『Tabletop Simulator』は、Berserk Gamesより2015/6/6からSteamでリリースされた、搭載された物理演算エンジンを使って、多くのアナログゲームで遊べるシミュレーターだ。
最初からかなりの数のテーブルゲームが導入されているが、ゲームをするだけでなく、アイディアがあれば色んな遊び方が出来るようになっている。オセロなのに目の前の駒を消せるなど、オリジナルルールだって導入可能だ。自由にゲームを改造して新しいゲームを作りだそう。
扱える備品に関してもかなり数が多く、「バックギャモン」「カード」「チェス」「チェッカー」「チャイニーズチェッカー」「カスタムボード」「サイコロ」「ドミノ」「ジグソーパズル」「麻雀」「パチシ」「ピースパック」「ポーカー」「リバーシ」「RPGキット」「サンドボックス」「ソリティア」「タブレット」を自由に使って、新しいゲームと作り出したい人におすすめのカスタマイズエディターだ!
今までにない新しいテーブルゲームを楽しもう!
本作はパッと見ると「チェス」「オセロ」「トランプ」などのテーブルゲームで遊ぶだけのゲームだと思う人もいるかも知れない。だが、シミュレーターなので、挟んでもひっくり返らないオセロとか、チェスの盤上にオセロが並ぶとか、トランプの数でチェスの駒が進むなど、オリジナルルールをいくらでも作れるようになっている。
負けそうになったら卓上をひっくり返して、全てをなかったことにしてみたり、オリジナルのゲームを好きな様に作るだけでなく、イタズラもし放題だ。新しいルールを随時付け加えることもできるし、オセロの角だけ全部、自分の色に変更するのも面白い。
プレイヤーが思いつく限り、どんな遊び方も可能だし、元からある駒やカードで満足できなければ、自分で作成することも可能だ。PC内に保存された画像を最大69枚まで取り込める。69枚しか出来ないわけではなく、1度にアップロードできる枚数なので、2回に分ければ138枚使えるようになる。
分割してアップデートすることで、たくさんの画像を使用できるので、その気になれば、有名カードゲームなども実現出来るようになるだろう。カスタムアセットをインポートし、スクリプトでゲームを自動化すれば、コンピュータ対戦の真似事だって、オリジナルルールで行える。
まだ発売されていないマイナーなカードゲームやボードゲームなどを自分で作り上げて、コンピュータと遊ぶのはかなり楽しい。高度なスクリプトが組めるようになれば、オリジナルのRPGだって実現可能だ。自由度が高い分、使えるようになるまで意味がわからないことも多いだろう。しかし、遊び慣れていくとこれ以上楽しいテーブルゲームは他にない。自信を持っておすすめ出来る。
ゲームで負けそうなときはテーブルを反転したり、自分の有利になるようにルールを変更したり、使いやすくシステムを変えてみたりと、本作はなんでもできるし何にでもなれる。遊びの幅が半端ない伝説のゲームをぜひ堪能してみよう!
自由な発想で自由に遊びまくろう!
本作のテーマはエンドレスゲームになっている。自分で色々とカスタマイズもできるが基本となるゲームとして、「チェス」「ポーカー」「ジグソーパズル」「ドミノ」「麻雀」などの15種類の遊び方が最初から導入されている。ゲームに慣れないうちはクラシックなルールに従って、テーブルゲームとして遊んでいくといい。
シングルプレイだけでなく、マルチプレイにも対応しているので、普通にチェスやオセロなどで友だちと遊ぶことも可能だ。ローカルでもオンラインでもプレイできるので、身近にフレンドがいなくてもネットを通して、他のプレイヤーと一緒に遊べるようになっている。
ワークショップには数千のコミュニティがあり、作成コンテンツが完備。卓上ゲームタイプの場合、タイルセットや家具を備えたり風景なども自由に変更できるので、チェスとはまったく見た目が違う駒で、チェスがプレイできるなど、応用力も半端ない。
アニメのキャラや別のゲームのキャラを取り込んで、オリジナルのゲームを作り出すなど、ゲームマスターが好きなようにテーブルをコントロールできるシステムも導入されている。色々と触って遊んでみて、面倒くさくなったら卓上をひっくり返してしまおう。不思議と胸のつかえが取れてスッキリするはずだ。
そもそも、オセロだからと言って、真面目にオセロをする必要もない。駒を持ったら、遠くに投げて誰が一番遠くに飛ばせるか競ってもいいし、巨大化させて卓上を破壊してしまってもいい。限りなく自由の遊び方が提供されていて、現実では絶対に真似できないようなアクティブな行動をした方がより楽しめるだろう。
DLCなど追加コンテンツが盛りだくさん!
