆使した協力プレイが必要とされる点は全シリーズ作品共通。「助け合い」が重要だ。
学生で構成されているため資金面に難ありだったTotal Mayhem Gamesだが、意欲的な投資家たちの存在によってプロジェクトは軌道に乗り、今日までに3本の作品をリリースすることに成功。才能溢れる若手デベロッパーをサポートする流れが上手く噛み合ったインディーゲーム業界の理想的な構図と言えるだろう。
1作目ではお互いの場所を探り当てるプレイ、2作目では分離された場所からの合流プレイが描かれた『We Were Here』シリーズ。最新作では2名が同じ場所からスタートし、共に行動しながら脱出を目指すスタイルになった。協力プレイながらシチュエーションが全て違う点がシリーズの特徴だ。
お得なバンドル製品も販売中
STEAMではゲームの単体販売に加え、これまでにTotal Mayhem Gamesがリリースした全てのゲームとDLCがセットになったバンドル商品も販売中。本作単体購入価格は1320円、6アイテムが25%オフで購入できるバンドル商品は2523円となっている。世界観が好きな人は一気にシリーズ作をプレイするのもアリだぞ。
【おすすめポイント】 協力プレイが人気のシリーズ最新作登場!
会話を重視した真の協力プレイ!
『We Were Here Together』最大の魅力はプレイヤー同士が「会話」を交わしながら進めていくゲーム展開。「章」単位で進行するステージ内には2人でコミュニケーションを取りながら挑むことを前提に設置された仕掛けが数多く存在し、真の意味で「CO-OP」を行う環境が整っている。会話でピンチを切り抜けよう。
ゲーム序盤では助けを呼ぶ無線信号をきっかけにプレイが展開。正しい周波数に合わせるために機器を操作する場面に始まり、2人のプレイヤーが話し合いを通して探りを入れていく流れになり、協力プレイらしい感覚を享受できる。仲の良いフレンドと一緒にプレイすれば格別のプレイ体験になるはずだ。
▲不明瞭な救助要請を明らかにしなければ先へは進めない。製作者との「知恵比べ」は本作でも健在だ。
これまで数々のマルチプレイゲームに「ボイスチャット」機能が実装されてきたが、ここまで本格的にゲームシステムに組み込んだのは本シリーズが初と言って良い。今までは「雑談」目的で利用されることが多かったボイスチャットがプレイを進めるためにツールに進化し、お互いの通信がゲーム内で大きな意味を持つ。
プレイヤーが操作するキャラクターはボディーランゲージも発動可能。手を振ったり指を指したりといったアクションができるので、声による通信を含めると実際にその場に居るような感覚を覚える。ボディーランゲージは相手を特定の位置まで誘導したい場合に非常に便利なので、その都度有効活用しよう。
▲声とモーションが加わるとキャラクターに人間味が出る。プレイ中の没入感は非常に高くなるぞ。
的確な状況描写が不可欠
相手とのコミュニケーションに高い比重を置く本作では、プレイヤー双方が的確な状況説明と指示を出すことも不可欠。お互いが間違えないように謎解きオブジェクトに対処していかないとならない場面も数多く出てくるため、曖昧な表現で会話をしていてはプレイが先に進まない。「何をどうしたいのか」をハッキリさせよう。
▲「意思の疎通」こそが本作に隠された最大のテーマ。単に仲良くプレイするだけではクリアできない作品だ。
リアルタイムで2人が会話を交わす本作では、これまでのオンラインマルチプレイ作品で当たり前とされてきた「軽めの短い会話」ではなく、アクションを起こすべく具体的に踏み込んだ詳細かつ的確な話し方が求められる。そこにはプレイヤー個人が持つボキャブラリーも影響するので、会話が俄然面白さを増すのだ。
プレイ中はステージ内に仕掛けられた得体の知れないオブジェクトに挑まなくてはならない場面も多数登場。そんな場合にプレイヤー同士がお互いのアクションを理解しないまま進めていては難関を突破できない。今この場面で相手に何をして欲しいのか、その想いを適切な言葉で発信することが重要だ。
▲謎解き脱出系作品が好きな人ならハマってしまう仕掛けが盛りだくさん。知恵を出し合ってゲームを進めよう。
ソロプレイ向きの脱出ゲームも圧倒的な没入感を与えてくれるが、本シリーズのように「常に会話が発生するゲーム作品」の場合、全神経はキャラクターの操作よりも相手とのコミュニケーションに注がれる。意味が通じない会話をした場合には不穏な空気になることもあるだろうが、それもまた本作の醍醐味だ。
プレイする人によってゲーム体験が大きく変わる側面を持つ本作は、制作側も意図しなかったようなプレイ展開をもたらしてくれるおすすめのPCゲーム。2人のプレイヤーが意思の疎通を通して謎を解き明かす展開は唯一無二の面白さを持っており、同じステージでもユーザーによって難易度が変わってくる。
ゲーム実況を行う人に向いている「会話主体のゲームシステム」は秀逸で、普段無言でゲームをプレイしている人には新鮮な驚きがあるはず。真の協力プレイを体験したい人に、おすすめの新作PCゲーム。今すぐフレンドを誘って謎多きステージのクリアに挑もう!
【おすすめポイント】 盛り上がること必至な新作PCゲーム!
We Were Here Togetherスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 7(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i3-2100 / AMD FX-4100 | Intel Core i5-2500K / AMD Ryzen 5 1400 |
メモリー | 4GB RAM | 8GB RAM |
グラフィックカード | Nvidia GTX 460 / AMD Radeon HD 6850 | Nvidia GTX 970 / AMD Radeon R9 390 |
VRAM | 1GB | 4GB |
HDD空き容量 | 15GB | 15GB |
DirectX | Version 11 | Version 11 |
備考 | ブロードバンドインターネット接続が必要 |
©2019 Total Mayhem Games.
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