ポリス・シミュレーター:パトロール・デューティー(Police Simulator: Patrol Duty)は、Bigmoon Entertainmentより2019/6/19からSteamでリリースされた、警察官として街の安全を守るためにシフトタイムをうまく使って行動するシミュレーションゲームだ。
警察自体は権限はあまり大きくはないが、やらなければならないことはかなり多い。多忙な生活の中で、犯罪者たちを見つけてまわり、事件を未然に防いでいくための観察眼も重要になっていく。怪しい奴を見つけたら素早く近づき、職務質問をぶつけよう。
逃亡者を見つけたり、盗難車を発見したり、街中には危険なことがたくさん潜んでいる。プレイヤーが頑張って火種を消していかないと、街は大混乱に包まれていく。検挙率を高くしていけば昇進できるなど、面白い要素もある。警察官がどんな気持ちでどんな仕事をしているかを知ることができるおすすめのシミュレーションゲームだ!
街の安全を守る警察官として生活が堪能できる
本作は警察官となってアメリカのエキサイティングな日常生活を体験できるゲームになっている。銃刀法によって守られて、犯罪者たちが危険な武器を持っていることがほとんどない日本とは違う。アメリカでは銃を所持した犯罪者もたくさんおり、迂闊に凶悪犯に近づいてしまえば、射殺されてしまう危険性が高い。
アメリカのドラマを見たことがある人ならわかるだろうが、犯罪者を車から降りさせるとき、警察官は細心の注意を払い、常に両手を目の届くところに置かせてから移動させている。あそこまで気を使っても、油断していたら殺されてしまうし、犯人に逃走の機会を与えかねない。
警察と犯罪者のカーチェイス(車での壮烈な追跡)は日本ではあまり見かけないが、アメリカではそれほど珍しくないことなどを考えてもらえると、危険な仕事であるコトがわかるだろう。
本作でも警察は非常に危険な仕事であり、命を賭けた使命感がなければとても槍著ない。街中を走る車を見回りながら、速度違反だったり、無灯火だったり、シートベルトしてなかったり、交通違反程度の小さな検挙から仕事が始まっていく。
時折、本部からくる事件を引き受けたり、受けなかったりしながら、自分のシフトを無事に過ごすのが目的となる。もちろん、本作のメインとなるミッションもしっかりと用意されており、検挙率を上げて昇格していくとだんだんと高難易度で危険性のある事件に発生するようになっていく。
警察という過激な任務に現実感を与えているのは、優れたグラフィック。Unreal®Engine 4によって生み出された美しい映像の数々が、活気に満ちた広くアクセスが可能なアメリカの大都市を実現させている。
世界を救うような壮大なストーリーではないが、自分のシフトの時間は地区の安全を確保するために全力を尽くしていこう。警察官が普段どんな生活をしているのかを垣間見れる素敵なシミュレーターだ!
警察官という仕事に触れながら、経験と学びが様々な楽しみに変わっていく
本作の舞台となるのは3.8平方マイル以上の広さを持つ、賑やかで多くの人々が暮らす大都市になっている。金融、工業、そして住宅街と3つに分れた地区にプレイヤーを誘ってくれるだろう。この大きな都市をプレイヤーは自由にパトロールし、街の至る所で起こる事件を解決していく。本物の警察官が持つ装備である無線機、手錠、レーダーガンをうまく使用していかなければならない。
探索ゲームの様に好きな武器や防具を身につけて、圧倒的な武力を持って無双などはできないので気をつけておこう。あくまでもリアル感のあるパトロールが待っている。同じ場所に留まって、一旦停止である「止まれ」の交通ルールを破る車をひたすら待ち続けるような仕事をしていても評価が高まっていくことはない。実際に街の中を探索しながら、街ゆく人たちと関わって行くのが一番だ。
街中に出れば、エキサイティングな都会ならでは問題があちらこちらで起こっている。時には無線で応援を求められることもあるし、ケンカや強盗などに遭遇することもある。
事件は会議室で起きているわけではないので、マップばかりばかり眺めて、危険な場所ばかり探していてもダメだ。現場を周りながら、直接見て状況に応じて対抗していこう。交通事故の記録、盗難車の検索、犯罪者の逮捕など、スピーダーにフラグを立て、それらを書き上げることで、他の警察官を支援し、市民や車の安全を守っていくことにも繋がる。
交通チェックポイントでは、プレイヤーが望む、すべての市民や車を停止させて、職務質問をしてみたり、厳しくチェックするなど、犯罪を未然に防ぐために、国家権力を駆使して犯罪者を抑制していこう。
警察官という枠自体はあまり大きなコトは出来ないが、逃亡中の容疑者に注意を払い、車のライトを点滅させ、サイレンを鳴らし犯人で追跡したり、犯罪現場を調査し、目撃者に尋問し、証拠を探したり、事件を解決するためには自由にできることは非常に多い。他の警察官と連絡を取りながら、事件をスピーディに解決することも重要だ。
他のプレイヤーと協力して事件を解決出来るマルチプレイ
本作の素晴らしいところは、マルチプレイにも対応しているところだろう。本来、警察官はひとりでパトロールすることは皆無だ。複数犯の可能性もあるし、職務中に後ろから襲われてしまうと対処できない。基本的に2人が中心となったチームで行動する。
そのリアル感を本作ではうまく引き出されており、マルチプレイが楽しめるようになっている。もちろん、協力プレイだ。友人と一緒にパトロールしながら、緊急事態を解決していこう。犯罪者が見せる不審な行動をチェックし合って、安全にミッションがクリア出来るようにサポートしていく面白さは本作ならではだろう。
マルチプレイだけの事件やミッションも数多く備わっており、パトロールしながら事件を探していかなければならない。どこでトラブルが発生しそうか話し合いながら、色々な場所を巡りながら、時折発生する緊急ミッションに対応しよう。
事件が起こって現場に向かう緊張感や現場でのトラブルを誰かと一緒に体験できるのはなによりも大きいな経験になる。マルチプレイはかなり面白いので、1人である程度ゲームをやって慣れてきたら、絶対に遊んで欲しいモードだ。
様々な場面で活躍してくれる警察車両に注目
最初は典型的な警察のセダンから始まり、プレイヤーがゲーム内で進化していくと、全地形に対応できるSUVや超絶なスピードが出るマッスルカーに乗り換えることが可能だ。
機能的なコックピットには現実の警察でも使われている優れたコンピューターが備わっており、容疑者や盗まれた車などを識別出来るようになっている。怪しい車を見つけたら、跡をつけながら車載コンピューターでチェックしよう。
確保しなければならない相手であれば、サイレンを鳴らし、車を止める必要がある。相手が逃亡を図れば、カーチェイスで相手を捕まえよう。交通量の多い道路を走り回るのはかなりの緊張感を味わえる。
車が被害を受けるたびに走行に支障がでるなど、現実味帯びた機能も備わっているので、下手に色々なところにぶつからないように気をつけなければならない。
犯罪者の動向や行為を厳しくチェックして、犯罪行為を未然に防いだり、街の平和を守るために尽力しよう。警察官シミュレーターとして、非常に性能が高く、警察官の仕事に触れてみたい人には最適なおすすめゲームだ!
Police Simulator: Patrol Dutyスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 7/8/10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i3-2120 | Intel Core i7-4790 |
メモリー | 8 GB RAM | 16 GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 660 | NVIDIA GeForce GTX 1060 |
VRAM | 2 GB | 6 GB |
HDD空き容量 | 12 GB | 12 GB |
DirectX | Version 11 | Version 11 |
備考 | インターネット接続環境が必要高設定でプレイする場合 |
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