本作には追加パッケージのDLCがあり、開発者やパブリッシャーと提携して、ゲームを自由に取り込めるようになっている。Tabletop Simulator 4-packを買うことで、最初から全てのDLCを導入済みの状態にできるので、ちまちまとひとつずつ買うよりも割安だ。ゲームはホストが持ってればいいので、友だちがホストをする場合には通常版だけ持っていれば問題ない。
各DLCは、カスタムして作成されたゲームに合った高品質のアセットと特別なテーマが用意されている。どれもこれもかなり高いレベルになっているので、遊んでみよう。
さらに本作の素晴らしいところは作成したゲームをSteamワークショップでアップロードできる。つまり、誰かが作ったゲームをダウンロードして、自分もそのまま遊べると言うわけだ。わざわざ自分で作らなくても、すでにネットにはかなり多くのゲームが用意されている。有名ゲームのキャラクターフィギュアだって健在だ。
友人とオンラインで共有して、遊ぶこともできるし、同じテーブルには最大10人まで一緒に遊べる。テキストチャットだけでなく、ボイスチャットだって備わっているので、人数が集まれば自由に騒げるチャットツールとしても活用できるだろう。
インターネットを閲覧したり、音楽を聴いたり、タブレットを使って、ゲーム内でマルチプレイのビデオを見たりもできる。思いつく限りなんだって出来るようになっているのが本作の素晴らしいところだ。
パソコンの知識が多少あれば誰でも手軽にカスタムゲームがつくれる!
本作では自分で作ったボードゲームのテストプレイをしたりもできる。扱えるファイルも多く、画像ファイル以外にも、オーディオファイル「mp3」「wav」「ogg」「ogv」を使えば、ゲームの音楽を自由に流せるし、ルームミュージックとしても使える。
PDFを取り込めば、一連の画像がまとめて変換され、ルールブックとして使うコトも出来るようになる。コンテキストメニューやホットキーや左側と右側のボタンでページを切り替え可能だ。マンガや小説などを読めるようにもできる。
クラウドマネージャーを使えば、ネット上にデータをアップデートしておけるので、パソコンの容量を圧迫することなく、またどこでも自由に遊べるようになる。友だちと共同でゲームを制作することもできるなど、かなり柔軟性のある使用が可能だ。
スクリプトを組めば、どんなゲームも作れるし、最大で10人も参加できるなど対応力は半端ない。ボイスチャットとRPGを組み合わせて、擬似的なTRPGだって作り出せるだろう。プレイヤーのアイディアで新しいゲームが生まれていく。末永く遊び尽くせるゲームを探している人におすすめのシミュレーターだ!
Tabletop Simulatorスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 7 SP1、Windows 8 (32/64-bit)、Windows 10 (32/64-bit) | Windows 7 SP1、Windows 8 (32/64-bit)、Windows 10 (32/64-bit) |
CPU | SSE2命令セットに対応した2.0GHzのプロセッサ | 2.0GHz デュアルコアプロセッサ |
メモリー | 4GB | 8GB |
グラフィックカード | グラフィックカード: 512MB VRAMを持つDirectX 10互換のグラフィックカード | グラフィックカード: 1GB VRAMを持つDirectX 10互換のグラフィックカード |
VRAM | 512MB | 1GB |
HDD空き容量 | 4GB | 4GB |
DirectX | バージョン10 | バージョン10 |
備考 | インターネット接続が必要 |
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