『蒼焔の艦隊』は、株式会社リベル・エンタテインメントより2017/9/01からリリースされたスマホゲーム、豪華な声優陣とスタッフによって生み出された、日本発の新作本格海戦シミュレーションゲームだ。
海戦バトルでは、オート進行の3ターンで行われる。じゃんけんのような相性が採用されており、艦艇は全6種類であるが、大きく分けて「戦艦」「駆逐艦」「空母」「潜水艦」の4種類を編成して行う。相性のいい相手だとダメージが減り、大きくダメージを与えられるシステムだ。個々の能力も必要だが、相性による補正が大きいのでしっかりと考えて編成しよう。
バランスのいい編成を行いたくなるが、極端に偏らせた方が勝ちやすい。ステージの選択画面を見れば、敵部隊の情報が出てくるので参考にして、勝てる組み合わせを作っていくことがポイントとなるだろう。手軽なシステムながらも、凝った戦術でプレイヤーを満足させる。海戦を心から楽しみたい人におすすめのスマホゲームだ!
第二次世界大戦の時代を舞台にした世界が手を結ぶストーリー!
時は1939年、世界が第二次世界大戦へ向かっている頃、所属不明の艦隊が突如して、姿を見せ、無差別に各国へと砲撃を開始する。その艦隊を人々は「影の艦隊」と呼称した。全世界に対しての攻撃を始めるだけあって、「影の艦隊」の戦力は高く、第二次世界大戦で争っていた国々も一時的な停戦を行い、手を取り合って「蒼焔艦隊」を設立し、「影の艦隊」を撃破するために立ち上がる。
本作は第二次世界大戦を時代背景にしており、日本の海軍元帥海軍大将となる「山本五十六」や第一航空艦隊および第三艦隊(南雲機動部隊)の司令長官「南雲忠一」などの日本でも有数の名将が登場し、メインストーリーを楽しませてくれる。
もちろん、海外の名将も登場し、アメリカ合衆国の海軍の総帥となる「ウィリアム・ハルゼー」やアメリカ海軍の第7艦隊司令官を務める「トーマス・キンケイド」など、蒼々たるメンバーたちと手を取って、奇跡の連合艦隊「蒼焔艦隊」として世界の危機に立ち向かっていく。映画のようなしっかりとした世界観になっており、歴史に詳しい人なら、国境を越えた非常に熱い展開になっているのがわかってもらえるだろう。
プレイヤーはこの「蒼焔艦隊」の総司令官に就任し、世界各国から集められた軍艦を率いて、「影の艦隊」を倒し、大海原を人類の手に取り戻す為に戦う。神出鬼没の敵勢力を打ち破るには艦艇の獲得し、強化し、編成しなければならない。敵軍を倒せば、港を解放して拠点として復興させられる。
戦闘はすべて3Dグラフィックで、美麗に演出されるので砲撃を含めたすべての攻撃が迫力満点だ。艦艇も3Dで緻密に再現されており、戦艦は「大和」「武蔵」「長門」「金剛」「アイオワ」「ビスマルク」、空母には「信濃」「加賀」「赤城」「大鳳」「エンタープライズ」「アーク・ロイヤル」、重巡洋艦は「高雄」「妙高」「最上」「羽黒」「鈴谷」「プリンツ・オイゲン」、潜水艦「伊400」「伊401」「伊58」「ヴェンチャラー」「アーチャーフィッシュ」などなど、軽巡洋艦や駆逐艦も含めると、第二次世界大戦当時の200を超える世界中の様々な艦艇が登場する。自分だけの最強艦隊を作り出して楽しもう!
基地を復興させて強力な艦艇をサルベージしていく!
