「ストリッド(Strid)」は2018年10月26日にゲーム配信サイト「STEAM」にてダウンロードサービスが始まった。開発・販売ともに「kelkk」が行っている。人間やヘリを操り、先の見えない戦場で敵を発見しながら倒していこう。昔懐かしの横スクロールシューティングゲームだ。
ファミコン時代のグラフィックでチープなイメージのあるStridだが、今どきの大人数でのマルチプレイが可能になっている。最大人数64人の大規模戦闘だ。ライトを頼りに敵の居場所を把握し、先手を打つのが勝利決め手になる。
プレイヤーは戦場で1人の兵士として、仲間を助けるために先陣を切ったり、援護したりと、チームワークが大事になっていく。懐かしのアクションシューティングの要素も強く残しているので、Stridはレトロなゲームが好きな人にはオススメだ!
遠くが見渡せない環境で旗取り合戦!
「Strid」のゲーム性は非常にシンプルで、プレイヤーたちは青と緑に分けられ、戦場に配置されている旗を自分が属するチームの色に全て染めると勝利になる。
岩や砂で視界は遮られて狭く、遠くにいる敵が見えないようになっているので、先へ進むときは注意が必要だ。戦闘が起こっているところは地面が血で染まっていくため、攻撃を受ける場所はある程度見た目でもわかるようになっている。
とはいえ、アクションの要素も強く、ジャンプ力も高い。上空に浮かんでいる岩場を通って進軍が可能なため、地面ばかり気にしていると高い場所から狙撃を受けかねないので注意しておこう。
「Strid」は遠くが見渡せない戦場が売りになっているため、遠くの状況を想像する力が非常に重要だ。キャラのHPは紙切れ同然なので、攻撃を受けたらほぼ即死してしまう。
味方の場所も把握し、どこでやれたかなどを判断するコトで、先に攻撃を仕掛けられるようになるはずだ。先手をとれるチームが常に有利になると覚えておこう。
誰でも手軽に遊べる無料ゲーム!
Stridは基本的に無料で手に入るので、ダウンロードするだけで簡単にゲームで遊べるようになっている。ただし、使える武器は限られているため、全ての武器を解放するには、有料のダウンロードコンテンツを手に入れて、フルバージョンにグレードをアップさせる必要があるのだ。
ゲームに慣れて、もっと遊びたいと思ったらメーカーへのお布施をかねて、有料のダウンロードコンテンツに手を出してみるのも良いだろう。少々の金額でたくさんの武器がアンロックされるので、他の無料プレイヤーと大きく差をつけられるはずだ。
Stridにはかなり多くの武器が用意されているが、使える武器はクラスにより異なっていく。敵にやられるたびにクラスを変更できるので、気合いを入れて選ぶ必要はないが、クラスによって戦術も大きく変わっていく。大まかにではあるが、各クラスを紹介しよう。
Assault class
より少ない弾薬と反動で、連射が可能なアサルトライフルを使用する。汎用性が非常に高く、閃光弾を放ったり、小さいながらも壁を作れたりと、近距離での戦いで特に強さを発揮してくれるクラスだ。ゲームを始めたばかりでどれを使えば良いのかわからないという人はこのクラスから使い始めるのをオススメする。
Ranger class
配備可能なスナイパーライフルを扱える。連射性能はあまりないが、かなり遠くまで狙える上に威力は高いので、的確に敵に戦力を削いでいく。扱える武器も攻撃に特化しており、長距離だけでなく、中距離での戦いでも力を発揮してくれる。
Machine-gunner class
激しい連射が可能なマシンガン。視界距離が長いがダメージの少ない上に、反動が大きく軌道が安定しない。サブウェポンにピストルがあるので、よほどの乱戦でない場合にはピストルの方が扱いやすいだろう。砂地を破壊しやすいシャベル、フレアガンなども使えるので、拠点を構築にも役立てる。
Medic class
小さめの武器と医療キット、煙草を爆発させて、爆発バリアを解除できたり、味方の最大HPを増やすなど、RPGのヒーラー的なポジションのクラスだ。味方をサポートに特化しているため、自身の火力は驚くほど弱い。前線に出て戦うのは危険だ。
Engineer class
バーストファイアモードライフル、砂砲、溶接機(ターゲットした車両を修理)、プラスチック爆発物、リモート爆弾など、直接的な戦闘というよりも、裏工作に特化したクラスだ。表だった戦闘能力は低いが罠などで周りをサポート出来る。トラップが好きな人は確実にハマるクラスになるだろう。
Officer class
散弾銃、暴動シールド、スコープで遠くを見たり、他のプレイヤーの弾薬を補給したり、ラジオをつかって空襲させたりと役割は多い。ピアス砲弾、リボルバー、使い捨て対戦ミサイル、使い捨て対空ミサイルを備えているので、防衛にも向いている。幹部的な立ち回りで味方に的確な指示を出せれば、戦況は一気に優位にできるはずだ。
Anti-armor class
グレネードランチャーは高い攻撃力を誇るが反面、連射性能が皆無で囲まれると厳しい。狙撃銃を装備した自動狙撃ライフル、ダメージの低いピストなども使えるので、武器の切り替えが非常に重要なクラスになっている。破壊に特化したクラスで、壁などをどんどん壊せる頼もしさを持っているクラスだ。
以上7クラスをプレイヤーは自由に選択して扱える。ゲームを進めていったり、有料のダウンコンテンツを利用すれば、各クラスの武器などがさらに増えて、戦略がますます楽しくなっていくだろう。
大人数で遊びたいならマルチプレイに参加しよう!
Stridでは最大64人まで遊べるというとんでもないマルチプレイ環境だ。もしも、64人集まらないときでも、コンピュータがボットとして参加してくれる。プレイヤーと同じレベルまでとは言わないが、かなり優れたボットなので安心して戦うことができる。
ゲーム開始時にプレイヤーはどこかの分隊に参加することになる。もしも、知らないプレイヤーと一緒の分隊が嫌なのであれば、空いている分隊を選ぼう。ボットしかいない分隊では、自分が自動的にリーダーになり、自由にボット達を操れるようになるのだ。
慣れない間では回復役であるMedic classはかなり難しいので、ボットにやってもらう方が戦況を楽になるなど、自分のくせに合わせた分隊作りもできるのが嬉しい。
無料のゲームなので全体的なグラフィックは劣るが、それでも暇つぶしに遊ぶにはもってこいの仕上がりになっており、手軽に遊べるという意味では昔のファミコンゲームを思い出させてくれる。
決して悪い話ではなく、Stridは古き良きシステムをそのまま使っているため、素晴らしい面もあるのだ。例えば、今のゲームはキャラのレベルを上げて成長させたり、スキルを使い込んで育てたりとあるていどやりこまないとゲームを楽しめない。
しかし、Stridであれば、最初から上級者と同じレベルでゲームに参加できるようになっている。ゲームにあまり時間を費やせないプレイヤーには非常に嬉しい話なのだ。
手軽に遊べてたくさんの人数でマルチプレイが可能。おまけに上を目指さないのであれば無料でも十分に楽しめるようになっている。ゲームにあまり時間がとれない人やお金をあまりかけたくない人にオススメのゲームだ!
ストリッド(Strid)スペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-6600K | Intel Core i7-9700K |
メモリー | 8GB RAM | 16GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 970 | NVIDIA GeForce RTX 2070 |
VRAM | 4GB | 8GB |
HDD空き容量 | 50GB | 50GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 12 |
備考 |
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