人狼殺2は、COOL FACTORY CO., LTD.より2019/7/11からスマホ向けにリリースされた、オンライン専用の音声チャットが行える新作犯人探しゲームだ。
前作「人狼殺」の設定をうまく利用しながら、2にふさわしい独自の進化を遂げている。なによりも素晴らしいのが音声によるやりとり。テキストチャットだけでは決して味わうことのできない臨場ある駆け引きは必見だ。1度このゲームをやったら他の人狼ゲームでは決して満足できなくなるだろう。
毎日、人が殺されていく中で、自分の身の潔白を証明しながら、ターゲットになることなく、最後まで生き残り、それぞれの勝利条件を満たすことが目的だ。会話を通して行う高度な騙し合いは白熱する展開と演じる楽しさを教えてくれる。普段の自分の脱ぎ捨てて、楽しいロールプレイングで世界に入り込みたい人におすすめの新作スマホゲームだ!
最大限の知力を用いて、参加者のすべてを欺こう
かつてそこは人々が平和に暮らす村だった。しかし、ある日を境に失踪事件が多発し始める。明らかに人の仕業とは違う形跡が残されていた。こんなコトが出来るのは人狼しかない。日中は人間を完全に装いながら、夜な夜な牙をむき出しにして、新しい獲物を探し始める凶暴な怪物。毎晩、殺されていく村人を横目にしながら、怪しい人物を多数決で排除していく人狼のあぶり出し作戦が開始される。
村人と人狼、騙し合いの末に生き残るのはどちらになるだろうか。すべては参加プレイヤー全ての知能と演技力にかかっている。うまく騙して、自分の望む展開に導こう。
人狼ゲームは「村人陣営」と「人狼陣営」に分れて、騙し合いを行う知的戦略ゲームだ。「村人陣営」はすべての人狼を見つけ出すことができれば勝利となり、「人狼陣営」は人狼生存数が村人生存数を上回れば勝ちとなる。人狼側の勝利条件が全ての村人を倒すことではないのが、人狼ゲームのキモとなるだろう。
単純な話、人狼が多数いる場合には、村人がかなりの数、残っていても敗北となるし、油断していられない。毎日の終わりに人狼は誰か1人消すことができるので、リーダーシップを発揮している人が真っ先に狙われる。
村人陣営はなるべく目立たないように人狼をあぶり出すことが重要になっていく。この辺りの駆け引きが非常に楽しく、黙っていても「怪しい」と容疑をかけられるし、遊んでいるだけで人間観察の技術も高まるだろう。ゲームという枠だけでは図りきれないポテンシャルを秘めている。
実際に人狼ゲームの知名度は高く、アニメやドラマ、小説など様々なジャンルにも出てくるし、類似ゲームも多い。本作「人狼殺2」は、前作である「人狼殺」の特徴を引き継ぎながら、更に新機能を加えてパワーアップしている。中でも特に素晴らしいのがセルフボイスによる発言だろう。
他の人狼ゲームはチャットによるテキストがメインだったのだが、本作では、自分の声を通して会話を行うコトが出来、その声を聞いてもらって周りの人は嘘をついているかどうか判断可能だ。
もちろん、超豪華声優陣たちが演じるキャラクターボイスも多数登録されているので、自分の声をオンラインに載せたくない人は、キャラボイスをうまく使っていこう。難しい操作は一切必要なく、ネット環境さえあれば、誰でもどこでも人狼ゲームが楽しめる。
対戦は「マッチモード」と「ルームモード」で選ぶことができ、友だちとだけで遊ぶこともできるし、顔も知らない全国のプレイヤーと一緒にプレイするコトも可能だ。
グラフィックも3Dで描かれており、自分の分身となるアバターに着せられるコスチュームも充実している。好きな様にカスタマイズできるので、アバターを使って、おしゃれを満喫しよう。システムによって創られた仮想世界にて、素敵なアバターの異性とリアルタイムの音声メッセージを送りあうなど、ドキドキとする体験も味わえる。声を追加したことで人狼ゲームが何倍も楽しくなっているぞ!
