『Warhammer Age of Sigmar: Realm War』は、Pixel Toysより2018/9/18からリリースされたスマホゲーム、ファンタジーな世界観で行われるマルチプレイのタワーディフェンス型のリアルストラテジー(RTS)だ。
時間経過で溜まるゲージをうまく使った方が有利になる本作。高コストを払って喚びだされた強力なユニットをいかに低コストの仲間たちで倒すかが重要になる。ボスキャラであるジェネラルのHPの残量で勝負が決まるので、強いユニットをどうやって前線まで送り込むのか考える戦略性がくせになる面白さだ。
ど派手なアビリティを使えるヒーローなども存在し、ユニットの編成次第では、戦場が如何様にも姿を変えていくだろう。ルートも2通り用意されており、どちらにも勝負に繋がる重要な要素が備わっている。数多の戦場を切り抜けて、最強の司令官を目指していこう。カードとボードゲームの良さを併せ持った本格的なMOBAで遊びたい人におすすめの新作スマホゲームだ!
世界中いるプレイヤーが対戦相手
本作はユニットを召喚して敵ジェネラルを打ち倒す本格MOBA(マルチオンラインバトルアリーナ)の流れになっている。1対1で行われる対戦は、基本的にチュートリアルやストーリーなどの特殊なバトルを除いて、リアルタイムのマルチプレイだ。常に画面の向こう側に対戦相手となるプレイヤーがいる。
時間経過で溜まっていくゲージを使って、自分の手持ちからユニットを召喚することで相手の陣営へと進軍して戦う。総大将である「ジェネラル」を倒すか、より多くのHPを削った方の勝ちだ。バトル時間は3分になっており、短い時間でしっかりとした決着がつくところがシンプルでありながら奥深い戦略も楽しめて素晴らしい。限られた時間の中で最善なユニットを呼び出して、相手のジェネラルを討伐に向かおう。
ユニットとなるカードはすべてコメットと呼ばれるガチャで入手しなければならないが、重課金を行って特定のカードを目指すような真似はしなくてもいい。普通にゲームをしているだけで、徐々にカードは揃っていくので、無課金でもゲームをやっているうちにだんだんと手駒が揃って強くなれる。ガチャで重複したユニットもカードのレベルがアップする仕組みになっているため無駄になることはない。
本作にはストーリーを楽しめるソロモードと対戦を楽しむマッチモードがあり、ストーリーモードでは、決められた特殊なルールの中でNPCと戦い勝利することで、新しいカードがもらえるなど、戦力アップに繋がっていく。ストーリーをこなしながら、マッチモードを行うコトで腕も上達し、効率的なカード収集も行える。本格的なRTSになっているため、チュートリアルも全部で3戦用意されているなど、初心者のことがよく考えられているぞ。
チュートリアルをやれば、進軍するべき場所やルールなど、バトルの基本的な部分など大体の所は把握できるだろう。習ったことのすべてが活かされる3戦目で実力を試せる。しっかりとルールを覚えて、自分の軍を動かしていこう。
2つのルートを自由に選んで進軍できる
本作のバトルフィールドには「ミッドレーン」と「トップレーン」の2つの道が用意されている。「ミッドレーン」にはお互いのタワーが存在し、近づいて来た敵を自動で攻撃してくれる。破壊すれば敵ジェネラルまで最短で近づける道が一気に開けていく。
一方の「トップレーン」は、遠回りのコースであるが、ヒーローユニットが3回「RealmGate(レルムゲート)」を通過すると、強力な力を持つユニットの召喚が出来るようになる。かなりの威力になっているので、戦況を決定するほどだ。敵チームも絶対に狙ってくるため、ある意味「ミッドレーン」よりも「トップレーン」のほうが熾烈な戦いになってしまう。
「RealmGate」にこだわるあまりに「ミッドレーン」のタワーを破壊されると、自陣のジェネラルが狙われることになる。戦いの中でどちらを優先するのか、または相手が狙っている目的を読み違えないようしていくなど、戦略要素の強い駆け引きが魅力だ!
画面の向こうには他のプレイヤーがいるので、絶対的な正解はない。多くの人は「ミッドレーン」のタワーが破壊されるまでは、「トップレーン」に力を入れた戦略をとってくる。それを念頭に置いて自分なりの行動を決めていこう。
どんなに困難な状況になったとしても諦めてはいけない。ジェネラルはそれぞれがフィールド上の敵ユニット全てに強力な攻撃を撃てるなどのユニークな「スペシャルアビリティ」を持っているし、RealmGateをうまく発動できれば、不利な状況からの逆転も可能だ。敗戦濃厚からの逆転劇は非常に爽快で気持ちがいい。色々な要素が絡み合っているのでバトルを心から堪能しよう!
戦いの結果を大きく左右するデッキ編成
バトルにどうしても勝てない相手がいる場合には、編成を見直すのもいいだろう。本作ので勝利のカギを握っているのは、なんと言ってもデッキ編成だ。プレイヤーは自分の手持ちから7枚のユニットカードをセットをして、パーティを作り上げることになる。バトル中はこのデッキの中からランダムで4枚が選び出され、使用するたびにまたカードが1枚が補充されていく。
すべてのカードが狙ったタイミングで使えるとは限らないので、戦略だけでなく運の要素も絡んでくる。ハイレベルな戦いになると、相手の切り札に合わせて対抗できるカードを巧みに使って、相手の行動を阻止するなど、読み合いも面白い。
ユニットタイプは「ジェネラル」「ヒーロー」「兵士」「召喚」に分けられ、それぞれ役割が違う。「ジェネラル」はボス的な立ち位置になっており、編成も自動で行われる。倒せば無条件で勝利となるので、どんな状況であれ矢面に立たせるような立ち回りは厳禁だ。
「ヒーロー」と「兵士」は勝手に前進して敵性存在を自動で排除してくる存在と言う点では同じだが、性能に関しては全く違う。「ヒーロー」は、呼び出すのに高いコストがかかるが「兵士」とは比べものにならないほど高い能力を発揮する。おまけに固有アビリティも備えておりあ、高い活躍が見込まれる。反対に「兵士」は低コストで呼びやすいが、能力的には弱い。
「召喚」は場に残るユニットとは違って、一度だけの特殊な効果を持った使い切りカードだ。ただし、瞬発力はあるため、他のユニットと組み合わせたり、咄嗟の状況の時に役立つだろう。直接的な攻撃ばかりでなく、動きを止めたり、能力を下げたりするので、使い方次第では戦局の逆転も狙える。
場に出すカード次第で戦いの流れは大きく変わっていく。デッキの数だけ戦術があり、戦いやすい相手や勝てない相手が出てくるから本当に面白い。常勝を目指して、自分だけのオリジナルデッキを構築して戦っていこう。
ファンタジーな設定と様々なマルチプレイ要素が備わっており、想像以上にゲームにのめり込める。世界中のプレイヤーが相手になるアで、マッチングは非常にスムーズでいい。2つのルートをうまく組み替えながら敵を翻弄し、ジェネシスに少しでも多くのダメージを与えていこう。カードの運とボードゲームの戦略性を併せ持った本格的なMOBAで遊びたい人におすすめの新作スマホゲームだ!
© Pixel Toys
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