『クラッター(Clatter)』は2018/12/11にFacepunch Studiosが「STEAM」でリリースされた、カスタマイズ可能なお茶目な魅力いっぱいのロボットが戦うアリーナバトルゲームだ。
好きなロボットを選んで自分なりにカスタマイズして、オリジナルのチームとしてバトルに参加しよう。戦闘はターンベースで行われるので、毎回の行動が非常に重要となるのだ。シングルプレイヤー用にキャリアモード、デイリーチャレンジがあり、オンライン対戦も可能になっている。
ロボットの配置や性能なども重要だが、どのような戦法で攻め、相手の攻撃を防ぐかで戦況が大きく変わっていく。緻密な戦略と大胆な発想、敵の心理を読む力などが試される。シミュレーションゲームが好きな人にはおすすめのゲームだ!
高い評価を得ている面白いバトル展開!
本作の開発を行ったFacepunch Studiosはゲイリー・ニューマン(Garry Newman)氏が率いており「Garry's Mod」や「Rust」などの有名タイトルを輩出して、イギリスを中心に活躍の場を広げている。
クラッターはβテストを1年間にわたって行っており、改良が施されてきた。未来が舞台になっていて、戦闘に参加するのは全てロボットだ。Grabbers(つかみ取り機)、Flippers(裏返し機)、Mortars(砲撃機)など、個性の違うロボットを選び、チームを結成して、他プレイヤーやコンピュータと対戦する。
お茶目な見た目のロボットたちからは想像できないほど、クラッターでは緻密な戦略が要求され、バトルを高い舞台へと引き上げていく。プレイヤーを熱くさせる数々の仕掛けがゲームを盛り上げ、シングルプレイ、マルチプレイに関わらず、何度でも楽しめる設計になっているのだ。
特に範囲攻撃が非常に重要で、迂闊にまとまっていると、敵の砲撃で一掃されてしまったり、地面を破壊されて転落させられてしまうなど、一発逆転的な要素も強い。先手必勝の言葉もあるように相手よりも先手を打つのが大事だ。敵がどんな作戦を狙っているのかを素早く見極めよう。
どのロボットがどんな移動をして、どうやって攻撃をしてくるか、知っておくことも重要だし、それをどのように使うのかも重要になるのだ。
情報だけでも勝てないし、戦略性だけでも勝てない。対戦相手の癖などもあるだろうし、相性なども存在する。下手なうちはなかなか勝てないので、勝ったときの喜びはひとしきりだ。
将棋やチェスなどのように、頭を使った戦略を求められるので、ゲームに慣れれば慣れるだけクラッターが楽しくなっていく。本当にうまいプレイヤーになれば、常勝も狙えるシステムだ。
ロボットの組み合わせで無限の戦略性!
本作ではGrabbers、Flippers、Mortarsなどを含む、さまざまなロボットで存在しており、ユニットにはそれぞれ長所や短所、そして他の部隊との相乗効果が期待できる。どんなチーム編成を行うかによって、戦略に大きく関わってくるのだ。
相手が密集した陣形を選ぶなら、範囲攻撃ができるロボットが優位になるだろうし、各個撃破を狙ってくるなら、単体攻撃に優れているロボットが活躍する。相手のロボットに挟まれてしまっても、前後同時に攻撃ができるロボットなら窮地を脱することもできるだろう。
戦略の幅はロボットの組み合わせで決まってくるので、自分がどんな戦略が好きか、相手がどんな戦略で来るのかを考え、最適な組み合わせを探すのだ。
使えるロボットが多いため、最初はどれを使えばいいか悩むだろうが、自分なりに戦略が決まってくると、重要なロボットが絞れていくようになる。戦術はかなりの数になるので、自分の必勝の形を見つけ出して欲しい。
シングル・マルチ対応でプレイ環境を選ばない!
本作ではシングルとマルチで異なったプレイが楽しめる。シングルには「キャリアモード」があり、プレイヤーはマネージャーとしての役割を与えられる。チームを1から構築し、シーズンを通したリーグ戦で敵のチームと争い、優勝を目指せるモードだ。
スポンサーシップを獲得し、ロボットを売買しながら、チームを強化していけるので、やりこみ要素もしっかりしている。ライバルチームに勝つだけでなく、最適のメンバーで構成して、最強のチームを作り上げるのだ。
マルチプレイでは、相手のロボットをすべて倒す「デスマッチモード」とマップ上にランダムで生成されたポイントを狙い合う「コントロールゲームモード」が用意されている。共にオンラインでも対戦することが出来るため、身近にプレイヤーがいなくても遊べるのは嬉しい。
勝利によって変動するリーグもブロンズ、シルバー、ゴールドと用意されているので、自分が強くなった分だけよりハイレベルな相手と対戦できるようになっていくシステムだ。
デスマッチモードとコントロールゲームモードの両方で利用可能なマップの絶えず変化するので、飽きることなく何度でも遊べるのも素晴らしい。世界中の優れた司令官たちたちを倒し、世界最強を目指してみよう!
毎日のチャレンジ!
本作では毎日異なるチャレンジが公開されている。それはまるで詰め将棋のように新しい攻略法を考えるための刺激になるに違いない。
特定のロボットで構成された相手チームと戦ったり、予め用意されたチームを使って戦ったり、ランダムなマップで戦闘をこなしてハイスコアを目指すなど、コンピュータとの対戦でも熱くなること間違いなしだ。
おまけに日々の記録はリーダーボードに掲載されるため、最高得点をたたき出す楽しみが毎日用意されているのだ。シンプルなシステムながら、毎日遊べるシステムが用意されているのは、クラッターのユーザーとして嬉しいところだろう。
マルチプレイをしていなくても、毎日のチャレンジをこなすことで、自分のうまさがそれなりに見えてくる素晴らしいシステムだ。毎日選び出される難題をクリアし、ハイスコアを狙っていこう。
本作をやりこむことで、新しいロボットを得るのと同じくらい重要な外見のカスタマイズ機能もアンロックされていく。インタラクティブなアイテムは増え続け、コレクションとして選べるようになる。
何百もの組み合わせが可能となっており、自分だけのオリジナルロボットを作り出すことも容易だ。誰よりも目立つチームを作り上げ、マルチプレイでも目立てるようになるのが素晴らしい。
逆にハイレベルにならないと使えないアイテムでカスタマイズされている対戦相手だと、戦闘が始まる前から緊張感は半端ないだろう。実力あるプレイヤーは容赦なくうまいので、戦いが非常に楽しくなる。
現在、インターフェイスは英語のみの対応になっているが、言語による壁はあまりない。マッチングではたくさんのプレイヤーが見つかるので、対戦相手に困ることもないだろう。
ロボットの動きなど覚えるコトも若干あるが、やるたびに味の出るシステムなので、初心者でもすぐにゲームに馴染めるようになっていく。ターンベースの戦闘になるため、瞬間的な閃きよりも熟考を重ねて行動するタイプの人におすすめのゲームだ!
クラッター(Clatter)スペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 7 (64bit) | Windows 10 (64bit) |
CPU | Intel Core i3-2100 | Intel Core i5-6600 |
メモリー | 4 GB RAM | 8 GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 650 | NVIDIA GeForce GTX 960 |
VRAM | 1 GB | 2 GB |
HDD空き容量 | 5 GB | 10 GB |
DirectX | Version 11 | Version 11 |
備考 | インターネット接続が必要 |
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