『Peekaboo』は、Redaster Studioより2019/8/8からSteamでリリースされた、マルチプレイ専用の最大16人で遊べる3人称視点(TPS)のかくれんぼアクションゲームだ。
子どもの頃、誰もが1度は遊んだことがあるであろうかくれんぼを見知らぬ誰かとできるだけでもワクワクしてしまう。さらにそこに変身能力が加わり、あらゆる所に同化して隠れられるとなれば、楽しさは飛躍的に高まっていく。何に変身するかを決めて隠れる作業は本物のかくれんぼ以上に斬新な面白さを提供してくれる。
最初はしょぼいスキルしか持っていないが、ゲームプレイを重ねる毎に新しいスキルがアンロックされていく仕組みだ。見つけにくかった小道具を見つけやすくしてくれるなど便利なものが多い。隠れる側も見つける側もどっちも楽しめるシステム。手軽な設定でみんなではしゃぎながら遊びたい人におすすめのかくれんぼゲームだ!
かくれんぼに変身の能力を加えた斬新な設定がかなりハマる!
本作は、ネットワークを通じてかくれんぼを行うFPSアクションゲームになっている。2つのチーム「隠れる側」と「見つける側」が存在し、プレイヤーのいずれかに所属し、自分の任務を全うすることになる。
面白いのが見つける側は「ハンター」チームとそのままの名前だが、隠れる側が「小道具」チームとなっているところだ。文字通りプレイヤーは小道具になりすまし、風景に紛れて潜むことになる。しかも、変身できるものはかなり多く、「ゴミ箱」「ベンチ」「家具」「椅子」「鞄」などの大きめのものはもちろんのこと、見た目の小さい「引き出し」「魚」「銃」「斧」にもなることが可能だ。
小道具チームになったら、ゲーム開始後の20秒以内に変身するものを決めて、ふさわしい物が並んでいる場所へ移動しなければならない。道ばたに急に「斧」が落ちていたら誰だって注目してしまう。
小道具チームの方が本当の鬼ごっこをしているような気分なって、ワクワクドキドキが止まらなくなる。見つかりそうで見つからない感覚は何ものにも代えがたいほどの興奮を覚えるだろう。
反面、本当にうまいところに隠れてしまうと、誰も探しに来てくれずに寂しい思いをするかも知れない。その点に関しては自分でアクティブに動き回っていられるハンターチームの方が夢中になれるだろう。どちらにもそれぞれの良さがあり、面白さがある。どっちもチームも甲乙はつけがたい。
かくれんぼをするだけなのだが、物に変身できるという要素が加わったことで驚くほど面白くなっている。さらに各チームには有利になるためのユニークなスキルがあるので、それらをうまく使うコトで、楽しさは飛躍的に高まっていくだろう。無邪気に遊べるシステムで高い推理力を要求される面白いゲームだ。
大きめのマップ中で自由に動き回って遊ぼう!
