【Unrailed!】脱線させないように汽車を走らせて終わらない旅ができるおすすめの新作アクションゲーム。対戦・協力プレイが選べ、多くのプレイヤーを魅了する面白さだ！

『Unrailed!』は、Indoor Astronautが開発し、Daedalic Entertainment, bilibili(China)より2019/9/10からSteamでリリースされた、自動でどこまでも生成されて広がる世界の中で、友達とタッグを組んで汽車を脱線させないように線路を敷き詰めていくアクションゲームだ。

クリックだけで線路を繋げるわけではなく、自分で材料を集めて必要な物を作り出すクラフト要素も備わっている。さらに素材はゲームのたびにランダムで配置されるので、毎回新しい気分でゲームを始められるだろう。常に変わりゆく景色の中でどこまで長い線路を作り出せるのか競うのが面白い。

対戦や協力などマルチプレイも堪能できる本作。他のプレイヤーと関わることで見えてくる新しい発見もたくさんある。力を合わせて問題を解決していくので、まるで昔からの親友に思えてしまう。短時間で遊べるモードやエンドレスモードなど、プレイスタイルに合わせた遊び方もできる。出来るコトを見つけながら、一つ一つクリアしていきたい人におすすめのゲームだ！

どこまでも続いていく線路を組み立てよう

本作はゆっくりと進み続ける汽車のために、線路をあれやこれや組み替えながら、駅などのチェックポイントを通過して、できるだけ遠くまで進んでいくゲームになっている。もちろん、まっすぐの線路を引き続けるわけではなく、あちらこちらに障害物が存在し、それらをうまく避けていく必要がある。

川が迫れば橋を架けたり、大きな岩が邪魔をしていれば、迂回ルートを作ったりと、その場の状況に応じて汽車が前に進むために、線路を敷き続けなればならない。汽車が脱線してしまえばゲームオーバーとなる。スコアは水平方向に進んだ距離になっているので、少しでも多く横に進めるよう線路を組んでいこう。

汽車は非常にゆっくりと進んでくれるので、安定している時は暇になってしまうくらいだ。遅いスピードの汽車の前に線路を置くだけなら、慣れれば誰でも簡単にクリア出来るようになるだろう。だが、そうならない。

本作の面白さは、必要な物をすべて自分の手で作り上げなければならないところだ。例えば、線路を置くためには、線路を作る必要があり、線路を作るためには、マップ上にある木や鉄を集めていかなければならない。橋を作る工程も同様だ。



もしも、川を渡るために橋が作れないなら遠回りさせて、その間に材料を集めに行く必要があるなど、やるコトは非常に盛りだくさんになっている。かなりの集中力を必要とし、汽車が安定して前に進めるとホッと胸をなで下ろすだろう。ルートがうまく決まらないとあっと言う間に近づいて来たように気になる。頭の切り替えと発想力を随所で試される展開が続く。これが非常に面白い。

ボクセルグラフィックで表現されるロケーションには川が流れる森林からごろごろブロックだらけ砂漠、雪山など全部で5種類のマップになっている。さらに世界はランダムで構成されるため、登場する資材の配置も異なるし、地形も毎回バラバラだ。運が良ければ非常に簡単に進めるし、逆なら材料が足りずに苦労するだろう。

他にも障害物だけなく、危険な現住生物（モンスター）も登場する。これには戦って勝利する必要があり、そのための材料も自分たちで見つけて装備を作り上げて汽車を守らなければならない。責任は重大だ。ユニークなワールドを乗り越えて、より遠くまで汽車を走らせていこう。線路はどこまでも続いていく。

現在、早期アクセス期間中

本作はすでに完成された優れたシステムのゲームになっていながら、未完成である早期アクセス期間となっている。期間としては3か月～6か月が予定されており、完成版となるフルアクセスバージョンとなるまでに、新しいバイオーム、新しくて風変わりなワゴンなどが追加される。

現在のゲームモード、「エンドレス」「クイック（最大4プレイヤー）」「対決（2対2プレイヤー）」に負けない面白いコンテンツも模索中だ。今後の展開が非常に気になるところ。色々な難易度で自動生成される世界は日夜のサイクルとダイナミックな天気システムが十分に活かされて、同じマップに二度とたどり着けないほど、多様な種類と表現を秘めている。
 

アップグレード可能な10種類以上のワゴンを使って、エンドレスモードでは、汽車を改造なども行える。ゲームをたくさんやっていけば、キャラクターたちもアンロックされていく。

材料を集めて、必要な物を作り上げ、汽車の進路を確保して駅を目指すなんて、1人でやるにはあまりにも多すぎる量だ。本作ではオンラインまたはローカルで最大4人まで参加できるマルチプレイになっている。自分ひとりではできないことでもみんなでやれば、どうにかなることも多い。

マルチプレイには4人全員で協力して遊ぶタイプと2チームに分れた対戦を行えるタイプがある。コントローラー共有モードではシンプルなコントロールで最大限の動きが楽しめるなど、協力、対戦、マルチプレイがかなり熱い。親しい人と遊べば面白さは何倍にも膨らむだろう。



学生ベンチャー企業によって生み出された本作は、様々なアップグレードが行われ、これからもますます大きくなっていく。早期アクセス終了後、フルアクセスバージョンになったら、ゲームの価格が確実に上がってしまうに違いない。

しかも、ゲームの規模が増せば増すほど高くなるだろうと言われているので、本作に興味があれば今のうちに手に入れておこう。早期アクセス版を持っておけば、フルバージョンになってもそのまま遊び続けられるのでお得だ。

時間があればエンドレスで線路をどこまでも延ばしていき、ずっと時間の許す限り汽車と戯れていける。ひたすら作り上げるだけでなく、汽車を脱線させないように動くので、クラフトするだけのゲームよりも何倍も面白く、飽きることのない仕様。マップも毎回ランダムで選ばれるので、常に気の抜けない展開が続いていくだろう。頭を使ったアクションゲームが好きな人におすすめだ！