『Road to Eden』は、Zoukingが開発し、Digitalworksより2019/02/28からSteamでリリースされた、エイリアンの侵略によって破壊され、人類がほとんど死滅した世界が舞台となった3人称TPS視点で展開する多人数参加型のサバイバルコープゲームだ。
武器を手に入れて敵を倒すだけでなく、ランダムダンジョンが用意されていたり、クラフトして拠点を立派に作り上げたりと、やれることが非常に多い。シングルプレイだけでなくマルチプレイにも対応している。
自分が何者であるのかさえわからない状況でも、終末となった世界の中では、自分の安全を確保し、周りに信用をできる人たちを集めなければならない。無駄な時間を費やしている暇はないのだ。殺伐とした世界の中で、本格サバイバルが楽しめるようになっている。自分で新世界を作り上げて行きたい人におすすめのゲームだ!
人類が滅亡に向かって進んでいく過酷なストーリー
「Road to Eden」では、突如として姿を見せたエイリアンたちの侵略によって、人口の99%が一瞬にして一掃され、世界は破壊されてしまっている。人類滅亡の危機に瀕している中で、みんなの唯一の希望となっているのが「プロジェクトエデン」だ。
人類の限られた生存者が手を組んで、エイリアンたちへの反撃を伺いながら「プロジェクトエデン」を中心拠点として活動している。そんな世界の中でプレイヤーは記憶を無くして道ばたで目が覚めるところからゲームストーリーが始まっていくのだ。
思い出を何ひとつ持っていない状況で、他の生存者を見つけて協力しながら、一緒にエデンへの長く危険な道のりを歩み始めることになる。襲ってくる敵から自分の身を守りながら、安心に寝泊まりできる拠点を作り上げよう。
「Road to Eden」はサバイバルがベースとなっており、生き抜くためには外敵から身を守る施設を構築していく必要がある。最初は掘っ立て小屋のようなしょぼい家屋だろうが、資材を集めて色々とクラフトを続けていくことにより、立派な拠点に変貌していくのだ。
街中には常に危険が付きまとっており、移動するだけも危ない要素がたくさん待っている。敵となるのはエイリアンだけではない。同じ人間同士であったとしても、こんな世界になった今ではルール無用の殺し合いに繋がってしまう。生き残りを見かけても不用意に近づいてはいけないのだ。
自分にその気がなくても、相手は襲われると思って手を出してくるかも知れない。もちろん、最初からつもりで襲いかかってくる奴らもいるだろう。「Road to Eden」の世界には複数の派閥が存在し、対立し合っている。
反社会勢力は誰かを殺して奪うことに悪いとは思っていない盗賊のような存在なので、自分たち訪れる土地を無秩序と混乱をもたらしていくのだ。それらの人々に触発された人は普通の人も信じられなくなっているので、危険な存在になっている。
アップデートのたびに新しい派閥も追加されていくので、ますます世界は混沌を極めていくだろう。とにかくひとつ言えることは、人間同士でも信用できる状況ではないということだ。周りには常気を配っておく必要がある。信じられるのは己の直感のみなのだ。
何も出来ない状態から優れたサバイバーに成長していこう
「Road to Eden」では、記憶を無くした人物が主人公になっているので、作れるものはあまり多くない。しかし、レシピを手に入れることで新しい技術をマスターし、作れるものが増えていく。
廃墟の中を彷徨いながら、使える物や壊れた物を見つけることでも、レシピは解放されるのだ。キャラクターのスキルを解放するための条件にもなっているので、レシピはどんどん解放していくべきだろう。様々なものに触れ、多くの経験を積むことでキャラクターはどんどん成長していくのだ。
大きなブロックから薄い壁、トラップ、家具、窓、ドアなどを作り上げて、要塞やワークステーションまで発展させられるようになる。作り上げるためには、さまざまなブロックを使用して構築できるのだ。
だんだんと作れる物や使える物が増えていくのが非常に楽しく、サバイバルを営んでいるような気分にしてくれる。天候や夜の危険などを安全に乗り切るために基地を作り上げて行くことは必須事項なのだ。
世界を探索すると、小さな村や深い洞窟、墜落現場など、多数の場所を発見出来るようになっていくだろう。ログインするたび、略奪可能なアイテムがランダムに生成され、毎回違った楽しみ方が出来るようになっているのだ。
未完成な早期アクセスバージョン
「Road to Eden」は、凝ったシナリオに綺麗なグラフィックで、すぐにはわからないがまだ開発中であるアーリーアクセス期間になっている。しかも、2~3年と結構長いスパンで考えられているため、完成版であるフルアクセスになる日はかなり先になっているのだ。
日本では未完成版で販売するなどあまりない例なので、どうしても避けてしまいそうになるが、海外ではこの販売方法は割と定着してきている。
そもそも、日本のゲームが1万円近くするのは、テストプレイヤーをしっかりと雇って、完成版になるまで、バグ取りなどに多くの人件費をつぎ込んでいるからに他ならない。仮にアーリーアクセスで販売されるようになれば、半額近くまで下がるだろう。
好きなゲームが半額で買えたら? バグ取りに付き合うのも悪い気はしないはずだ。つまり、プレイヤーに安く提供する代わりにバグやエラーなどを探してもらおうというのがこのアーリーアクセス期間なのだ。
本作「Road to Eden」でも、その考えが強くかなり早い段階からアーリーアクセスとしてサービスが提供されており、現状の形がそのまま完成版になることは少ないだろう。プレイヤーたちからの報告を受けながら、細心の注意を払いゲームの内容が決定していくのだ。
現在の状態でプレイヤーが出来るコトは、構築、作成、オープンワールドの探索、ランダムダンジョンの捜索、初期のストーリーミッションまでになっている。あまりできることは多くないように思えるが、いくつかパッチでレシピを400以上追加し、作成できるアイテム数を1500まで増やす予定になっているのだ。
ここからさらにアップデートを繰り返すことで、ゲームはもっともっと濃いものになっていくだろう。面白いゲームになっていくのをプレイヤーとして間近で眺めていくのか、完全に完成版となる数年後にゲームを開始するのかは自由に決められる。
ただし、アーリーアクセスでは安く提供されているので、フルアクセスになった場合には、確実に値上げが待っているだろう。ゲーム自体に興味があり、将来的にやりたいと思っているのであれば、今の内に購入しておいた方が得をするはずだ。
英語のみの対応となっており、残念なコトにまだ日本語やその他言語のサポートはない。それでも多くのプレイヤーが日本から出てくれば言語追加も期待が持てるだろう。
「Road to Eden」では、ホストとクライアントベースでプレイ出来るようになっている。簡単に言えば自分の世界をそれぞれ持っていると言うコトだ。マルチプレイを行うコトで、自分の世界に誰を呼んだり、反対に誰かの世界に遊びに行くこともできる。
もちろん、ストーリーはホストとなる世界の設定に合わせられるので、ミッションなどのお手伝いなども可能になっているのだ。秩序のある世界を作り上げ、安心して暮らせる世界に友達を呼んで遊ぶなど、夢は広がっていく。完成までまだ長い期間が必要になるが、本格的なサバイバルも楽しめるので、末永く遊べるゲームを探している人におすすめだ!
Road to Edenスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-6600K | Intel Core i7-8700K |
メモリー | 8GB | 16GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 970 | NVIDIA GeForce GTX 1080 |
VRAM | 4GB | 8GB |
HDD空き容量 | 50GB | 50GB |
DirectX | 11 | 12 |
備考 | インターネット接続が必要SSD推奨 |
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