本作には制限時間が設けられており、初期設定で5分、7分、10分の3パターンから自由にプレイ時間を決めることができる。ハンターチームは怪しい場所を片っ端から調べていき、制限時間内に小道具チームのメンバーを全員発見すれば勝ちとなる。
見つけて倒すだけだし、相手の場所が大体わかるソナーなどのスキルもあり、一見するとハンターチームが有利なように思うかも知れない。だが、小道具になって風景に紛れられると本当に見つけるのが難しい。しかも、小道具は好きな様に動けるし、見つかってもやられる前なら走って逃げられる。現状では少々短めの時間になっているので、慣れないうちは見つけるのに苦労するだろう。最初は小道具チームの方が圧倒的に有利だ。
しかし、それも最初のうちだけで、慣れてきてちょっとしたところに違和感を覚え始めると制限時間内に見つけられるようになっていく。
また、小道具チームで隠れていて、ハンターにやられてしまっても、そこでゲームオーバーではない。今度はハンターとして小道具を探す側に回ることになる。もちろん、無事に見つけて小道具側が全滅したら、勝ちとなるので、安心して探し回ろう。そのため、常にプレイヤーにはやるコトがあり、目標が定まっているというわけだ。
対戦ゲームでは、やられてしまうと次のゲームまで退屈になってしまうが、そんなプレイヤーの気持ちをよくわかっている。ハンターは怪しいところを銃で撃って、それが小道具チームであれば、無事に確保成功だ。
初めてプレイするときはみんなが至る所で、さまざまな方向を向いて銃を連射しているので、奇妙な光景を覚えてしまうだろう。かなり面白いがちょっと恐い。銃で撃つ以外にも見つける方法があり、それが「ソナー」や「爆弾」だ。
初心者の頃はたくさんのものがありすぎて、色々な方向に銃を乱射してしまうが、慣れてくれば、的確に擬態した小道具を見つけられるようになっていくだろう。自分を高めながら、キャラとしても成長を楽しめる。
小道具側は見つかりにくい場所に隠れるだけでなく、ソナーを打たれたら巧みに移動して、見つからずにやり過ごしたりとテクニックが要求される。最悪見つかってしまってもぴょんぴょんと走り回って逃げられるので諦めずに頑張ろう。敗北条件はやられてしまうことなので、見つかってもタイムアップまで粘れば勝ちだ。
世界中のプレイヤーと遊べるオープンマルチプレイ!
本作は非常に面白いかくれんぼゲームになっているだけでなく、オンラインを通じて見知らぬプレイヤーたちと一緒に遊ぶことができる。最大16人まで参加可能だ。
サーバーはオープンとプライベートが用意されているので、世界のどこかに住む経験豊富なハンターとチームになったり、見知らぬ人と気軽にプレイを行える。プライベートなサーバーを立てれば、招待した人だけが参加できる特殊な環境も作り出せるので、仲間内の遊び場として最適な環境が構築できるだろう。
1人で色々と動き回って探すのも楽しいが、他の誰かと一緒に怪しいところを探し回るのはそれ以上に楽しめるだろう。特にボイスチャットなどを駆使すれば、本当にワイワイと騒ぎながらのプレイとなる。仲のいい友だちと一緒になら勝利した喜びも、敗北の悔しさだって共有可能だ。
ハンターチームなら一緒に探したり、見つけ出した人数を競ってみたりできる。小道具チームなら、どこに隠れているとか情報交換したり、冒険したいなら相手の所まで遊びに行くのもいい。どちらにしても必ず盛り上げるだろう。子どもの頃にやっていたかくれんぼを思い出させてくれる素晴らしいシステムだ。
かくれんぼと言うと子どもの遊びで、どうしても単純なゲームをイメージしてしまう。しかし、そこに変身機能を付け加えただけで、非常に戦略性のある面白いゲームに昇華されている。見つからない場所を模索したり、隠れている場所を推理してみたりと頭を使う要素が盛りだくさんだ。
ハンターが近づいてくる恐怖に耐えながら、気づかれなかった時の安堵感。いつまでも変わらず子ども達にずっと愛されてきた遊びだけに本能に訴えてくる楽しさを持っている。
本作の価格は500円のワンコインで買えるので、友だちに勧めやすいところも高評価だ。1人では絶対に体験できない貴重な経験をこのゲームから学んでいこう。絶対に満足できる素晴らしい内容になっている。童心に戻ってみんなで楽しく遊びたい人におすすめのかくれんぼアクションゲームだ!
Peekabooスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows10(64bit) | Windows10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-4460 | Intel Core i7-8700K |
メモリー | 8GB RAM | 16GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 760 | NVIDIA GeForce GTX 1070 |
VRAM | 2GB | 8GB |
HDD空き容量 | 20GBの空き容量 | 20GBの空き容量 |
DirectX | Version 11 | Version 12 |
備考 | インターネット接続必須安定したインターネット接続を推奨 |
Peekabooの評価・レビュー・評判(0件)
このゲームの投稿レビューはまだありません。