Quake Championsは、id Softwareが開発し、Bethesda Softworksより2017/8/23から公式サイトならびにSteamでリリースされた、オンライン専用の一人称(FPS)視点のハイスピードスポーツ系アリーナガンシューティングゲームだ。
マルチプレイ専用なので、練習をしたい人には辛い環境だが、抜群の操作感になっているので、すぐに操作を覚えられるだろう。圧倒的な加速力のあるジャンプやテレポートを利用した確殺など、面白いテクニックが盛りだくさん。
20年以上も続いているシリーズで、世界的なファンも多い。キャラクターのカスタマイズやアバターの変更など、他のプレイヤーとの差別化も完璧だ。目立つことを優先した装備でチャンピオンを目指せるなど、楽しい要素が揃っている。おすすめのガンシューティングゲームだ!
長い歴史がゲームの面白さを体現している
「Quake」は1996年に最初のタイトルがリリースされ、その後「Quake II」「Quake III:Arena」「Quake IV 」「Enemy Territory Quake Wars」「Quake Live」となり、本作Quake Championsに繋がっている。シリーズ全体で言えることだが、世界観やストーリーがかなり異なる。
初代の「Quake」は中世とSFが融合した独特の世界観で主人公のMarineを操り、4つのエピソードを攻略していくものだったが、「Quake II」では宇宙からの侵略者Stroggと戦う地球侵略戦争だった。
前作との繋がりは薄い反面、どのタイトルからでも始められるのが素晴らしい。「Quake III:Arena」で初のマルチプレイに対応するなど、シリーズを重ねるたびに確実に進化している。「Quake III:Arena」が20年以上前にリリースされたことで、テンポの速いオンラインでの戦いが熱狂的なファンを生み出した。マルチプレイヤーシューターというジャンルの立役者と言っても過言ではない。
本作は「Quake III Arena」の革新的なマルチプレイの要素を十分に引き出しながら、初代Quakeの重厚感のある神話を現代風にアレンジして誕生した。
元々は特定のパックを購入したユーザーのみにアクセス権が与えられる有料パッケージだったが、2018年8月9日に開催された「QuakeCon 2018」にて正式に基本プレイ無料となり今に至る。
グラフィックはかなり美しく、ゲームを立ち上げてすぐの映像は目を見張る。それでいて、そこまでハイスペックなパソコンでなくてもぬるぬると動いてくれる。低スペックパソコンユーザーには嬉しい仕様だ。
シンプルなシステムながらFPSの基礎が全て詰まっている
「Quake」シリーズはマルチプレイFPSガンシューティングの先駆けとなったゲームであるため、多くのゲームがこのシリーズを元にして作られている。そのため、全ての機能が他のゲームと非常に似ており、FPSガンシューティングを練習するには最適だ。
ゲームを開始するとチュートリアルなどなく、いきなりチームデスマッチに放り込まれて、他のプレイヤーとの共闘ならびに対戦がはじまる。
操作に関してはFPSガンシューティングゲームをやったことがある人なら、すぐにマスターできるほど定番の配列だ。5分間の間で何度、相手を倒したか、倒されたかによって勝敗がつくようになっており、展開はかなり早い。
スキルベースの競争も盛んになっており、驚くべきスピードを実現し、ベテランプレイヤーを確保しながら、新規プレイヤーを積極的に取り組む努力を続けている。そのため、どの時間帯でもプレイヤー数が非常に多く、自動マッチングは8人戦でありながら、すぐに対戦相手が見つかるだろう。
LEADERBOARDSでは、GAMETYPE「TEAM DEATHMATCH」「DUEL ROUNDS」それぞれのエリートチャンピオンたちの名簿がランキング形式で表示される。「W/L RATE」やゲーム回数など、脅威的な記録の数々に震えながら、自分の目指す場所を見つけていこう!
特徴的なテクニックがゲームをより盛り上げる
初めてプレイする人は、キーボードのWASDで移動したり、マウスで射撃することに戸惑うかも知れない。しかし、多くのFPSガンシューティングの基礎となっているキー配列であるため、これを機に操作を覚えていこう。これをマスターするだけで多くのFPSガンシューティングで遊べるようになる。
頭を打ち抜くことで一撃で倒せるヘッドショットもしっかりと搭載されているので、相手を見つけたら積極的に狙っていこう。動く相手に照準(エイム)を合わせるのは大変だが、上手く当たれば一撃で倒せる。非常に気持ちいいのでぜひマスターしたい。
他にもQuakeの定番とも言える「ロケットジャンプ」も健在。「斜め移動」と「視点変更」を組み合わせることで、移動速度が増える「仕様」になっていて、ジャンプ中に慣性が働くのでどんどん速度が増していくというものだ。ピンチの時や急接近したいときに積極的に使用しよう。
言葉にすると難しいがやってみると簡単だ。最初の加速をサークルジャンプ(アクセルジャンプ)で行い、連続ジャンプして発動させていく。バクの様な技ではあるが、初代「Quake」から存在しており、公式が仕様と正式に認めてテクニックとして運用されるようになった逸話を持つ。こちらもできるように時間があるときに練習しておこう。
自分好みに見た目を変更するカスタマイズ機能
本作では、メニューの「CUSTOMIATION」を押すことで簡単にカスタマイズ出来るようになっている。選べるキャラクターは全部で16種類あり、さらに装備の細かい設定が可能だ。変更できるのはHEADGEAR、TORSO、LEGS、VANITY、そして、各種WEAPONの見た目とそれぞれのカラーになる。
かなり細かく設定できるので、同じキャラを使っていたとしても、他のプレイヤーとかぶることはめったにないだろう。最初はほとんど選ぶことができないが、ゲームを繰り返し遊んでいると集まる「SHARDS」を利用して増やしていく。
高価なパーツは上級者にならないと手に入れられないので装備しているだけでプレミア感を発揮できる。自分だけのカスタマイズを行って、戦場で目立っていこう。
リアルマネーを使った課金アイテムも揃っているが、無課金でもそれなりに見た目を変えられるので、オリジナルティを出すだけなら十分だ。
プレイヤーは世界中に広がっており、対応言語も多い。英語はフルボイス、字幕にも対応。その他の言語は、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、ポーランド語、ポルトガル語、ロシア語はUIのみに対応している。
日本語がないのは残念ではあるが、自由に駆け回れるFPSガンシューティングであるコトを考えると、言葉が壁になることは少ないだろう。むしろかなりスピーディな展開なので、ゆっくりとチャットをやっているような余裕はない。戦況を素早く見極めて、前線へ向かおう。
長い歴史のあるゲームだけにこのシリーズからFPSを始めた人も多いのではないだろうか。抜群の操作感と射撃音の爽快さがよりゲームを盛り上げてくれる。FPSガンシューティングに興味があれば、初級者、上級者を問わず、全ての人におすすめできるゲームだ!
Quake Championsスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 7 (64bit) | Windows 10 (64bit) |
CPU | Intel Core i5-2400 | Intel Core i7-3770 / AMD FX-8350 |
メモリー | 8GB | 16GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 660 / AMD Radeon HD 7870 | NVIDIA GeForce GTX 970 / AMD Radeon R9 290 |
VRAM | 2GB | 4GB |
HDD空き容量 | 20GB | 20GB |
DirectX | Version 11 | Version 11 |
備考 | インターネット接続が必要 |
© 2019 Bethesda Softworks LLC, a ZeniMax Media company.
Quake Championsの評価・レビュー・評判(0件)
このゲームの投稿レビューはまだありません。