2019/9/20からSTEAMで正式配信が開始されたAgafonoffが送る購入型PCゲーム!3名のキャラクターを選んで厳戒態勢のエリア51からエイリアンを救出するアクションゲーム!
インディーゲームらしい価格設定と「ネタ的」要素満載の面白ゲームプレイ、ある意味クセになるチープで独特なゲームグラフィックと世界観、ゲームシステムが大きな魅力で、安価なPCゲームをプレイすることが大好きな人、YouTube動画実況のネタになりそうな面白インディーゲーム作品を探している人に断然おすすめ!
囚われたエイリアンを救出せよ!
現在PCゲームのポータルサイトSTEAMで配信中の『STORM AREA 51: AYY LMAO EDITION』は、アメリカにある有名な軍事施設「エリア51」を舞台にプレイヤーがエイリアンを救い出すための戦いを繰り広げるという面白PCゲーム作品。インディー系デベロッパーらしい内容が光るおすすめゲームだ。
エリア51はこれまで映画やドラマ、ノンフィクション作品などで数多く描かれてきた曰く付きのアメリカ空軍管理施設。特にUFOとエイリアンに関連した噂が今も昔も後を絶たないが、アメリカ空軍関係者以外は立ち入りを厳重に禁止されているため、その真相は現在も不明となっている。
▲もしエリア51に侵入できたら何を見ることになるのか。本作はそんな願いをあっさりと叶えてくれる。
UFOを信じる、信じないは別としても、エリア51で何が行われているのかはアメリカの最高軍事機密であり、外の世界に居る一般市民に知る術はない。本作はそんな現状を皮肉たっぷりに解釈し、登場キャラクターにエリア51へ突撃させてしまう過激な作品。立ちはだかる米兵とのバトルも巻き起こるぞ。
プレイヤーに与えられた目的はただ1つ。「エリア51内に監禁されているエイリアンを救出すること」だけだ。操作は一般的なアクションゲームと同じで、移動と攻撃だけで突撃と解放を行っていく。アーケードライクなノリが最高に楽しいPCゲーム作品で、販売価格も100円と非常に安い。
海外ユーザーの中には早速YouTube実況動画向けの「ネタ作品」として取り上げている人も多く、常に笑いが絶えない実況を聞くことができる。ノリと勢いだけで作り上げてしまったような作品だが、100円支払ってここまで精神的にお釣りがくるゲームも珍しい。奇妙な世界観が面白いインディーゲームだ。
【おすすめポイント】 ニッチな需要に応えてくれる新作ゲーム!
3人の主人公キャラクターが登場!
『STORM AREA 51: AYY LMAO EDITION』には「Kyle」「Rock Throwers」「Naruto Runners」という3種類の主人公キャラクターが登場。ゲームスタート時に3人の中から好きなキャラクターを選んでプレイできる。「Raiders」と呼ばれる彼らは「ちょいワル」な外見がカッコ良いキャラクターだ。
画面左の「Naruto Runners」は忍者のような動きが特徴。画面中央の「Kyke」は「モンスターエナジードリンク」の力でパワーに10%のバフ効果が発生。画面右の「Rock Throwers」はその名の通り岩を放り投げて攻撃する怪力の持ち主。プレイ毎にキャラを変えて自分好みの1体を見つけてみよう。
▲アニメーション風イラストが面白い主人公キャラクターたち。エリア51に侵入してエイリアン解放を目指す。
ゲームが開始するとたちまち多数のアメリカ兵士がプレイヤー目がけて攻撃を仕掛けてくる。ユーザーは自分が選んだ主人公キャラクターを上手くコントロールしながらアメリカ兵士を倒し、エリア51内部への突入作戦を敢行する。非常にハイスピードで展開するプレイが爽快なおすすめPCゲーム作品だぞ。
▲銃器で武装したアメリカ軍に岩で立ち向かう「Rock Throwers」。このナンセンスな構図が本作の肝だ。
往年の名作格闘ゲーム『バーチャファイター』を思わせるポリゴン感満載の3Dキャラクターが秀逸な本作は、あえて荒いモデリングを施して独特な世界観を際立たせている。ネタ的要素を多分に含んだゲーム作品にはピッタリのグラフィックが楽しく、好きな人は「ハマる」面白さに溢れているのだ。
なおメインキャラクター3名はアップデートでセカンドビジュアルが提供されており、さらに6種類の新規レイダーも登場。リリース後間もない本作は、今後のアップデートでさらに登場キャラクターが増えていく可能性が高い。キャラクターの特性を活かした戦い方を覚え、ゲーム世界を満喫しよう。
【おすすめポイント】 個性豊かなキャラクターは今後も増殖予定!