本作はボロボロになってしまった基地を復活させながら、戦力となりうる艦艇を製造していくことになる。世界が手を結ぶ激アツのメインストーリーを進めていくためにも、艦艇の設計図の入手していこう。艦隊が強くなれば、それだけ戦闘が楽になっていく。
編成だけでなく、時間や天候も戦況に大きな影響を与えるので注意して欲しい。特に夜や雨などは攻撃の命中率がかなり低くなる傾向があり、さらに空母による攻撃が行えないなど知らなかったではすまないようなデメリットも存在する。他にも夕方だと索敵が低下して、不利な位置関係や状況でバトルが開始してしまうことも多い。もちろん、先制攻撃が発生しづらくなるなど、デメリットも健在だ。
戦闘自体はオートで行われるので、プレイヤーがやるコトはあまり多くはないが、編成と攻撃のタイミングで戦況は大きく偏ってしまうので、戦略シミュレーションとして高いゲーム性になっている。3ターンの間に敵を殲滅するか、自軍が有利であれば勝利だ。殲滅だけが勝利条件ではないので、防御に特化した編成も有効になる場面もある。敵の状況に合わせて色々と編成をしていこう。
最初は3隻しか編成できないので、それほど難しい事はない。敵の編成を見て、有利な艦艇を入れればいいだけだ。敵の数が増えてきたら、拠点の「技研」の施設をレベルを6まであげることで、最大6隻まで編成できるようになる。
艦艇は「サルベージ(ガチャ)」の他に、設計図を入手して自ら建造する方法がある。ガチャは課金アイテムが必要になるので、無課金であれば、設計図を手に入れることがメインとなるだろう。期間限定のイベント等でも艦艇が手に入るようになっているので、見かけたら積極的に参加していこう。
最初は艦隊Cost(編成できる制限値)が低くなっているので、どんなに強い艦隊を手に入れてもそればかりでは編成が行えない。提督レベル(プレイヤーのレベル)が上がるごとに艦隊Costが少しずつ増えていく。長くプレイして提督レベルが高い方が結果として強くなるシステムだ。初心者が課金にモノを言わせていきなり無双ができない素晴らしい設計になっている。
豪華なスタッフがゲームを最高に盛り上げてくれる!
本作には豪華スタッフがたくさん参加している。まずムービーを堪能しているのは、「シン・ゴジラ」でCGディレクターをやっていた「岩本晶」。そして、BGMを担当するのはアニメ「ジパング」でその名を轟かせた「佐橋俊彦」と映画「嫌われ松子の一生」に携わった「ガブリエル・ロベルト」だ。
BGMやOPムービーを見るだけでも他のゲームとのレベルの違いを感じられるようになっている。リアルな戦場を表現されており、グラフィックもミュージックもかなり素晴らしいので必聴必見だ。
さらにキャラたちに声を吹き込んでいるのは、「松本保典」「堀内賢雄」「稲田徹」「中田譲治」「神田沙也加」「沢城みゆき」「坂上みき」などなど、有名だけでなく、ベテランとして渋みと貫禄を十二分に楽しめる豪華な声優陣が揃っている。この「蒼焔の艦隊」を最高のゲームにするために最強の布陣が揃ったと言ってもいいだろう。全てが無敵と呼べるクオリティだ。
熱いメインストーリーに白熱する海戦バトル、それらを支える艦隊では、ジオラマで撮影モードで楽しめるようになっている。さらに他のプレイヤーと競い、協力できるモードなどもあり、いつまでも遊び続けられるコンテンツ揃いだ。
実際の艦艇を忠実に再現した3Dグラフィックはミリタリーマニアにはたまらない機能になっているだろう。ジオラマの撮影機能もかなり素晴らしい。メイン艦隊に編成した軍艦はホーム画面で外観が表示される。切り替えをタップすれば、スワイプやピッチ操作で、自由な角度から戦艦を眺められる素晴らしい機能だ。すみずみまでチェックしたい艦艇があったらぜひ試してみよう。
国産のゲームを謳うだけあって、質が高く海軍のことが非常によく調べてあり、プレイヤーの興味がつきない。本格的な海戦で色々な戦艦を相手に戦っていきたい人におすすめの新作スマホゲームだ!
配信3.5周年でオリジナル空母・飛龍改が実装!
2021/2/24の17:00より「3.5周年記念キャンペーン」が開催された。特別なログインボーナスや各種アイテム配布のほか、本作オリジナルの空母「飛龍改」がサルベージにて実装される。
オリジナルとはいえ、「飛龍改」は艦船模型専門誌「ネイビーヤード」監修の下、昭和17年6月のミッドウェー海戦にて自沈処分されたはずの空母「飛龍」が残存し、新型艦上機の運用に対応できるよう改装を受けた場合を想定して制作されたモデルで再現。こだわり抜いたハイクオリティで作られた本艦をぜひゲーム内で確認しよう。
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