たくさんあるルールがゲームを決してマンネリさせない
人狼ゲームが「村人陣営」と「人狼陣営」に分れた騙し合いだと言うコトだけは知っていても、具体的にどのようなゲームなのか、知らない人もいるだろう。談話や推理を交えながら、他のプレイヤーが村人か人狼かを当てていくゲームになっており、大まかなルールは同じでも、アプリによって人数などの細かいルールが違う。
本作では、6人村、9人村、12人村、特殊身分村、ランク戦村が選べるようになっていて、「6人初心者」では村人2人、人狼2人、占い師1人、狩人1人。「9人ゲーム標準」では、村人4人、人狼2人、占い師1人、狩人1人、ハンター1人。「9人ゲーム進級」では、村人3人、人狼2人、占い師1人、狩人1人、ハンター1人、狂人1人など、エリアによって人数配分が明確に分けられている。
ルールによって村人やその他の職業に変更があり、最初は初心者から始めてゲームに慣れながら、人数が増えた際にどんな立ち回りをしていくかを覚えていこう。人数がひとり多くなるだけでも、ゲームの雰囲気が大きく変わり、別のゲームをしているような緊張感が生まれる。どんな人であれ、発言力は決して小さくないということを忘れてはならない。
さらに本作では、ここに音声メッセージが追加される。それによって、チャットとはまったく違った印象を受けることになる。いろいろなプレイヤーとリアルタイムの交流は本当に奥が深い。チャットでは決して感じるコトが出来なかった感情の機微を、音声メッセージではダイレクトにつかみ取ることが可能だ。
声を当てることで、まったく怪しくなかった人が、一気に疑われてしまうことも、またその反対もありえる。リアリティのある人間同士のやりとりをぜひ体験して欲しい。
プライバシー保護もバッチリ完備された安心のシステム
本作の最大の売りであるリアルタイムの音声メッセージだが、人によっては好まない場合もあるだろう。ゲームを最初に起動した際に「音声権限」が設定できるようになっており、「音声の録音を許可しますか?」という問いかけが出てくる。ここで、拒否することで、一切の音声が使われなくなるので、もしも、声を使いたくない場合には、忘れずに設定しておこう。
念のために書いておくと音声はアップロードされるが、サーバー上には記録として残らない。ゲームが終了すれば、即時削除されるので、プライバシー的な問題を気にする必要はない。
位置情報の取得を聞かれるが、こちらは近くの人とマッチングしやすくなる機能になっており、相手のプライベートを含め、気になる場合には「位置権限」も禁止しておこう。ゲームの進行にはまったく関係ないので、安心してプレイできる。
プレイヤーのプライバシーはしっかりと守られるようになっており、それでいてボイスを使って色々と遊べるようになっている。プレイヤーの意志によってその可能性は無限大となるだろう。友だちとボイスメッセージを使って遊ぶのはかなり楽しいぞ。
さらに本作のゲーム内ナレーションには、荒川美穂、江口拓也、小野友樹、佐倉綾音、花江夏樹、早見沙織など豪華な声優が起用され、男性、女性、おじさん、子どもなど様々なキャラクターが登場する。グラフィックもかなり美しく、手の込んだ仕上がりだ。
ゲームの公平性、秩序を保つための「正規通報システム」も導入されている。ブラックリストのように問題ばかり起こすプレイヤーを排除できるので、プレイヤーが快適にゲームに没頭できるようになっている。優れた環境の中で、うまく化けている人狼を暴き出したり、他人をうまく欺く人狼を演じよう。普段の自分とはまったく違った自分を演じて、ロールプレイングをしたい人におすすめのゲームだ!
© CoolFactory, Inc.
人狼殺2の評価・レビュー・評判(0件)
このゲームの投稿レビューはまだありません。