ハイスピードな展開にシビれる!
有無を言わせない素早さを持っている本作のキャラクターはアグレッシブで爽快なゲームプレイを提供。ダッシュすればマンガのような「集中線」が画面に出現して気分を高揚させてくれる。エリア51内部には多数のエイリアンたちが捕らえられているので、全てのエイリアンをアメリカ軍の手から救い出そう。
エイリアンはポッド型容器や小型の檻に捕らえられている。プレイヤーが攻撃を加えると容器や檻を破壊できるので、邪魔をしてくるアメリカ軍を撃退しながら素早くエイリアンたちを救出しよう。ちなみにエイリアンは解放すると両手を挙げて歓喜の声を上げる。なぜか「良いこと」をしている気分になれる点が面白い。
▲エイリアンはエリア51の各所に幽閉されている。全てのエイリアンを解放するとゲームクリアになるぞ。
1プレイあたりの時間が短い点も本作の魅力。またソロプレイ以外にオンラインマルチプレイに対応しているため、同じゲームを楽しむ複数のユーザー同士で「エイリアン奪還作戦」を敢行できる。スピーディーに動き回り、全てのエイリアン解放を目指して大暴れしよう。
【おすすめポイント】 アーケードライクなノリがたまらない新作ゲーム!
武器を拾ってパワーアップ!
本作の舞台エリア51には「武器コンテナ」が点在しており、インタラクトすると様々な武器を入手できる。開けるまでは何が入っているのか分からないため、ある種の「ドキドキ感」も味わえる点が面白い。執拗な攻撃でプレイヤーを追い詰めるアメリカ軍兵士に対抗するため、武器を最大限に活用しよう。
▲リアリティー重視のゲームとは異なり弾薬は無制限。思う存分フィールドを暴れ回れて気分爽快だ。
武器にはダメージ数値とファイアーレート、攻撃範囲が設定されている。中にはエイリアンの技術を採用したと思しき未来のレーザー銃まで登場し、探索要素は非常に捗る。攻撃力が高い武器をゲットすればエイリアン救出にかかる時間も短縮できるので、マップ内をくまなく探索して良い武器を探そう。
【おすすめポイント】 性能が異なる武器を操れるから楽しい!
実際に起きたイベントに基づく作品
本作のタイトルに使用されている「STORM AREA 51」は、アメリカ在住のビデオストリームゲーマーがジョークとして投稿したFacebookのイベントが由来となっている。「2019/9/20にエリア51を襲撃しよう」という内容に多くのFacebookユーザーが反応を見せ、全米で大きな話題となった出来事だ。
ただし米軍は事前に「この地域に不法にアクセスする試みは非常に推奨されない」と警告を発し、実際に当日ネバダ州のエリア51付近に訪れた参加者の中には逮捕者も出ている。ジョークに端を発したイベントだったが、中には本気でエリア51突入計画を実行しようと考えていた人たちも居たようだ。
本作はこのFacebook発信のイベント「STORM AREA 51」にインスパイアされた作品。ゲーマーの発言に端を発したイベントに反応したデベロッパーが素早く作品を生み出し、実現しなかった「エリア51侵入」を擬似体験できるようにと急造したゲームと考えるのが妥当だろう。
ある意味非常に不謹慎なネタを盛り込んだ作品だが、国家に反旗を翻すゲーム作品を生み出せてしまうアメリカはかなり懐が深いとも言える。ネットニュースで「STORM AREA 51」ムーブメントも盛り上がりを知っている人は、また違った観点から本作を楽しめるかもしれない。
同じネタを題材にしたゲームを考えていた人は多かったようで、STEAMには2019/9/20頃を境に複数の「STORM AREA 51」関連作品が配信されているが、本作はその中でもダントツに安い。SNS主導のイベントで盛り上がったアメリカ人の気持ちを疑似体験したい人にはおすすめの作品と言えるだろう。
【おすすめポイント】 アメリカの時事ネタが好きな人におすすめのPCゲーム!
STORM AREA 51: AYY LMAO EDITIONスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-2500K / AMD FX-6300 | Intel Core i7-4770K / AMD Ryzen 5 1600 |
メモリー | 8 GB RAM | 16 GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 770 / AMD Radeon R9 280X | NVIDIA GeForce GTX 1060 / AMD Radeon RX 580 |
VRAM | 2 GB | 6 GB |
HDD空き容量 | 30 GB | 30 GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 12 |
備考 |
(C) Agafonoff
STORM AREA 51: AYY LMAO EDITIONの評価・レビュー・評判(0件)
このゲームの投稿レビューはまだありません。